YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

千原台高校オープンキャンパス 最大の武器は、在校生の笑顔!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、連日、日本の「メダルラッシュ」が続く東京オリンピック。昨日も柔道男子81㎏級で永瀬選手が、リオ五輪銅メダルの悔しさをバネにして、我慢の柔道で金メダルを獲得。

また、上野投手を中心に感動のプレーの連続で、宿敵アメリカを破り13年越しの夢をかなえて金メダルをつかんだ女子ソフトボールチームのプレーには、本当に感動しました。

ただ、ここ数日ブログでは「オリンピック一色」でしたので、今日は、久しぶりに学校の話題をお話しします。

昨日、千原台高校では中学生を対象とした「体験入学」を実施しました。いわゆる「オープンキャンパス」です。

昨年度、千原台高校に校長として赴任し、

「何とか活性化したい!」

と考えた行事の一つがこれでした。というのは、ここ数年、倍率の低下傾向がみられていて、それを食い止めるためには、

「中学生に千原台の魅力をしっかりと伝えていくことが大切!」

と考えたからです。

そこで、昨年からこの行事については、「プロジェクトチーム」を結成し、活性化を図ってきました。

まずは、その様子をお話しします。

オープニングは、eスポーツ部が活躍します。ステージ上に大スクリーンを設置し、「ぷよぷよ」というゲームで本校のeスポーツ部と参加してくれた中学生が「ぷよぷよ対決」をします。受付を終えて、体育館に入ってきた中学生が最初に目にするのは、大画面で繰り広げられる「ぷよぷよ対決」です。

次に、ダンス愛好会の生徒たちが、ステージ上でダンスを披露します。ダンス愛好会の主な発表の場は、10月に行う「千原台フェスティバル(文化祭)」であり、そこに向けて練習中なのですが、練習中のダンスの中から、昨日は1曲だけを披露してもらいました。

その後、正式な開会行事として「校長挨拶」があります。もちろん、堅苦しい挨拶はしません。千原台高校の素晴らしさを3つ紹介したあとに、私のYouTubeチャンネルとブログの宣伝をして終了です。

その後に、教務主任が「学校の概要説明」のプレゼンを行いました。昨年までは、教務主任が話すだけでしたが、今年は、各コースから1名ずつ在校生に登場してもらい、自分のコースのアピールをしてもらいました。

ここまでで「全体行事」は終了。この後は、各コースに分かれての「模擬授業」や「コース説明」となります。

健康スポーツコースでは、コース主任から「コースの概要」をプレゼンしたあとに、今年の体育大会で行った健康スポーツコース伝統の「マスゲーム(組体操・集団行動)」の映像を視聴してもらいました。健康スポーツコースの雰囲気が伝わったと思います。

国際経済コースでは、「中国語」と「英語」の模擬授業を行いました。それぞれ、中国人とオーストラリア人の講師が担当します。そこでも、在校生が登場し、それぞれ、中国語、英語でのスピーチも披露してくれました。2班に分かれて活動し、前半と後半で入れ替わりました。

OA会計コース、経営情報コースでは、「名刺づくり」の模擬授業を行いました。名刺は、ビジネスパーソンにとって、自分のことを相手に伝える大切なツールであることを学んだあとに、中学生に自分の名刺を作成してもらいました。ここでも、在校生が「アシスタントティーチャー」として活躍し、中学生をサポートしてくれました。

最後の活動は、「部活動見学・体験入部」です。多くの中学生が、本校生徒の部活動の様子を見学したり、運動着やユニフォームに着替えて、練習に参加してくれたりしました。

この体験入学の大枠は、昨年の「プロジェクトチーム」が考えてくれたのですが、今年の「プロジェクトチーム」が新しく加えてくれた視点があります。それは、「在校生の積極的な参加」です。実際に今年は、昨年の約2倍の生徒がこの行事に参加してくれました。

そして、最高の笑顔で、

千原台、楽しいよー。」

千原台を受けてねー。」

と中学生に話しかけてくれました。

このように、在校生の参加をすすめたのには、ねらいがあります。それは、「マーケティング理論」の中の「口コミ戦略」を取り入れたかったということです。

「口コミ戦略」の中心になるのは、「お客様の声」です。では、高校にとっての「お客様」は、誰なのか?それは、「在校生」です。そこで、「お客様=在校生の声」が直接、次のお客様(見込み客)である中学生に伝わる絶好の機会が「体験入学(オープンキャンパス)」であると考えました。

「体験入学」に参加してくれた中学生が、在校生の笑顔や声掛けから千原台高校の素晴らしさを肌で感じてくれて、多くの人たちが本校の門を叩いてくれるのを楽しみにしています!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。週の中日の水曜日、素敵な一日をお過ごしください。