YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ロアッソ熊本 雷雨中断を経て 岩手と痛み分け

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨夜は、その解説の仕事をしてきました。ロアッソ熊本のホーム、えがお健康スタジアムで行われたJ3リーグ第14節、ロアッソ熊本対いわてグルージャ盛岡の試合をライブ中継でお伝えする熊本シティーFM791「ヴィクトリーラジオ」での解説です。

試合の方は、前半35分、ロアッソ熊本のFW杉山が右サイドから中へドリブルでカットイン。逆サイドのFWターレスへのグランダーのパスをターレスが右足でシュート!ゴールを揺らし、ロアッソ熊本が先制します。

その後、岩手の反撃を受け、前半43分、ペナルティーエリア内でドリブルする岩手のFWブレンネルに対してファールを犯し、岩手にPKが与えられました。しかし、ここは熊本のGK佐藤が見事なセーブでPKを防ぎ、1-0と熊本がリードして前半を終了しました。

ハーフタイムに熊本は、プロ入り初ゴールを決めたターレスに変えてFW樋口を投入。後半の立ち上がりは、樋口の得意のドリブルもみられて良い流れと思われた矢先の8分、右に流れていた岩手のFWブレンネルが起点となり、逆サイドでフリーのMF中村にボールが渡ります。これを中村が右足でシュート。熊本のネットを揺らし、1-1の同点となりました。

このころから雨脚が強まり、豪雨の中でゲームが進みますが、後半20分になろうかというところでスタジアムに雷鳴がとどろきました。レフェリーの判断により、試合は「雷雨のための中断」となります。

この時点で時刻は、午後8時半。

スタジアム内にアナウンスが流れました。

「午後9時に試合を続行するかどうかの判断をいたします。今しばらく、お待ちください。」

ラジオの放送時間は、午後8時58分30秒までです。残り時間は、実況アナウンサー、アシスタント、解説の私の3人で「トークショー」をして、放送を終えるというまさに異例のオンエアとなりました。

その後、「判断時刻」が「9時」から、「9時15分」、「9時30分」、「9時40分」と変更され、結局「10時に試合再開」が決定されました。

午後10時に、後半20分から再開された試合は、後半37分に岩手のFWブレンネルが2枚目のイエローカードで退場。優位に立った熊本が、DF黒木、MF岩下の立て続けのシュートなどで攻勢をかけますが、ゴールを奪うことは出来ずに1-1の引き分けで試合は終了しました。

この試合でリーグ戦の半分の日程が終わりました。

ロアッソ熊本の順位は、勝ち点24で4位。首位に並ぶ富山、福島の勝ち点が26ですから、その差は勝ち点2。8位の八戸の勝ち点が20ですので、勝ち点6差の中に8チームがいるという大混戦で前半戦を終えています。

ロアッソ熊本の前半戦を振り返ると、2つのポイントがあります。

一つ目は、昨シーズンより大きく守備の改善がみられているということです。14試合を終えての失点は12。1試合平均0.8点です。「点は取れてもそのたびに失点を重ねる」という昨シーズンの課題を克服しつつあると言えます。

あと一つは、「勝てる試合を引き分けで終わってしまう」という課題です。ロアッソの24の勝ち点の内容は、6勝6分け2敗。「6」という引き分けの数は、7位の長野と並んで、「リーグ最多」です。

リーグ戦の勝ち点は、「勝利が3,引き分けが1,負けが0」です。6の引き分けのうちで1試合勝てていれば、首位に並び、2試合勝てていれば単独首位だったということになります。

「勝負の世界に『たられば』は、ない。」と言いますが、サポーターの一人としては、いかにもったいないと感じます。

これから、リーグ戦は約1か月半の中断期間に入ります。この中断期間で大木監督の指導のもとにチームの「熟成度」を上げていき、「引き分け」を「勝ち」に変えていけるチームに成長してくれることを期待しましょう!

昨夜のゲームでは、午後10時半の試合終了。その後、後片付け等に従事されたであろうすべての関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。そのような皆様のおかげで、我々サポーターは、サッカー観戦を楽しむことが出来ています。そのような皆様に心より感謝して、今日のブログを閉じます。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。週の始まりの月曜日、素敵な一日をお過ごしください。