YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

千原台サッカー部完勝で初戦突破!試合会場での名将との再会

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。

昨日は、熊本県高校総合体育大会のサッカー競技に出場しているサッカー部の初戦(2回戦)の応援に行ってきました。試合は、開始早々から常に主導権を握り続け、ゴールを重ねて11ー0の完勝でした。サッカー部の皆さん、おめでとう!ただ、まだ、大会は始まったばかりです。今週末からは、次々と強豪校との対戦が待っています。さらに良い準備をして、次戦に臨んでください。

さて、その試合会場だったのが、ルーテル学院グラウンドでした。ルーテル学院と言えば、昨年も熊本県代表としてお正月の全国高校サッカー選手権大会に出場した熊本を代表するサッカー強豪校です。その監督を務めるのが小野秀二郎氏。ルーテル学院をサッカー強豪校に育てあげた名将です。

そんな彼と久しぶりに再会することが出来ました。ルーテル学院の特徴の一つは、中高一貫の6年間の育成システムです。ルーテル学院高校とともに付属のルーテル学院中学校サッカー部の強さは、熊本県内ではさらに際立っています。小野監督の監督人生のスタートは、ルーテル学院中学校でした。当時、三和中学校、京陵中学校でサッカー部の監督を務めていた私は、何度もルーテル学院中学校と対戦させてもらいましたが、ついに直接対決で勝つことは1度もできませんでした。最も勝利に近づいたのは、今から9年前の夏の中体連大会、京陵中対ルーテル学院中の試合でした。前半に1点を先行されたものの後半に2ゴールを奪い、見事に逆転!このまま勝利かと思いきや終了間際に、コーナーキックから同点にされてしまい、試合はそのままPK戦に。残念ながらPK戦で敗れてしまいました。その翌年に教頭となり、管理職になったためにサッカー部の監督を引退したので、結局、この試合が中学校サッカー部の監督として采配した最後の中体連大会になりました。

ルーテル学院サッカー部の強さは、何と言っても最後まで諦めない粘り強さです。その証は、昨年の高校サッカー選手権熊本県大会でも残しています。準々決勝、準決勝、決勝と何と3試合連続のPK勝ちで全国大会出場の切符の勝ち取ったのです。特に圧巻だったのは、熊本県随一の強豪校である大津高校を破った試合でした。力では有利とみられていた大津を相手に粘り強く守り抜き、PK戦に持ち込んで見事に撃破したのです。ルーテルの選手がPK戦に臨むときの様子はまさに自信に満ちていました。

この強さは、どこから生まれるのか。もちろん、常日頃積み重ねている厳しいトレーニングが第一でしょう。しかし、私はそれだけではないと思っています。あと一つの大きな要因は、小野監督のオフザピッチの指導の素晴らしさです。オフザピッチとは、ピッチの外、つまり、日頃の生活の中での立ち居振る舞いのことを言います。サッカー界では、ピッチでの技術指導と同様にこのオフザピッチの指導を大切にしています。

ルーテルグラウンドに行くと毎回、サッカー部の選手たちからさわやかな挨拶をしてもらえます。トイレのスリッパは、いつもきれいに並んでいます。ルーテル中のサッカー部員がトイレを済ませたあとに、自分のスリッパだけではなく、すべてのスリッパをきれいに整えてトイレを出る姿をみたときは、本当に感心しました。

このような強豪の強さの秘訣を見習い、熊本県の高校生がさらにレベルアップしていくように頑張ろうと決意を新たにした1日でした。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。素敵な月曜日をお過ごしください。