YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

歯痛に苦しむ年末年始 12年分のつけが・・・

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

2021年11月26日のブログで「人生100年時代を支える『歯の健康』 久々の歯医者通いで思うこと…」というタイトルで、私の「歯の健康状態」、「歯医者歴」などをお話ししました。

今日は、私の「歯の健康状態」の「その後」についてお話しします。

前回のブログでは、「奥歯に痛みを感じて歯医者を受診したこと」、「元々、虫歯にはなりにくい体質で歯医者を訪れたのは、12年ぶりだったこと」、しかし、「今回の痛みの原因は、12年間もデンタルケア(歯石の除去などのデンタルクリーニング)を怠っていたために、歯茎が下がっている部分があり、それが原因であること」、「今後は、定期的なデンタルクリーニングをしていく決意をしたこと」などをお話ししました。

ということで、11月の下旬にデンタルクリーニングを終え、「次は2~3ケ月後に」という歯科衛生士さんのアドバイスに従って、1月22日(土)に次のデンタルクリーニングの予約を入れていました。

その後は、歯科衛生士さんから教えていただいた「歯磨きの仕方」を守り、「歯茎をマッサージするように歯ブラシで磨く」その後「歯と歯の間は、歯間ブラシで磨く」ということを行っていたのですが…

最初に「異変」が起きたのは、昨年末、12月28日の深夜のことでした。夜の3時に目が覚めると、右の奥歯の歯茎あたりにズキズキと鈍い痛みを感じました。

そこで、常用している市販の頭痛薬を飲むと、いくぶん痛みは治まったのですが、その夜は、それが気になって、そのまま眠れずに朝を迎えました。

翌朝、早速、歯医者さんに電話してみました。

しかし、時は年末の12月29日です。

「すみません。年内の診療は、いつまでされますか?」

「今日(12月29日)の午前中までです。」

「そうですか。昨夜歯が痛んだので、今日の午前中にどこか空いている時間はありますか?」

「最後の12時ならお入れできますが。」

「12時ですか・・・

だったら、大丈夫です。しばらく様子をみてみます。」

ということで、年末の受診は諦めました。

なぜか?

それは、この日が、以前のブログでお話しした「孫を『ミルク牧場』に連れていく約束の日」だったからです。

「朝早めの時間に予約できれば・・・」と思って電話してみたのですが、12時だと、すでに阿蘇に向かっている時間帯になります。

しかし、その後、この判断を後悔することになります。

次に、歯痛に襲われたのは、大晦日、12月31日の午後3時頃でした。この日も、前回と同じ症状が出ました。

この時も頭痛薬をすぐに飲みましたが、なかなか痛みが治まらずに、「患部を冷やしたい」と考え、冷えピタを半分に切って、頬に貼りました。幸い、今はマスクをつけますので、ちょうどマスクに隠れて他人に見られる恥ずかしさからは逃れることが出来ました。

その後も、このようなことが数回起きた年始の3が日を何とか乗り切り、1月4日の朝一で歯医者さんに電話。

すると、

「朝の最初の時間帯でしたら空いてます。」

という返事に、

「そこで、お願いします。」

と即答。すぐに時間休を申請して、歯医者さんに向かいました。

「今度は、レントゲンを撮ってみましょう。」

という歯医者さんのすすめでレントゲンを撮り、写真をみると、明らかに痛みのある部分の歯茎の骨が落ち込んでいます。

「原因はこれですね。

前回のデンタルクリーニングでは、この部分のクリーニングが出来ていないので、今度は、麻酔を打ったうえで、この部分のクリーニングをしましょう。

ただ、痛みが出ている時にやるのは得策ではないので、今回は、抗生物質と痛み止めを出しておきます。

それで、様子をみて、1週間後くらいにデンタルクリーニングをしましょう。」

というわけで、このときは薬をもらい、1月14日(金)に予約を入れて帰宅しました。

処方された薬を服用すると、痛みは治まり「ほとんどの気にならなくなったぞ。」と油断していた昨日の明け方のことです。

1月12日の午前2時過ぎ、トイレに起きると、右の奥歯に久しぶりの「違和感」を感じました。すると、それはどんどんと悪化し、「まずい」と思って、手元にあった市販の頭痛薬を飲みますが治まりません。

冷えピタを頬に貼ってみますが、痛みが治まることはなく・・・

そのまま朝を迎えました。

(ですから、昨日のブログは、実はこの「歯痛」に苦しみながら書いたものでした…)

そこで、朝の9時に早速、歯医者さんに電話。事情を説明すると…

「朝一番ならお入れできますが…。今からお越しになれますか?」

私は、

「行きます!今すぐに向かいます!」

と即答。すぐに時間休を申請し、歯医者さんに直行しました。

診断結果は、以前と同じ。

再び、抗生物質と痛み止めを処方してもらい、飲むことになりました。

ちょうど、デンタルクリーニングの予約をしている1月14日までに3日間あるので、

「一応、予約は、そのままにしておきましょう。薬を飲みながら、消毒をして様子をみましょう。」

ということに…

まさに、「12年分のつけ」を払い続けている今日この頃です。

皆さんも私のようなことにならないように、こまめなレンタルクリーニングをおススメします。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

3学期始業式 千原台生徒へのメッセージ

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、昨日は、熊本市立のすべての小中高校で始業式が行われ、3学期がスタートしました。

千原台高校でも始業式を行いましたので、そこで生徒たちに向けて話した「校長講話」の中身を今日はお話しします。

まずは、新年の挨拶から。

「皆さん、あけましておめでとうございます。

2022年、令和4年がスタートしました。

オミクロン株の急速な拡大もあり、まだまだコロナ禍から抜け出すことは出来ていません。そのせいで、今日の始業式も当初は、体育館で対面で行う予定でしたが、急遽、オンラインで行うことにしました。

とは言え、今年こそは、様々な行事を実施し、皆さんのたくさんの『一生懸命はカッコイイ』姿をみせてもらえる1年間になってほしいと願うばかりです。」

ということで、体育館からオンラインに切り替えての始業式となりました。

続いて、冬休みを振り返ります。

「さて、昨日で約2週間の冬休みが終わりました。そこで、皆さんに示していた冬休みの合言葉

千原台 『いのち』を守る 冬休み

については、いかがでしたか?

『いのち』には、二つの意味がありました。一つは『生命』。もう一つは、『心のいのち』、つまり、『一生懸命はカッコイイの精神』です

一つ目の『生命』を守るということについては、冬休み中に大きな事故の知らせもなく、満点だってようにように思います。

二つ目の『心のいのち』、『一生懸命はカッコイイの精神』についてはどうでしたか?

家庭での大掃除などにも、一生懸命に取り組めたでしょか?

部活動の面では、『一生懸命はカッコイイ』姿をたくさん目にすることが出来ました。

まずは、昨年末の12月26日、女子陸上部の皆さんが京都で行われた全国高校駅伝大会に出場し、10位でゴールするという力走をみせてくれました。雪が舞い散る厳しい気候条件の中での大会でしたが、その中で全力を出し尽くす姿に大きな感動を覚えました。

また、年が明けた1月8日には、国際経済コース2年生のジャネルさんが、東京で行われた全商英語スピーチ大会に出場しました。結果発表は1月14日ですので、まだ結果は分かりませんが、すばらしい発表をしてくれたと聞いています。良い結果が届くのを楽しみにしています。」

次は、私がこの冬休みに感じたことです。

「さて、本校生徒の活躍以外で、私が毎年、年末年始に楽しみにしていることが二つあります。

一つは、1月2日、3日に行われる箱根駅伝

もう一つは、年末から年始にかけて東京を中心とした関東地方で行われる全国高校サッカー選手権です。

箱根駅伝では、青山学院が歴代最高タイムの走りで完全優勝

高校サッカーでは、熊本県代表として出場した大津高校が大活躍。昨日の決勝戦こそ惜しくも敗れてしまいましたが、熊本県勢初の準優勝という素晴らしい結果を残し、大きな感動を与えてくれました。

私は、この2チームの活躍を支えた共通のキーワードがあると思っています。

それは、『じりつ』と言う言葉です。『じりつ』と言っても、二つの『じりつ』があります。

『自立』と『自律』です。

まず、『自立』とは、・・・(フラッシュカードを示しながら広辞苑での意味を説明)

次に、『自律』とは・・・(同じく広辞苑の意味を説明)

『自立』は、大人になるために当然必要な力であり、これは、高校を卒業するまでに全員がつけなけらばならない力です。

一方『自律』は、一つ上のレベルの力であり、この力がつくとさらに自らを成長させることができます。

青山学院を優勝に導いた原晋監督は、大会後に次のように語っています。

『日頃から考えされるということをしているので、こういうレースでも力を発揮できる。私は、答えをバシッと言う指導ではない。ヒントを与え、それを選手たちが自分でどうアレンジするかが青学のスタイル。』

つまり、選手一人一人に『自分でアレンジすること』が求められており、それを実行するには、選手一人一人が『自律』していることが求められます。

また、大津高校サッカー部の強さを支えているものの一つに『朝練』があります。この『朝練』への参加は『義務』ではありません。

しかし、レギュラー入りを目指すほとんどの選手が『朝練』に参加し、そこで、自分の長所を磨いています。

以前、熊本市内の中学校から大津高校のサッカー部に進んだ教え子は、朝の4時過ぎに起床し、5時過ぎの始発電車に乗って『新水前寺駅』から『大津駅』まで行き、『朝練』に参加していました。

『義務』ではない『朝練』に参加し続けるには、やはり『自律』出来る選手であることが求められます。

皆さんも何か一つでも良いので、自分の中に『自律』して、続けることを見つけてくれると嬉しいです。

それは、日常の中の些細なことでもかまいません。

例えば、『新年からは、これまでよりも10分だけ早起きをして、時間に余裕を持って登校する』というのは、どうでしょうか。

私は、毎朝、朝の8時30分前後に昇降口に立って皆さんとあいさつを交わしていますが、8時35分までに登校することになっているのに、時間ギリギリに駆け込んで登校する人たちがたくさんいます。そのような人たちがこういう目標を設定し、実践してくれると嬉しいです。」

このあと、「コロナウイルス感染症と差別」について、教育委員会の人権教育指導室から届いたプリントを読み上げ、最後は、次のように締めくくりました。

「3学期は、3年生にとっては卒業式を迎え、1・2年生にとっては、次の学年への進級に備える大切な学期です。

『一生懸命はカッコイイ』の精神のもと、一日一日を大切に過ごしていきましょう!」

生徒たちとともに、充実した3学期にしていきたいと思います!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

 

大津、熊本県勢初の準V 真っ向勝負も力及ばず…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日行われた第100回全国高校サッカー選手権大会の決勝戦、大津対青森山田の一戦は、0-4で青森山田が勝利し、「夏のインタハイ」、「プレミアリーグ東地区」に続く「3冠」を達成しました。

今日は、この試合を大津高校の戦いぶりを中心に振り返ります。

大津の先発メンバーは、

GK 佐藤

DF 和田、寺岡、川副、岩本

MF 日高、薬師田、森田、川口

FW 小林、一村

の4-4-2の布陣。大会直前に鎖骨を骨折し、全国大会ではずっとベンチ外だったMF日高選手が先発に起用されました。

対する青森山田も同じく4-4-2の布陣。MF松木、宇野、藤森と世代の日本代表選手を中盤にそろえる強力なメンバーです。顔ぶれは、準決勝と全く同じでした。

この先発メンバーをみて、嬉しかったことが二つあります。

一つ目は、ケガで離脱していた日高選手が、「夢の国立」のピッチに立てたことです。

選手たちにとっても「日高が戻れるまで勝ち進む!」というのは、この大会の目標の一つになっていたはずです。それが、達成できたことに素直に嬉しさを感じました。

あと一つは、山城監督が、4-4-2の布陣を敷き、「真っ向勝負」を挑んでくれたことです。

大津には、前橋育英戦でみせたような「守備を厚くした5-4-1の布陣」という「引き出し」もあります。

青森山田の圧倒的な攻撃力を考えると、そのような戦術をとる選択肢もあったとは思います。

しかし、そうはせずに、日頃自分たちが戦っている形で挑んてくれたことは、決勝戦のピッチに立った大津のすべての選手にとって「財産」となったことだと思います。

さて、試合の方は、戦前の予想の通りに青森山田のペースで進んでいきます。

青森山田の選手たちは、「球際の強さ」、「こぼれ球への反応」などのすべてにおいて、「桁違いの強さ」をみせながらプレーしていました。

そんな展開の中でも、大津のイレブンは「CBの2人を中心とした巧みなラインコントロール」、「身体を張ったシュートブロック」、「GK佐藤の好セーブ」などで何とか失点をせずに、ゲームを進めていました。

しかし、「このまま前半を無失点で凌げれば…」という淡い期待を持ち始めた前半37分でした。

この試合で9本目となるコーナーキックから初失点を喫します。

キッカーは、MF藤森。ニアポスト側に鋭いストーレートのボールを蹴ると、そこへ飛び込んだのはDF丸山。ドンピシャリのタイミングでヘディングシュートをし、ボールは大津ゴールに突き刺さりました。

藤森の「キックの精度」と丸山の「マークを外す動きの巧みさ」によるゴール。「青森山田を褒めるしかない」という失点シーンでした。

続く前半41分にも前線への浮き球のパスをFW名須川がヘッドですらし、そのボールを受けたMF田澤が左サイドをドリブルで崩し、ゴール前にプルバックのパス。ここに、名須川が走り込んで1タッチシュート!

ボールは、名手GK佐藤の股間を抜き、2点目のゴールとなりました。

前半は、このまま終了し、0-2で折り返します。

後半に入っても、青森山田の勢いは全く衰えることがありませんでした。

チームスローガンである「百戦百打。一瞬の心」というチームスローガンを体現する「寸分の隙も無いプレー」の連続で、大津に全く付け入る隙を与えませんでした。

後半10分には、得意のロングスローからの流れで、主将で背番号10番を背負うMF松木が自らゴールを決めて3点目。

さらに、後半33分には、ゴール前へのクロスにFW渡邊がヘディングで合わせて4点目のゴール。

大津の攻撃を「シュート0本」に抑える完ぺきな内容で青森山田が勝利を収めました。

勝戦では、青森山田に「地力の差」を見せつけられる形になった大津高校ですが、今大会での大津の戦いぶりは素晴らしいものでした。

そして、この「夢の国立」の舞台で決勝戦を戦ったという経験は、サッカー選手として、また、一人の人間として何にも代えがたい貴重な「経験」となったに違いありません。

さらに、私たち熊本県民に対して大きな喜びと感動をも与えてくれました。

今年の大津の3年生には、直接「プロ入り」する選手は一人もいません。

もちろん、これだけの逸材がそろっていますので、何人かの選手にはJリーグチームからのオファーがあったようですが、そのすべての選手が「大学に進学して、さらに、自分を成長させてからプロの世界に挑戦する」という選択をしたと聞いています。

今回の「経験」を活かして、巻選手、植田選手、谷口選手などといった日本代表を背負う偉大な先輩たちを追い抜くような人生を歩んでいってほしいと思います。

そして、まずは、胸を張って熊本に帰ってきてください。

準優勝、おめでとう!

そして、大きな感動をありがとう!

心からの拍手と感謝の言葉を送りたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日は、熊本市では3学期の始業式。千原台高校の3学期も今日からスタートです。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

「瞑想」の仕方、リニューアル! 「瞑想」は科学です!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、私の「朝のルーティーン」の一つに「瞑想」があること、そして、私の「瞑想のやり方」については、以前にこのブログでお話ししました。

「瞑想」を始めて1年半くらいになるのですが、昨年末に「始めよう。瞑想 宝彩有菜著(光文社知恵の森文庫)」という本を読んで、「瞑想」の仕方をリニューアルしてみました。

今日は、この本の内容と私のリニューアルした「瞑想のやり方」についてお話しします。

まず、この本の主張で、私が一番皆さんにお伝えしたいのは「瞑想は、宗教ではなく、科学だ」と言う点です。著者は、次のように述べています。

「瞑想と言うと、宗教を思い出す人も多いでしょうし、何か宗教に関係していると思っている方も多いと思いますが、瞑想は宗教以前からあるもので、脳に関する科学的なノウハウです。」(本書p23より引用)

日本では、1995年に地下鉄サリン事件を起こした「オウム真理教」が、「瞑想中に空中浮遊する教祖」などを宣伝文句として信者獲得をしていた時代があり、このことにより、「瞑想」に対するイメージが「宗教的なもの」、「怪しいもの」となった経緯があるように思います。

このことは、とても残念なことです。

あと一つ、私が共感した著者の主張は、

「『脳』と『パソコン』は、性能が似ている」

という主張です。

「瞑想すると、頭が思考するために使用している机上がクリアになり、リフレッシュされます。集中力、発想力、記憶力、企画力等様々な機能が格段に向上します。そのことは、自分自身でも体感できます。

これは、パソコンでも同様のことが言えます。

例えば、PC上のデスクトップに多量のファイルやプログラムが存在していると、次第にパソコンの動きが鈍くなり、性能が落ちてきます。

しかし、不要なファイルやプログラムをデスクトップから除去するだけで、パソコンはまた、サクサクと軽快に動くようになります。これは、パソコンの本来の性能が向上したわけではありませんが、パソコンの作業負荷が減少したので、実際の処理能力が向上したのです。

『瞑想』による脳の機能アップは、画面上の整理によるパソコンの性能アップと同様なのです。」(本書p108より引用)

この例えは、私が「瞑想」を実践してきての実感とも重なっており、とても分かりやすくて、共感出来ました。

さらに、著者は次のように述べています。

「脳の中で特に思考や判断、計算などをしている部分を『頭』(実際には前頭葉の部分)とお話ししていますが、その『頭』が思考作業している一時記憶領域が、すなわち『頭の机上』(デスクトップ)に該当します。その机上に不要なデータ、プログラムを山積していると、頭も軽快に作動しなくなりますが、この机上がクリーンで低負荷だと頭の様々な働き(①~⑧)が向上するわけです。」(本書p109より引用)

として、

①理解力 ②集中力 ③記憶力 ④判断力

⑤洞察力 ⑥発想力 ⑦企画力 ⑧交渉力

が向上すると述べています。

私自身が、これだけの効果を上げているかどうか、自信を持っては言えませんが、今日も、ブログを書き始める前に「瞑想」をしてから書いていますし、周りの皆さんから、

「よく、毎朝、書くことが思いつきますね。」

と言っていただくのですが、「瞑想」のあとに、パソコンの前に向かうと、毎日すんなりと書きたいことが浮かんできます。

これには、「瞑想」が大きく関係しているように思います。

さて、本書で紹介されている「瞑想の手順」は、次の15段階です。

1 設座 座れる場所を確保する

2 着座 20cmほどの座布団などを尻にしいて、胡坐をかいて(私の場合)座る

3 開始前屈 手のひらを床につけて、ゆっくりとお辞儀をするように上体を前に倒す

4 瞑目 目を閉じる

5 起身 上体を起こす

6 結印 印を結ぶ。両手を膝の上に置き、親指と人差し指で輪っかを作る。

7 通気 胸式呼吸。大きく3回。

8 深気 腹式呼吸。胸式呼吸を3回行った後は、腹式呼吸に切り替える。

9 整芯 上体を少し左右に揺らして、まっすぐかどうか確かめてから静止する。

10 唱呪 「オーン、ナーム、スバーハー」と心で唱えながら瞑想する

11 実践瞑想 瞑想を進める

12 境地瞑想 瞑想を深める

13 終了 瞑想を終える

14 終了前屈 手のひらを床につけ、ゆっくりと前屈し、目をあける。その後、ゆっくりと上体を起こす。

15 終了休憩 リラックスする

本書には、イラスト入りでわかりやすく説明してありますので、興味を持たれた方は、ぜひ、本書をお読みください。

私は、年末にこの本を読みましたので、今年の1月1日から、この方法に変えて「瞑想」を続けています。

その成果は、十分体感できています!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日は、午後2時から、全国高校サッカー選手権大会の決勝戦、大津対青森山田戦が行われます。

皆さんにとって、そして、大津高校の選手たちにとって、今日一日が、素敵な一日になりますように。

 

決勝のカードは、大津対青森山田に… 決勝戦の展望は…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、いよいよ大詰めを迎えた第100回全国高校サッカー選手権大会。昨日は、準決勝が行われました。

第1試合は、昨日のブログでもお話しした通り、関東第一にコロナウイルス感染症の「陽性者」が出たということで、「出場辞退」となってしまい、大津の「不戦勝」となりました。

続く第2試合では、青森山田高川学園を6-0の大差でくだし、決勝進出を決めました。

今日は、青森山田高川学園の試合を簡単に振返りながら、大津対青森山田の決勝戦の「みどころ」についてお話しします。

まずは、青森山田の先発メンバーです。

GK 沼田

DF 中山、丸山、三輪、小野

MF 藤森、松木、宇野、田澤

FW 渡邊、名須川

4-4-2の布陣です。

注目選手は、主将で背番号10番を背負うMF松木選手。飛び級でU-22日本代表候補に選ばれており、次のパリ五輪での活躍が期待されている選手です。

他にも、MF藤森、MF小野がU=18日本代表候補に選ばれています。

また、チームとしても「夏のインタハイ」「プレミアリーグ東日本」でともに優勝しており、今大会で「三冠達成」を狙う「超強豪校」です。

対する高川学園は、DFに5人を配し、5-3-2の布陣で試合に臨みました。

高川学園のサッカーで注目されたのは「セットプレー」。スペイン語「嵐」という意味の「トルメンタ」と呼ばれる戦術で世界的にも注目を浴びています。

試合は開始早々に動きました。

前半2分、青森山田フリーキックを得ます。キッカーはMF藤森。右足でゴール前にアーリークロス気味のボールを放つと、そこに、FW名須川が飛び込んでヘディングシュート。ボールは、高川学園のゴールに吸い込まれ、青森山田の先制点となりました。

さらに、前半26分、コーナーキックを得ると、キッカーは再びMF藤森。藤森が蹴ったボールにDF丸山が見事にヘディングで合わせ、2点目のゴールを奪います。

前半は、このまま2-0で終了しました。

後半に入り、12分には、右サイドで藤森がキープしたボールを受けたMF松木。ドリブルでペナルティーエリアに侵入し、角度の浅いところから左足でシュート。このシュートが高川学園のゴールに突き刺さり、3点目を奪います。

続く後半24分には、途中出場のFW小湊が、また、後半40分には、再びコーナーキックからDF丸山がヘディングシュートを決め、さらに、後半44分には前線からの厳しいDFで奪ったボールを途中出場のMF田中がゴールを奪い、トータル6-0とし、大勝しました。

まさに、「東の横綱」。大相撲に例えると「横綱白鵬」クラスの強さを発揮した青森山田のストロングポイントを3つ挙げます。

1つ目は、「百戦百打、一瞬の心」というチームスローガンを全員で実践する「チームとしての隙のなさ」です。

とにかく、全選手が常に集中してプレーしています。

2つ目は、「個人のタレント」のレベルの高さです。

前述の通り、中盤には松木、宇野、藤森と3人の「世代の日本代表候補」をそろえていますし、そのほかの選手たちも一人一人の能力が大変高い。

そのことによって、「ショートパスでの攻撃」だけでなく、「ロングパスでの攻撃」、「ドリブルでの仕掛け」と多彩な攻撃を繰り出すことが可能となっています。

そして、3つ目は「セットプレーからの攻撃」です。

準決勝でも、6点中の3点がセットプレーからの攻撃です。

こうして、青森山田の特徴を挙げてみると、それは、大津にも同じようなことが言えます。

ただ、そのすべての点で、若干、青森山田の方が戦力としては、大津を上回っていると言わざるを得ません。

ここが、「東の横綱青森山田」、「西の横綱・大津」と言われる所以でもあります。

では、決勝戦で大津が青森山田に勝利するためには何が必要か?

それは、何と言っても「集中力」です。

「集中力」で青森山田を上回り、「セットプレーで失点しない」、「先制点を奪う」と言う展開になれば、大津に勝機が見えてくると思っています。

大津高校の選手たちは、きっと、関東第一の思いも乗せて、決勝の舞台で最高のプレーをみせてくれることだと思います。

皆様からのご声援、よろしくお願いします!

勝戦は、明日、1月10日に行われます。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

 

サッカー界に激震 二つの悲しい出来事…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、昨日は、我々サッカーに関わっている者にとって、悲しい出来事が二つ起きました。

一つ目は、第100回全国高校サッカー選手権大会での、関東第一高校の新型コロナ感染症による出場辞退。

もう一つは、長年にわたり高校サッカー界をリードされ、過去6度の選手権優勝という偉業を達成されていた小嶺忠敏先生のご逝去です。

今日は、この二つのことについてお話しします。

まずは、関東第一高校の出場辞退について。

このことは、関東第一の選手たち、監督さんをはじめとするスタッフの皆さん、保護者の皆さん、そして、校長先生をはじめとする学校関係者の皆さんのことを思うと、本当に胸が痛みます。

高校スポーツ界における同様のケースは、これまでにも何回か起こっています。

昨年度の「春高バレー」、そして、夏の「インタハイ」、「甲子園大会」とチーム内や関係者に感染者が出たことにより「出場辞退」という措置がとられました。

ただ、それらのケースと今回のケースでは、ひとつだけ違いがあります。

それは、今大会から設けられた「選手全員に対する試合前のPCR検査」によって、「陽性者」が出たという点です。

ですので、今回、「陽性者」とされた選手は、おそらく「無症状」だろうと思われます。

大会主催者としては、「万全な感染対策」に近づけるための一つの方策だったのだと思います。

そして、「命を守るための方策」、「徹底したPCR検査の実施を!」をという方向性は、マスコミを中心とする世論の大勢を占めている現状もあります。

ただ、出場を辞退することになった選手たちの心情を思うと、本当に複雑な気持ちになります。

大会規定では、「別行動をしている代替チーム(セカンドチーム)の出場は可」となっていたようですが、関東第一高校では、その選択肢はとられなかったということです。

もし、私が関東第一高校の校長なら、どう判断するか…

これも答えを出すことが出来ません。

たぶん、「現場の声」を聞いて、それを優先するしかないと思うのですが…

今後は、関東第一高校の皆さんの気持ちを思い、そっと見守ることだけが、私たちに出来ることだと思います。

また、不戦勝となり、決勝の舞台に立つことになる大津高校の皆さんには、関東第一の選手たちの分まで、精一杯のプレーをみせてほしいと思います。

あと一つの悲しい出来事は、小嶺先生の訃報です。

小嶺先生と初めて触れ合うことになったのは、中学3年生の頃でした。

当時、小嶺先生は島原商業高校サッカー部の監督をされていました。

当時の島原商業は、夏の全国インタハイで優勝し、全国的な「強豪校」の仲間入りをしていた頃でした。

九州内の多くの優秀な選手たちが、「サッカー留学」という形で、長崎県外から島原商業に進学していました。

当時「九州選抜チーム」の一員に選出されていた私にも「島商に来ないか?」とお声かけいただいたのですが、サッカー選手としての技量に自信を持てていなかった私は、その道を選択することはなく、地元の高校へと進学しました。

当時の「九州選抜」の仲間たちのうちの4人が島原商業に進学、高校時代にはライバルとして戦うことになります。

その後、小嶺先生が指導されるチームが、島原商業国見高校長崎総合科学大学付属高校と変わっていっても、多くの子どもたちが、熊本から長崎に渡り、小嶺先生の指導を仰ぎました。

私が、高校生だった約40年前から「厳しい指導」で有名な方でしたが、時々、お会いした時にご挨拶をするととても丁寧に挨拶を返していただく柔和な方でした。

小嶺先生のご功績に、心からの感謝をしつつ、哀悼の意を捧げたいと思います。

小嶺先生、長い間、本当にありがとうございました。

今日は、悲しい話題が二つでした。

明日は以降は、再び、明るい話題をお届けできることを祈りつつ、今日は筆をおきます。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。

いよいよ 明日に迫る! 高校サッカー準決勝・大津対関東第一戦の展望

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、熊本県勢としては67年ぶりとなる準決勝進出を果たした大津高校。地元では大変な盛り上がりをみせています。

それを表す出来事がありました。

準々決勝終了後、大津高校サッカー部の公式ホームページに「保護者会からのお願い」という欄がアップされました。

内容は、

「この度、大津高校サッカー部は初のベスト4に進出しました。そこで、滞在延長に伴う資金不足懸念により賛助金の呼びかけをを行います。…(後略)」

ということで、これは、私も、

「協力せねば!」

と思い、早速、クレジットカードでの決済を試みたのですが、なぜか

「このカードでは、決済出来ません」

との通知が…(もちろん、「ブラックリスト」に載っているわけではないのですが…)

ということで、

「明日にでも『銀行振込』をしよう」

と思い、再び、大津高校サッカー部の公式ホームページにアクセスすると…

保護者会からの「追記」がアップされていました。

「ご寄付くださった皆様に御礼申し上げます。

準決勝進出が決定した4日の20時より寄付活動をスタートさせましたが、みなさまのご厚情のおかげで宿泊費の補充予定を上回る1000万円の寄付が集まる目処がつきましたので、今大会の宿泊費に充当する賛助金の募集は2022年1月6日いっぱいをもちまして終了させていただきます…(後略)」

何と、わずか2日と数時間の間で1000万円を超える賛助金の寄付が集まったというのです!

ホームページからの呼びかけでしたので、地元熊本以外の「大津高校ファン」の方々からも多くの賛助金が寄せられたことだとは思いますが…

改めて「大津高校サッカー」に対する期待の大きさに驚きました。

ということで、今日は、明日の「決戦」の展望をしてみたいと思います。

まずはじめに注目したいのは、大津高校の先発メンバーがどうなるか?

という点です。

準々決勝・前橋育英戦で負傷により途中交代した主将であり、司令塔のMF森田選手のケガの具合が心配されていて、先発メンバーとして起用できるのか?

もし、起用できない時には、準々決勝でも代わって入ったMF宮川選手の先発起用が予想されます。

宮川選手の準々決勝でのプレーぶりもたいへん落ち着いていましたし、プレミアリーグ等のこれまでの試合で、当然、このようなケースも経験しているはずですので、宮川選手が先発したとしても、いつも通りの「大津のサッカー」を展開してくれると思います。

次に、試合展開の予想です。

これは、準々決勝の前橋育英戦とは違い、「大津が主導権を握る展開」が予想されます。

対戦相手の関東第一は、大会の開幕戦となった初戦の中津東戦こそ6-0で大勝を収めていますが、2回戦の尚志には、0-0でPK勝ち。3回戦の矢板中央には、3-2で競り勝ち、準々決勝では優勝候補と目されていた静岡学園に1-1からのPK勝ちを収めました。

2回戦以降は、すべてこれまでの大会でも多くの実績を残してきている「実力校」に僅差の勝利を挙げ続けている「波に乗るチーム」です。

相手が「実力校」だったということもあり、ここ数試合でみられる関東第一の戦い方は、「GK笠島を中心とした堅守からのカウンター」という展開を得意としています。

攻撃の中心となるのは、主将で背番号10番のMF肥田野選手です。

さて、このような関東第一を破るために必要なことは…

2つ挙げたいと思います。

1つ目は、「先制点を奪う。そして、その後の複数得点につなげる。」

ということです。

準々決勝でPK戦の末に敗れた静岡学園も後半20分に何とか先制点は奪ったのですが、追加点を奪うことが出来ず、終了間際の後半40分にカウンターから失点。

PK戦へと持ち込まれて、敗戦を喫してしまいました。

このような試合展開は避けたいところです。

2つ目は、「平常心」です。

私は、大津が「普段通りのサッカー」を展開することが出来れば、この一戦は大津に分があると考えています。

そのような中で、関東第一に若干の有利があるとすると、

「関東第一は、開幕戦でも国立で試合をしている」

という「経験」の差です。

ただ、「開幕戦の国立」と「準決勝の夢の国立」の雰囲気は同じではありません。

また、大津の平岡総監督は、高校3年生の時に「満員の国立競技場」で決勝戦を戦い、優勝するという「経験」をお持ちです。

必ずや、選手たちを「平常心」でピッチに立たせてくれることだと思います。

明日、1月8日㈯12時05分キックオフの準決勝。

「郷土の誇り」を胸に戦う大津高校に精一杯のご声援をお願いします!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。