YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

J3リーグ再開 ロアッソ熊本「追い越すプレー」で「鬼門」を突破!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日(8月28日)、東京オリンピックの開催にともない中断していたJ3リーグが再開しました!

我がロアッソ熊本は、アウェイで鳥取SCと対戦し、見事に2-1で勝利。順位も昇格圏内の2位に浮上しました。

まずは、試合を振り返ります。

ロアッソの先発は

GK 内山 今シーズン初先発!

DF 黒木、菅田、酒井

MF 河原、上村、岩下

FW 杉山、高橋、伊藤、ターレ

前線に4人の選手を配するロアッソ独特の4トップの布陣です。

試合は、立ち上がりからロアッソペースで進みます。

ロアッソは、ピッチの横幅をフルに使いながら、しっかりとボールをつなぎます。そんな前半14分、左サイドでDF酒井からMF岩下につなぎ、岩下が左足でインスイングのアーリークロスを入れました。そのボールを相手GKが弾いたところに飛び込んだのは、FW伊東。冷静に押し込んで先制ゴールを奪いました!

もちろん、ゴールを奪った伊東も素晴らしかったのですが、このゴールを産んだのは「追い越すプレー」です。

左サイドに開いた岩下に横パスでボールを預けた酒井は、まさに「パス&ゴー!」。全速力でぺナ内に侵入しました。ボールは逆サイドに渡ったのですが、その時点で酒井を含む5人の選手がペナ内に侵入していました。「流動性」「運動量」がこのゴールを産んだと言えます。

後半2分に失点し、同点とされたものの、その後も「運動量」を落とすことなくプレーを続けた後半17分。右サイドでMF岩下からのパスを受けたFW杉山が得意のドリブルでペナ内に侵入。切り替えしに対してスライディングしてきた相手DFの足が杉山の足にかかり、PKを獲得しました。このPKを杉山が落ち着いて決めて決勝点を奪いました。

この勝利は、ロアッソにとっては「1勝以上の価値」があります。

それは、昨シーズン、一昨シーズンと2年連続でこの後半初戦を落としてしまい、そのまま失速して昇格を逃がすという苦い経験をしており、この試合はチームにとっての「鬼門」となっていたからです。

FW伊東の

「この試合を目標に中断期間の一か月半練習をしてきた」

という談話から、選手たちもこの試合の重要性を自覚していたことが分かります。

この試合の収穫は、三つあります。

まず、一つ目は「後ろから追い越す」という中断期間のトレーニングで積み重ねてきたプレーがゴールにつながったということです。準備してきたことが実を結んだという「成功体験」は、必ず成長を促します。

二つ目は、岡本選手の復帰です。ケガにより前半戦の途中から出場機会を失っていたベテランのMF岡本がピッチに帰ってきたことは、1試合1試合の重みが増していく今後の戦いに向けて、必ずチームのプラスになります。

三つめは、GK内山が「勝利GK」となったことです。昨シーズンは、全試合に先発したGK内山でしたが、今シーズンはベテランGK佐藤の加入により前半戦は1試合の出場もありませんでした。満を持してピッチに立った内山選手は、1失点を喫したものの落ち着いたプレーぶりで勝利を引き寄せました。2ndGKの立場でも地道に努力を重ねてきた内山選手の活躍は、他のベンチ外の選手たちに「次は俺も!」という希望の灯りをともしたはずです。

残りは13試合。最後までチーム一丸で戦い、「J2リーグ昇格」「J3リーグ優勝」という栄光をつかんでくれることを信じて、サポーターも一丸となって応援していきましょう!

ちなみにこの試合の解説は、私のYouTubeチャンネルでもお届けしています。

https://youtu.be/7Mz6yJPo-Pw

こちらもご覧いただけると嬉しいです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。素敵な日曜日をお過ごしください。