どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日は、ロアッソ熊本のホーム・えがお健康スタジアムでガイナーレ鳥取との試合が行われ、ラジオの生中継で解説をしました。
結果は、前半にコーナーキックのこぼれ球を杉山が見事に左足を振りぬきゴール。後半、さらに試合の主導権を握ってゲームを進めるも追加点を奪ず、逆に終了間際に痛恨の失点をし、1-1の引き分けとなってしまいました。
Jリーグのレギュレーションでは、勝てば勝ち点3,引き分けで勝ち点1,負けると勝ち点は0となっています。今年は15チームのでのリーグ戦ですので、全チームとホームとアウェイで1試合ずつを行い、28試合で勝ち点を争います。
鳥取を破れば、勝ち点で首位に並ぶことが出来た試合での引き分けですので、「勝ち点2を失った」という引き分けになってしまいました。
大木監督は試合後、次のように語っています。
「序盤はバタバタしてしまった。守備が下がり気味になって押されたが、修正して良くなった。最後の失点よりも、追加点を奪えなかったことで苦しくなった。1点じゃ勝負は分からない。」
確かに追加点が奪えなかったことが、この結果に結びついたことは間違いないと思います。
ただ、私は、そこにもう一つメンタル的な要因があると考えています。
それは、選手たちを襲ったであろう「悪い予感」です。
今シーズンのロアッソ熊本のホームゲームを振り返ると、ホーム開幕戦の鹿児島との一戦は、2-0とリードしながら2失点を喫して引き分け。続く宮崎戦は、全く良いところを出せずに1-2で敗戦。八戸戦でも2点のリードを守り切れず2-2の引き分け。長野には2-0と勝利して、ようやくホーム初白星をあげるも、続く沼津戦では0-1で敗戦。そして、昨夜のゲームと続くわけです。
こうしてみると、選手・スタッフ、そして我々サポーターにとって満足できるゲームは、長野戦1試合のみです。こういう状況の時に、現れてしまう感情が「悪い予感」です。
日本のメンタルコーチ第1人者である西田文郎氏も次のように述べています。
「スポーツ選手の頭の中に『悪い予感』がよぎった時には、それは、必ず現実化してしまう。」
これを払拭するためには、日頃のトレーニングの時から常に「勝利のイメージ」を持ってトレーニングし、試合中も最後まで「勝利のイメージ」を持ち続けるしかありません。
選手・スタッフの皆さんは、常に全力で取り組んでくれています。我々サポーターも何とかこの「悪い予感」を払拭して、次節以降も全力でサポートしていきたいと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今日は、夏至ですね。一年で一番長い日中を素敵にお過ごしください。