どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
4連休最終日となった昨日、東京オリンピック日本選手団は、一日で「金4つ」という快進撃をみせてくれました!
柔道の阿部兄妹、競泳400m個人メドレーの大橋、スケボーストーリートの堀米とそれぞれに素晴らしいパフォーマンスをみせ、それぞれのドラマがあります。
そんなわけで、新聞等での扱いはまだまだ小さいのですが、「私のイチオシ」男子サッカー日本代表も強豪メキシコを破るという素晴らしい試合をみせてくれました。
まずは、簡単に試合を振り返ります。
日本の先発は、
GK谷
DF酒井、吉田、板倉、中山
MF遠藤、田中、堂安、久保、相馬
FW林
の11人。前節・南アフリカ戦からの変更はMF三好→相馬の一人だけです。ベンチには、ケガから復帰したMF三苫が入っています。
対するメキシコは、4-3-3のフォーメーションで前節と全く同じメンバー。注目は、背番号10を背負い「メキシコのメッシ」と言われるFWライネスです。
森保監督から
「日本の技術を生かすためにも球際で戦い、局面で勝ち、個の頑張りをつなげていこう!」
という指示を受けて、試合に入った日本代表は、まさにその指示通りの立ち上がりを見せてくれました。
早々の前半6分、「良い守備」で奪ったボールをDF酒井が前線へ縦パスを送ります。そのボールをダイアゴナル(斜め)に走りこんだ堂安が受けて、中央へグラウンダーのクロス。そこへ走りこんだ久保が見事に左足での1タッチシュート。日本が先制のゴールを奪いました!
続く前半11分、右サイドを崩してペナルティーエリアに侵入したMF相馬がドリブルからクロス。中央からのシュートは枠を外して、相手ゴールキックかと思いきや、主審にVAR(ビデオアシスタントレフェリー)からの連絡が入り、審議の結果、相馬に対してファールがあったことが認められ、日本にPKが与えられました。これを堂安が、ゴールのど真ん中にズバリと決めて、2-0とリードしました。
この後も優位に試合を進める日本に対し、メキシコDFが「決定機阻止」の反則を犯してしまい、レッドカーで退場となりました。メキシコは、この後の試合を10人で戦うというさらに厳しい状況に。しかし、そこは「優勝候補」の呼び声高い強豪メキシコ。後半40分に右サイドで得たFKを直接日本ゴールに沈め2-1とし、反撃体制に入りました。
何度かピンチを迎えるものの、冷静な試合運びでこのまま何とか逃げ切り、2-1でメキシコを撃破した日本が、1次リーグA組で唯一の2連勝。勝ち点6としてA組の首位に立ちました。
この試合でまず感じたのは、久保、堂安という「世代のエース」と言われてきた二人の「真の日本のエース」への成長です。
堂安からのクロスを冷静に決めた久保。重圧に負けずにPKを決め切った堂安。二人の姿に「真の日本のエース」としての「頼りがい」を強く感じました。
あと一つは、吉田、酒井、遠藤の「オーバーエイジ選手の安定感」です。彼らがいることで、2-1とされた後のゲーム運びも落ち着いて進めることが出来ていました。
大会前に私が予想していた通りの道を歩み続ける「男子サッカー日本代表」。これから、さらにチームとして成長し続けながら、金メダルへ向けて一歩一歩進んでいくはずです。
次の試合は、7月28日(水)フランス戦です。首位にいるとは言え、まだ1次リーグ突破を決めたわけではありません。
テレビの前から、引き続きの全力応援をお願いします!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。週のはじめの月曜日。素敵な一日をお過ごしください。