YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

読書のすすめ 「レゴ型思考」人間を目指して!(前編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。

突然ですか、皆さんは、今、どのくらい本を読んでいますか?

2020年に文科省が行った全国の16歳以上の男女を対象とした調査によると、1ケ月に読む本の冊数が「0」という人が47%、「1,2冊」という人が37%で、全体の8割を超える人たちが、「月に2冊以下」と答えいます。

私もつい5年前までは、この8割に含まれていました。

しかし、昨月(5月)に私が読んだ本の冊数を昨日調べてみたところ「37冊」でした。1日平均1冊以上を読んでいました。

そこで、今日は、私がこのように「多読」するようになったいきさつとその恩恵(今後期待される恩恵も含めて)について、お話しします。

小中高校生時代の私を振り返ると、読書とは全く無縁の生活を送っていました。夏休みの宿題として課されていた「読書感想文」が何より苦痛で、その宿題をこなすために、長い夏休みですら、いやいやながら1冊だけ読むという感じでした。

そして、高校1年生の夏休み。サッカー部の練習がますます厳しくなると、その1冊を読む気力もなくなりました。(この夏の猛練習のおかげでその年の冬に全国サッカー選手権への出場を果たすのですが…)

そこで、思いついたのが「あとがきだけを読んで感想文を書いちゃえ!」という名案(?)です。選んだ本は、「課題図書」に含まれていた「ひめゆりの塔」。あとがきには、筆者の思いが込められているので、「その思いへの思い」のようなものを書き、何とか夏休みの宿題をクリア!とほっとしたのもつかの間。何とその感想文が「読書感想文コンクール」で入選してしまい、赤面するやら「あとがきからのパクリがばれるのでは…」と青くなるやら、というばちあたりな高校生でした。

大学へ進学し、サッカー部の先輩が読んでいた片岡義男の小説に一時はまりましたが、これも一時的なマイブーム。読んでることがちょっとおしゃれに感じただけの「かっこつけ」でしたので、そのマイブームはすぐに去っていきました。

そして、右も左もわからず、小学校の教員となり、さすがに「勉強しなくては」と教育関連の本を読んだ時期もありましたが、これまた、少し仕事になれてくると持ち前の「慢心」が頭をもたげて、長続きしませんでした。

その後、36歳で急性肝炎を患い1ケ月入院したことがあり、その時は、さすがに毎日が暇で仕方なくて、1日1冊くらいは読んでいましたが、これまた、退院して元の生活に戻ると読書とは縁が遠くなりました。

その後、サッカーの県のトレセン(選抜チーム)の監督をしている頃にサッカー指導者としての壁に突き当たり、オシムベンゲルモウリーニョなどの名監督が書いた本を読み漁ったこともありましたが、その後、教頭になるとまた読書から遠ざかりました。

こんな私に、「読書の神」が降りてきたのは、5年前、校長に昇任したときです。

それまで、目の前の生徒を育てることに全力を尽くしてきた私でしたが、校長となるとその仕事の内容は大きく変わります。校長の仕事は「学校経営」。つまり、これまで生徒を育てるといういわば「技術者」だった私が、いきなり「経営者」になってしまったわけです。

そこで、「とりあえず経営者として成功した人の本を読んでみよう。」と考えました。

手に取ったのは、松下幸之助稲盛和夫斎藤一人という昭和から平成にかけての「経営の神様」クラスの人たちの本でした。

この中でも、私がドはまりしたのは、斎藤一人さんの本です。とにかく一人さんの本に書いてあることは、そのすべてが、当時の私にとっては「まさにその通り!」と思えることばかり。そして、彼の教えを実践していくと、いろいろなことがクリアしていけるのです。斎藤一人さん自身が書かれた本はもちろんのこと、そのお弟子さんたちが書かれた本のほぼすべてを読みつくしました。

その後も、小林正観、天下伺朗、中谷彰宏、永松茂久などいわゆる自己啓発書のベストセラー作家の皆さんの本にはまり、少しだけレベルをあげて、D・カーネギーの「人を動かす」、S・R・コヴィーの「7つの習慣」など世界的な名著も読みました。

そして、今は、茂木健一郎中野信子苫米地英人など脳科学者の皆さんが書かれた本にはまっています。

今日は、私の読書遍歴だけになってしまいまして、タイトルに書いた「レゴ型思考」が何なのかもお話し出来ませんでした。この続きは、明日のブログでお話ししますね。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。素敵な火曜日をお過ごしください。