YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

サッカー五輪代表 本気で狙える「金メダル」 その根拠は…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日、東京オリンピックに臨むサッカー男子日本代表が、ホンジュラス代表とのテストマッチを行い、3-1で完勝しました。

これまでもこのブログで、

「今回のチームは、メダル獲得の可能性がたいへん高い。」

とお話してきましたが、昨日の試合を観て、その期待感はますます膨らみました!

まずは、簡単に試合を振り返ります。

日本の先発メンバーは、

GK谷、DF酒井、吉田、富安、中山、MF田中、遠藤、久保、堂安、三好、FW林

の11人です。FW林は、当初の選考選手18名には選ばれていませんでしたが、「コロナに対応するために登録メンバーを18名から22名に増やす」というレギュレーションの変更が行われたために、正式なメンバーとして登録されました。

試合は立ち上がりから、日本のペースで進みます。そして、前半9分、奪ったFKをMF久保が左足で、ふわりとしたボールを相手の壁の裏へ蹴りこみ、そこに走りこんだDF吉田がうまく1タッチで合わせてシュート。先制点を奪います。

その後も主導権を奪う展開が続き、前半40分、左サイドを崩してMF三好から中央のFW林へグラウンダーのクロス。これを林が1タッチで落とし、走りこんだMF堂安が利き足ではない右足で放ったシュートが決まり、追加点を奪いました。前半のホンジュラスのシュート数は0。ほぼ完璧な内容のゲーム展開でした。

ホンジュラスは、ハーフタイムに多くのメンバーを入れ変えて、後半に臨みます。

後半に入っても20分までは、そのまま日本ペースで試合は、進みました。

しかし、そうは簡単にいかないのが、サッカーです。後半21分、日本の右サイドを崩されて、相手選手のシュートがDFに当たる形でゴールを奪われ、1点を失います。

その後、日本も交代選手を投入して反撃に転じ、後半40分、左サイドを突破した途中出場のMF相馬のクロスに再び堂安が合わせ、3点目。勝負を決めました。

この試合を経て、また、世界のサッカーシーンを鑑みて、私の期待感が増した理由をお話しします。

まず、一つ目は、何と言っても「チームの仕上がりの良さ」です。

皆さんの中には、

「相手が弱かったんじゃないの?」

と思われる方もおられるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

北中米カリブ海の第2代表であるホンジュラスは、予選でメキシコに敗れたものの0-1と接戦をしています。また、前回のリオデジャネイロ五輪では、ベスト4に進出しています。

そのホンジュラスを相手に、内容的には「格の違い」を見せつける試合が出来ていました。

しかも、昨日の試合には、ACLに出場していた川崎FC大阪の選手が合流できていません。彼らが合流してフィットすれば、さらに、チームの総合力は上がるはずです。

二つ目の理由は、「今回の五輪に出場する他国のチーム事情」です。

サッカー界のいわゆる「列強国」と言われる国のほとんどは、「欧州勢」と「南米勢」です。その二つの大陸でフル代表が競い合う「ヨーロッパ選手権」と「南米選手権」が行われており、それらの国の五輪代表には、日本の吉田、酒井、遠藤のような「フル代表でも中心であるオーバーエイジ」や久保、堂安のような「フル代表でも中心になるU-24の選手」が出場出来ません。

これまでの五輪でも、メキシコが優勝したり、アフリカ勢が決勝に進出したり出来た背景には、こような事情があります。

それを考えて、出場する各国の戦力を分析すると日本の力は、十分「Aクラス」と評価できるというのが、私の考えです。

Jリーグが、中断期間に入り一抹の寂しさを感じていましたが、昨日の試合を観て、東京五輪での男子サッカー日本代表の活躍を予感し、ワクワクして来ました!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。素敵な一日をお過ごしください。