YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

パラリンピック開幕 車いすラグビーの迫力に大興奮!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、8月24日に開会式を終えた東京パラリンピック2020。いよいよ昨日から本格的に競技が始まりました。

早速、水泳の競泳女子100m背泳ぎで14歳の山田美幸が銀メダルを獲得するなど、日本選手団の活躍がみられています。

そんな中で、私が大興奮しながらテレビの前で声援を送ったのは、車いすラグビーの日本対フランス戦です。

車いすラグビー日本代表チームには、二人の熊本県出身選手がいます。島川慎一(46歳)長洲町出身、乗松聖也(31歳)熊本市出身の二人です。

島川選手は、21歳の時に交通事故で頸椎を損傷。24歳で車いすラグビーを始め、日本チームが初めてのパラリンピック出場となった2004年のアテネ大会からエースとしてチームをけん引して来ました。チーム「BLITZ」を創設し、8度の日本選手権優勝に貢献。海外チームでのプレー経験も持つ日本の車いすラグビー選手の草分け的な存在です。

日本チームは、2012年のロンドン大会で4位、2016年リオ大会では銀メダル。そして、2018年の世界選手権では優勝し、この東京パラリンピックでの金メダル獲得を目指しています。

アメリカで車いすラグビー選手として活躍していた島川選手でしたが、コロナウイルス感染の広がりにより渡米を断念し、代表合宿などを中心として、国内でのトレーニングに専念してきました。

しかし、国内でもコロナウイルスの感染が広がりを見せる中で、代表合宿の中止、練習場の閉鎖などが相次ぎ、自宅のベランダに車いすラグビー専用車(以下ラグ車)用のローラーを設置して走り込みを行ったり、体幹レーニング用のウォーターバッグを購入して上半身のトレーニングをしたりする日々が続きました。

そんな時期を乗り越えての東京パラリンピックへの出場。島川選手は、パラリンピックについて、

パラリンピックでの活躍が、車いすラグビーというスポーツそのものの知名度を上げる要因になってくれる。」

と語っています。

そんな中で迎えたフランスとの開幕戦。4ピリオド制で行われる車いすラグビーですが、世界ランキング6位のフランス(ちなみに日本は現在世界ランク3位)に第1ピリオドから常にリードを奪われ苦しい試合展開となります。

そんなチームの苦境を救ったのは、チームの大黒柱であり精神的な支柱でもある島川選手。第4ピリオドに相手ボールを奪って、ターンオーバーからの得点を奪うなどしてついに逆転!

53-51という僅差の試合をものにしました!

次の対戦相手は、デンマーク。初戦で世界ランク1位のオーストラリアをくだしており、予選リーグの結果を左右する一戦となります。今日の14時からの試合ということで、ライブで声援を送ることは出来ませんが、これからも車いすラグビー日本代表を全力で応援していきます。

かくゆう私も車いすラグビーというスポーツを観戦したのは、昨日が初めての体験でした。そんな中でもっとも心を揺さぶられたのは、車いすで相手の車いすに思い切ってぶつかっていく「タックル」の迫力です。今回の大会が無観客ということもあり、その音もテレビ画面から伝わり、時にはタックルを受けた選手の車いすが横転してしまうよなシーンもありました。

また、その「タックル」をかわすための「ステップワーク(車いすさばき)」の素晴らしさにも感動しました。

観ていくうちに、ルールや戦術も理解できるようになり、私は一気に車いすラグビーというスポーツのファンになりました。

皆さんもぜひ、一度テレビ観戦し、日本代表チームに声援を送ってもらえると嬉しいです!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。素敵な一日をお過ごしください。