YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

「千原桜を世界の観光資源に」で銅メダルを獲得!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

連日熱戦が繰り広げられている東京五輪では、男子ハンドボール日本代表「彗星ジャパン」が、オリンピックでの33年ぶりの勝利を収めました!

1次リーグ最終戦となったポルトガル戦。日本のゴールマウスに立つのは、千原台高校出身のGK岩下選手でした。立ち上がりからビッグセーブを連発!前半だけで6本の

セーブを記録し、チームの勝利に大きく貢献しました。試合は、31-30という大接戦の末に日本が東京五輪での初勝利!

残念ながら、得失点差で及ばず、目標の準々決勝進出は果たせませんでしたが、次のパリ五輪へ向けての大きな一歩を記してくれました。

大活躍をみせてくれた岩下選手、お疲れさまでした。後輩たちのあこがれの存在として、これからもさらに活躍してくれることを祈り、応援していきます。

岩下選手を輩出するなど、スポーツ界での活躍が有名な千原台高校ですが、現役の千原台高校生は、スポーツ以外の分野でも大活躍してくれています。今日は、そういった活動についてお話しします。

先日「熊本県商業教育研究発表会」が行われました。この大会は、熊本県下の「商業科」を有する高校が一堂に会し、これまで研究してきた内容を発表する大会です。発表内容を審査員の皆さんが採点し、順位が決められます。優勝校は、熊本県代表として九州大会に出場します。

この大会で、千原台高校が見事に3位となり、銅メダルを獲得しました!

千原台高校チームの研究テーマは「千原桜を世界的な観光資源に!」です。

千原桜というのは、本校の名前の由来にもなっている熊本に原木を持つ桜の一種です。特徴は、ピンク色ではなく白色の花びらで、枚数は8枚です。本校がある城西校区には「千原桜保存会」という団体があり、さかんに活動をされています。しかし、会員の皆さんはご高齢の方が多く、後継者不足が悩みの種という状態でした。

それを知った本校の生徒たちが、

「私たちの力で千原桜を有名にし、世界的な観光資源にしよう!」

と思い立ち、活動を始めました。

まず、最初に行ったのは、「千原桜保存会」の方をお招きしての講演会。続いて、千原桜についてのホームページ、インスタグラム、Twitterなどを開設しました。さらに、地元で行われた「千原桜を見る会」というイベントに合わせて、「和菓子・千原桜」の販売を計画。地元のお菓子製造会社とタイアップして「和菓子・千原桜」を完成させ、会場での販売会を行いました。さらに、地域の千原桜が一目でわかるような「ネームプレート」を作成して設置したり、熊本市内の千原桜を撮影し「写真展」を開いたりしました。

これらの活動を行ったのは、本校2年生の生徒たち。他の上位校が、この大会に参加するために「部活動」として活動してきたのに対して、本校の生徒たちは「総合的な探求の時間」という「授業時間」におもに活動しました。つまり、運動部をはじめとしてどんな部活動に所属している生徒もこういった活動に参加できるということです。

千原台高校では、令和5年にスタートする「高校改革」の一つとして、この「総合的な探求の時間」の拡充を考えています。生徒たちが興味を持ち、社会にも貢献できる様々な活動に授業の一環として取り組める。そんな学校づくりを目指しています。

このような活動に興味のある生徒たちが、本校への入学を目指してくれることを期待しています。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。週の初めの月曜日。素敵な一日をお過ごしください。