YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

お金の話② 私のお金の使い方・時計、バッグ編

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日の甲子園球場では、久しぶりに予定通りの4試合が行われました。宮崎商業、東北学院の2校でコロナ感染者が出てしまい、出場を辞退することになってしまったのは残念でなりませんが、天気が持ち直し、このあとの試合が順調に進んでいくことを祈りたいと思います。

さて、突然ですが、皆さんは「簿記・会計」の勉強をしたことはありますか?

私は、全くありませんでした。

高校は普通科。大学は教育学部。そして、教員となった私にとって「簿記」「財務会計」などという言葉は、何となく聞いたことはあっても、その中身にはついては全く分かりませんでした。

そんな中、2年前に千原台高校に校長として赴任しました。

私は、校長になって以来ルーティーンとして行っていることがいくつかあります。その一つが「一日に一回は生徒たちの授業の様子をみて回る」ということです。

千原台高校の前身は「熊本市立商業高校」。ですから、今も商業科のクラスが全体の3分の2を占めています。商業科のクラスでは「簿記」「財務会計」「ビジネス基礎」「マーケティング」などの授業が行われています。

「ビジネス基礎」「マーケティング」などについては、日頃の読書で読んでいる「ビジネス書」の知識である程度理解できるのですが、「簿記」「財務会計」の授業を観ても私には理解できない用語のオンパレードでした。

さすがに、高校生が使っている教科書をいちから勉強するのもちょっと…ということで、「簿記」「財務会計」に関連していて面白そうな本を数冊購入し、読んでみました。

そこで、一番面白いと感じたのが「会社の財務諸表」の読み方です。

「財務諸表」とは「貸借対照表(BS)」「損益計算書(PL)」「キャッシュフロー計算書(CF)」などのことを言います。この「財務諸表」を読むことによって「会社の経営状況」を知ることができます。これらをここで説明しているとそれだけで終わってしまうので、それは避けますが、そこで一つ面白いことに気づきました。

それは、

「自分の『お金の使い方』を『会社の会計』に置き換えて考えてみるとどうなるか?」

ということです。

会社の収入は、会計用語では「売上」です。これを私のようなサラリーマンに置き換えると「給料」ということになります。

問題は支出です。会社の支出では、まず、「固定費」があります。これは、企業活動をしなくてもかかるお金のことです。これを私に当てはめると「家のローン」「二人の娘(大学生)の教育費」「電気代・ガス代・水道代」などが「固定費」となります。これは、私の「支出」のかなり大きい部分を占めています。

そして、会社の会計では「投資」という項目があります。会社での「投資」とは、例えば新しい機械を購入したり、工場を建てたり、倉庫を建てたり、他の会社の株を買ったりと職種によって様々です。

ここで、ようやく私が今使っている時計とバッグの話になります。

今、私はロレックスとオメガの時計を日替わりでつけています。バッグは3つ使っていて、そのうち二つはヴィトンで一つはプラダです。

たぶん、「サラーリーマンのくせに贅沢してるなあ」と思われたと思います。

もちろん、そういう考え方もあると思います。ただ、これを「投資」と考えるとどうでしょうか。

例えば、ロレックスの時計を購入したのは約30年前です。オメガは約20年前です。もちろんそれなりのお値段は支払ったわけですが、「会社の会計」で使う「減価償却」という考え方で行くと全く「贅沢」とはならないことがわかります。

減価償却」とは、「固定資産の購入費用を『使用可能期間』に渡って、分割して計上する会計処理」です。

つまり、ロレックスもオメガも、この考え方で行くと支払った値段を30や20で割るので、1年あたりの費用は1~2万円程度ということになります。

これは、バッグについても言えることで、私はバッグが壊れたら修理して使い続けます。今もヴィトンのバッグを一つ修理に出しています。

このように「会社の会計」を勉強して、自分の「お金」について見直してみるとすごくわかりやすくて、私は「お金」で悩むことがなくなりました。

皆さんも「会社の会計」について、ちょっとだけ学んでみませんか。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。素敵な土曜日をお過ごしください。