YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

久々の実感! サッカー指導者の熱い絆

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、今日からお盆ですね。我が千原台高校も今日から3日間、8月13日から15日までの間は「閉庁日」となっています。

1年中、土曜日や日曜日も部活動の応援に回ったり、サッカー協会の仕事をしたり、サッカーのラジオ解説の仕事をしたりと、ほぼ家にいることのない私ですが、さすがに、この「お盆期間」と「正月の三が日」だけは「オフ」となります。

というわけで、昨夜は久しぶりの「飲み会」をしました。

と言っても、熊本も現在「コロナの第5波」の真っ只中にあり、「蔓延防止特別措置」が発令されています。熊本市内の飲食店は「酒類提供禁止」「夜の営業は8時まで」です。

ですから「飲み会」と言っても、当然「オンライン飲み会」です。

メンバーは、熊本市内の中学校でサッカー部を指導している「指導者仲間たち」です。熊本市内の中学サッカー指導者たちの交流の場として「南会」なるものが結成されています。

その中心にいるのは、堀光晴先生。かつて、出水中学校、長嶺中学校を全国大会に導いた「中学サッカー界の名将」です。

彼との出会いは、18年前にさかのぼります。現在31歳になる私の長男が、出水中学校のサッカー部に入部するのと時を同じくして、堀先生は、出水中に転任しサッカー部の顧問となりました。ですから最初は「保護者」と「お世話になっている部活動の先生」という形での出会いです。ただ、私は当時、同じ熊本市にある三和中学校でサッカー部の顧問をしていました。ですから、三和中対出水中で練習試合をすると、私にとっては自分の部活動を指導しながら、息子の試合もみられるというまさに「一石二鳥」状態です。当然、たびたび、練習試合をして親交を深めました。

また、その当時の私は、指導者として「A級ライセンス」を取得したり、「トレセンコーチ」としてトレセン活動に従事したりしていましたので、当時、若手指導者だった堀先生は、私からいろいろなことを学ぼうという姿勢を示してくれて、「トレセンコーチ」として一緒に活動もしてくれるようになりました。

出会いから数年後、私が「熊本県トレセンチーム」の監督を3年間勤めたときには、チームのコーチ兼事務局として、私を支えてくれました。九州の大会では、なかなか「勝利」という結果は出ませんでしたが、その後の指導者の皆さんのご指導のおかげで、その代の「熊本県トレセンチーム」からは、京都パープルサンガ松田天馬ツエーゲン金沢の嶋田慎太郎、ロアッソ熊本の上村周平などをはじめとする8人のプロ選手が生まれています。

堀先生とともに始めた活動で、今につながっているものが、もう一つあります。それは「夏のそよ風合宿」です。

熊本県蘇陽町に「そよ風パーク」という施設があり、そこには芝生のサッカーコート2面と100名以上が一度に宿泊出来るホテルやコテージが備わっていて、サッカーの合宿をするのには、最適な場所です。

17年前に私が指揮する三和中、堀先生が指揮する出水中、そして、その前年まで出水中におられた先生が指揮をとる城南中の3校で「夏のそよ風合宿」を実施しました。

その後、その噂を聞きつけた指導者や「そよ風合宿」に参加した学校から転勤した先生の学校が加わるなどして、どんどん参加チームが増えていき、今では15校程度での合宿となっています。

15校となると一度に同時には出来ませんので、数年前からは、1週間程度「そよ風パーク」を貸し切りにして、3~4クールに分けて実施しています。

ただ、残念ながら昨年度は「コロナの感染防止のための合宿禁止令」が教育委員会から出されてしまい、合宿スタート以来、初めての「中止」となりました。

「今年こそは実施したい」という指導者の皆さんの熱い思いもあり、今年は5月からそよ風パークの関係者との調整をし、15校程度の参加希望を得て、実施の準備を整えていました。

しかしながら、ご承知の通りの「コロナ第5波の襲来」にあい、今年もつい先日

「8月31日までの練習試合及び合宿を禁止する」

というお達しが、教育委員会から出されてしまい、残念ながら2年連続での「中止」を余儀なくされました。

昨日の「オンライン飲み会」に参加してくれたのも、みんな自チームを率いて「夏のそよ風合宿」に参加することを楽しみにしていた指導者たちです。

現在、高校の校長をしている私は、なかなか彼らと同じ立場でサッカーの指導は出来ませんが、同じ「サッカー指導者」として、「サッカー協会の活動」や「GKクリニック」「サッカースクール」などの場でともに活動し、彼らとともに自らもさらに成長していきたいと考えています。

そんな情熱を感じる楽しい「オンライン飲み会」でした。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今日からお盆休みという方も多いかと思います。

素敵な一日をお過ごしください。