どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
さて、昨日のブログでもお話ししたように、熊本市教育委員会は8月23日に熊本市の全小中学校で「分散登校・オンライン投票で2学期をスタートする」「期間は始業式から9月12日まで」「蔓延防止特別措置が延長されれば、その期間を延長する」ということを決定しました。
それを受けて千原台高校でも、「分散登校・オンライン授業」の実施を検討し、次のような内容で実施することを決めました。
① 日課を午前3時間(8:50~11:40)と午後3時間(13:40~16:30)に分ける。
② 例えば、午前に1年生が登校する場合、2・3年生は自宅でオンライン授業を受ける。1年生は、3時間目終了後すぐに帰宅。自宅で昼食を済ませて午後のオンライン授業に備える。2年生は、自宅で昼食を済ませて登校。対面で午後の授業を受ける。3年生はこの日は午前・午後ともにオンライン授業。
③ ②のパターンを3つ作り、ローテーションで実施する。
④ 家にWi-Fi環境が整っていない生徒については、登校して校内でオンライン授業を受ける。
⑤ 進路の関係で登校が必要な3年生については、適宜登校を認める。
この方法の最大の利点は、
「高校の学校生活で最も感染リスクの高い『お弁当の時間』を回避することが出来る」
という点です。
2学期のスタートを目前に控えて、ただでさえ多忙な先生方に「オンライン授業の準備」等のさらなる負担をかけることは大変心苦しいのですが、デルタ株の蔓延による第5波の対応は、第4波までとはフェーズが変わってきていると言わざるを得えず、出来る限りの感染予防対策が求められます。。
本校の3年生の中には、9月16日から解禁となる「就職試験」を控えている生徒も多数います。
それを考えると感染のリスクを下げることはもちろんですが、万が一生徒に感染者が出た際の「濃厚接触者」となるリスクも下げる対策が必須となります。なぜなら、保健所から「濃厚接触者」に認定されると2週間の自宅待機が義務付けられるからです。それが、「就職試験」と重なってしまえば、最悪の場合、就職の機会を逃してしまうというケースも起こりかねません。
9月1日に行う始業式では、このような「現実」を私の言葉でしっかりと生徒たちに伝え、この難局を乗り切っていくことに全力を尽くしていきたいと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。皆さんにとって、素敵な水曜日になりますように。