YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

サッカー五輪代表決定 本気で「金」のメンバー選考!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、ついに、東京五輪に臨むサッカー日本代表チームのメンバー18人が発表されました。以前のブログでも、「今回の日本代表は絶対にメダルを取る!」という私の予想と根拠をお話ししましたが、今回のメンバーをみて、さらにその意を強くしました。

今日は、その理由をお話しします。

今回のメンバー選考で私が感心したことは、その「バランス」と「多様性」です。

良いと思った3つのポイントをお話しします。

まず、一つ目は、Jリーガーが9名、海外クラブの所属選手が9名というバランスです。現在、Jリーグでプレーしている選手には「この五輪をきっかけとして海外クラブで活躍したい」という「野心」があります。海外でプレーしている選手には「日頃からフィジカルが強く経験豊富な外国人選手と戦っている」という「自信と経験」があります。「野心」だけが強いと自分をアピールするための個人プレーを志向してしまうリスクがあり、「自信と経験」が強すぎると慢心につながるリスクがあります。なので、チーム全体としてこのバランスがとれていることは大きな強みとなります。

二つ目は、年齢・代表経験の多様性です。まず、年齢ではU-24代表なので、当然同世代が多いのは当たり前ですが、オーバーエイジ枠をうまく活用し、今回のチームでは最年長が32歳の吉田麻也、最年少が20歳の久保建英です。久保は、次のパリ五輪の出場資格もある年齢です。また、代表経験でも五輪の経験者がオーバーエイジで選出された吉田、酒井、遠藤の3名。フル代表で、すでに常連として活躍している選手が、富安、堂安、久保などと数多くいます。多様な世代のそれぞれの経験値は、チームの大きな財産です。

三つめは、これまでの経歴の多様性です。まず、私が注目したのは、大学サッカーを経験した選手が4名いることです。旗手、三苫、相馬、上田の4名です。高校時代にユースチームや高体連の名門チームでプレーしている選手たちの目標は、当然「プロ入り」です。そこで、プロに行かずに大学に進んだということは、それなりの挫折を感じた「18歳の春」があったということです。同じような悔しさをばねに大きく成長した選手の代表格が、中村俊介と本田圭介です。いずれも中学生時代Jクラブのジュニアユースに所属していましたが、高校生になるときにユースチームに昇格できず高体連チームに進むという「15歳の春」を経験しています。このような悔しさをバネに成長した選手には、それなりのたくましさがあります。

また、J2、J3でのプレー経験がある選手も3人います。前田が松本、水戸で、谷がG大阪U-23で下部リーグのプレー経験をしています。ちなみにこの3名は、J2、J3ロアッソ熊本との対戦経験がありますので、私も解説者として彼らのかつてのプレーを観ました。このように下のカテゴリーから「成りあがって」きた選手は、それなりの強いメンタリティーを備えています。

以上が、今回のメンバーをみて、このチームの活躍を確信した理由です。

森保監督は、「金メダルを獲得するための現時点のベストメンバーを選んだ」と話してします。私たちサポーターも、この森保監督の言葉を信じ、ワクワクしながら日本代表チームを応援しましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。週の中日の水曜日、素敵な1日をお過ごしください。