YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

日本代表ガーナに完勝 本気でつかめ!金メダル

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに地元の熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日は、そちらの視点でのお話です。

昨日(6月5日)、U-24日本代表対ガーナ代表のサッカー国際親善試合が行われました。この試合の目的は、間近にせまる東京オリンピックに向けてのチームの強化です。

試合の結果は、6-0で完勝。先日行われたフル代表との試合で出てきた課題を修正し、素晴らしいプレーを見せてくれました。

その中心にいたのが、吉田麻也酒井宏樹遠藤航の3人です。オーバーエイジ枠としてチームに加わった3人のプレーは、一言で言うと「格が違う」と言えます。守備の予測、球際の強さ、攻撃へ切り替えのスピードなどで相手を圧倒し、守備に安定をもたらしていました。

ここまでのことは、どの新聞にも書かれています。私がお話ししたいことはここからです。このチームは、オリンピックでどんな活躍のするのか?活躍するためには、何が必要か?

必要なことは、選手・スタッフ全員の「コンフォートゾーン」を高いところに設定することです。「コンフォートゾーン」とは、その人が心理的に安心して過ごせる状態にある場所という意味を表す言葉です。簡単に言うと年収500万円の人は年収500万のコンフォートゾーンにいて、年収1億円の人は年収1億円のコンフォートゾーンにいます。この二人が夕食時に毎晩ワインを飲んでいるとします。おそらく500万の人が飲むのは1本1000円未満のデイリーワインです。その食卓に1億円の人が飲んでいるような1本100万円のロマネコンティが出されても、それを美味しく味わうことは出来ません。それは、自分の「コンフォートゾーン」から大きくずれている出来事になるからです。

宝くじに高額当選した人のほとんどが、その後の人生を幸せに過ごしていません。それは、その人が手にした数億円というお金がその人の「コンフォートゾーン」と合っていないからです。

ここで、話をサッカー日本代表に戻します。私は、今回のU-24代表の東京オリンピックでの活躍は、大いに期待できると思っています。

その理由は、インタビュー等で選手たちが「東京オリンピックで金メダルをとります」ということを口々に述べているからです。これが「メダルをねらいます」だと、活躍はほとんど期待できません。それは、その選手のコンフォートゾーンがメダルに手の届かないところにあるという証拠になってしまうからです。

昨日の試合でも、「格の違い」をみせてくれた吉田と酒井は、ロンドンオリンピックを経験しています。そして、その大会では初戦で優勝候補のスペインを破り、そのまま波に乗り、準決勝まで進みました。しかし、準決勝では、メキシコに先制点を奪うも惜しくも逆転負け。3位決定戦でも宿敵韓国に0-2で敗れてメダルを逃すという経験をしています。その後、二人は欧州へ根を下ろして、世界のスーパースターと対峙してきました。遠藤もリオオリンピックにキャプテンとして出場。その後、欧州に活躍の場を移し、昨シーズンは世界4大リーグの一つ、ドイツブンデスリーガで「デュアル率1位」という素晴らしい活躍をみせています。彼らの「コンフォートゾーン」は、当然高いところに設定されています。

これに続く久保建英、堂安律などの欧州の厳しさを知る若手選手が、「東京オリンピックで金メダル獲得」「フル代表のレギュラーとして活躍」「欧州のトップリーグで大活躍」という高いコンフォートゾーンを築いていれば、チームは大きな成果を上げるはずです。

我々も高い位置にコンフォートゾーンをおいて、このチームの活躍を楽しみましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今日は、ロアッソ熊本の試合、沼津戦があります。明日のブログで「リーグ戦4連勝!」と書けることを期待しましょう。素敵な日曜日をお過ごしください。