YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

新生徒会執行部誕生! 頼もしき若きリーダーたち 

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

 7月16日のブログ、「時代を先取り! 近未来を予感させる『生徒会役員選挙』」で千原台高校の「生徒会役員選挙」の様子をお話ししました。今日は、その「選挙の結果」とその後の「生徒会の動き」についてお話しします。

会長、2年副会長、1年副会長の定数は、いずれも1人です。その3つの枠に対して、9人の生徒が立候補しました。

その選挙に見事に当選した3名を紹介します。

まず、会長に当選したのは、Iさんです。彼は前生徒会でも事務局の一員として活動してくれていました。彼の素晴らしいところは、何と言っても生徒会活動に対する意欲の高さです。今回の選挙戦でも、どの候補者よりも完成度の高いポスターを作成し、いたるところに掲示。選挙運動期間中は、誰よりも早く登校し、校門に辻立ちをして登校してくる生徒たちに挨拶をしていました。立会演説会では、学校の教育目標である「一生懸命はカッコイイ!」の言葉を発するとともにガッツポーズを決めて、自らの意欲を全校生徒に伝えてくれました。

2年副会長に当選したのはSさんです。彼女もIさんと同様に前生徒会でも執行部の一員として活動した経験があります。今回の生徒会でも

「これまでの経験を活かして、会長をサポートしていきたい」

という意欲を持って、2年副会長に立候補してくれました。まさに、会長を支える副会長に適任の実務派タイプです。

1年副会長に当選したのは、Nさんです。彼女の立候補の動機は、

「今進んでいる『校則の見直し』に積極的に関わっていきたい。」

というものでした。現在、熊本市では「市立高校改革」が進んでいます。千原台高校も令和5年度には、「新しい市立高校」に生まれ変わるべく、現在、改革の真っ只中です。それとともに熊本市立のすべての小・中・高校で進んでいるのが、「校則の見直し」です。この「校則の見直し」は、必ず生徒の意見を反映させるルールになっていて、新生徒会のメインテーマの一つなのです。そういったこともあり、1人の定員に対して6人が立候補するという激戦を勝ち抜いて、Nさんが当選しました。また、余談ですが、Nさんのお兄さんは、前生徒会で副会長を務めており、兄妹が2代続けて副会長の職にあたることになります。

選挙の翌日、教頭先生から次のような言葉をかけられました。

「校長先生、千原台の生徒たちはすごいと思います。私は長年高校に勤務してきましたが、どこの学校も『生徒会役員選挙』に立候補しようという生徒は少ないんですよー。こちらから声をかけて、立候補に消極的な生徒を説得して、ようやく選挙が成り立つということもよくありました。そんな中で、こんなにたくさんの生徒たちが立候補する千原台は、ほんとにすごいと思います。」

この言葉を聞き、うれしく感じていたところに、さらに嬉しいことが起きました。

「生徒会役員選挙」が終わり、会長、副会長が決まると、次は「執行部づくり」となり、「執行部入り」を希望する生徒を募ります。

すると、そこになんと10名を超える「執行部希望者」が集まったのです。そのおもな構成は、「選挙に立候補し、惜しくも当選しなかった」という人たちと「選挙では、立候補者の責任者を務めた」という人たちでした。

そこで、「選挙に立候補し、惜しくも当選しなかった」生徒たちは、すでに、立会演説会で生徒会役員として活動したいという「所信」を表明済みであることから、立候補はしていないけれど「執行部入り」を希望する生徒たちの「意見発表会」が開かれました。

私もそこに出席しました。生徒たちは、それぞれ、

「自分をもっともっと成長させたいと思って希望しました。」

「リーダーとして活動することにより、自分のリーダーシップを伸ばしたいと思います。」

「中学時代にリーダーを経験したので、今度は執行部の一員として会長、副会長を支え

「『校則の見直し』で、一部の生徒が主張する『自由』だけを推し進めると『秩序の乱れ』が起きることが心配です。執行部に入り、その点を訴えていきたいです。」

どの意見も素晴らしく、この「意見発表会」を経て、総勢18名の「新生徒会執行部」が誕生しました。

今後の彼らの活躍が楽しみで、ワクワクしてきます!

千原台高校の学校教育目標は、「『一生懸命はカッコイイ』を実践する学校づくり~リーダーシップ、フォロワーシップの育成~」です。

彼らの活躍により、この教育目標が次々と実現していくことがますます楽しみです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。素敵な一日をお過ごしください。