YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ロアッソ熊本、首位の富山と引き分け スポーツが持つ「他喜力」とは…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカーの解説の仕事もしています。

昨日(6月13日)、J3リーグ第11節カターレ富山ロアッソ熊本の試合が行われました。

私は、ロアッソ熊本のホームゲームの時には、地元のFMラジオ局「シティーFM熊本791のビクトリーラジオ」で解説をしています。

昨日は、アウェイゲームでしたので、インターネット通信DAZNでの観戦となりました。

試合の方は、ロアッソの立ち上がりの入りが良くなくて、前半8分にコーナーキックからヘディングシュートを決められて、1-0とリードされてしまいます。しかし、そこから徐々にゲームの主導権を握り返し、後半34分、右サイドを崩した杉山からのグランダーのクロスを岩下が見事なボレーシュート。これがゴールネットを揺らして、1-1の同点!この後も何度か決定機を作りますが、ゴールを奪うことは出来ずに、試合は1-1の引き分けに終わりました。

この試合の詳しい解説は、今日の午後7時に公開するYouTubeチャンネルでお話しします。YouTubeで「南弘一 ロアッソ熊本」と検索していただくと観られますので、ぜひこちらもご覧ください。

さて、そこで今日お話ししたいのは、「他喜力(たきりょく)」という言葉についてです。皆さん、聞いたことありますか?

「他喜力」とは、読んで字のごとく「他人を喜ばせようとする力」です。

この言葉は、造語であり、その生みの親は西田文郎さんです。西田文郎さんは、日本スポーツ界のメンタルコーチの草分け的な存在で、これまで数多くのトップアスリートをオリンピックの金メダルをはじめとする輝かしい栄冠に導かれた方です。

そんな西田さんが、「社会的な成功と人間的な成功の両方を可能にする力」として提唱しているのが、「他喜力」です。

昨日のロアッソの試合はDAZN観戦でしたので、中継を観ながら、解説的なことをTwitterでつぶやきながら、観戦してみました。すると、私のTwitterをフォローしてくださっているロアッソ熊本サポーターの皆さんが、ロアッソの選手の1プレー1プレーに一喜一憂するつぶやきがたくさん入ってきました。そして、同点ゴールが生まれた瞬間、その喜びが爆発しました。

プロスポーツ選手にとっての「他喜力」とは、厳しいトレーニングを重ねることにより、自分を応援してくれるファン、サポーターの人たちを喜ばせることです。

2008年の北京オリンピックで女子ソフトボール日本代表のエースとしてチームを金メダルに導き、今、なお現役選手として2021年の東京オリンピックを目指している上野投手は、北京オリンピック後のインタビューで、そのことを次のように言っています。

「今回のオリンピックを通して思ったのは、自分が誰かのためにと思ってがんばってきたことが最終的に自分に還ってくるんだということなんです。ブーメランじゃないですけど、相手に向かって一生懸命に投げると、最後は自分のところに戻ってくるんだって。だから、仲間に自分が手を差し伸べると、逆に自分が苦しい時にはみんなが手を差し伸べてくれるんです。」

ソフトボールを自分のエゴのためにやってるって感覚はないんですよね。自分は、監督やファンの方々や、これまでお世話になった人たちが喜んでくれる姿が見たいからがんばれるんです。」(西田文郎著「最幸の法則」ダイヤモンド社より)

まさに、トップアスリートの言葉です。

ロアッソ熊本の次節は、ホーム・えがお健康スタジアム鳥取SCとの対戦。6月20日19時30分キックオフでビクトリーラジオの中継もあります。そこで、ロアッソ熊本の選手たちが「他喜力」を発揮してくれることを期待しましょう!

また、私自身もラジオを聴いていただいている皆さんに喜んでいただけるように全力で解説します。試合の時間帯に、インターネットで「熊本シティーFM791」を検索していただくとホームページからサーマルラジオで、日本全国どこからでもお聴きいただけますので、読書の皆様にも聴いていただけると嬉しいです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。週のスタートの月曜日、素敵な1日をお過ごしください。