YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

早稲田大リーダーシップ研修に学ぶ 「フィードバック」の大切さと難しさ… (前編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

千原台高校では、昨日から2学期の「中間考査」が始まりました。

「考査日」の日程は、午前中の3時間授業。基本的には、生徒は午前中で下校します。

そこで、生徒下校後の午後の時間を利用して、「職員研修」を行いました。

昨日実施した研修は、「早稲田大学リーダーシップ研修」です。

早稲田大学では、「リーダーシップは、後天的、かつ開発可能なもの」という考えのもとに「すべての人にリーダーシップを身に着けてもらう方法」についての研究が行われています。

そのことを知った熊本市教育委員会では、「熊本市立高校の生徒にぜひ、リーダーシップを身に着けてほしい」ということで、一昨年から3年間にわたり、早稲田大学と提携して「リーダーシップ研修」を実施しています。今年がその3年目です。

対象は、熊本市立高校2校(千原台高校と必由館高校)の生徒および教職員です。

1年目の活動は一昨年ですので、「コロナ前」でした。ですので、東京から講師に来ていただいての研修でした。

その時には、まだ私は、千原台高校に赴任していなかったのですが、1年目に本校からこの研修に参加したのは、「代表の生徒10名」と「代表の教師4名」だったそうです。ちなみに、必由館高校からは「生徒50名、教師20名程度」が参加したそうです。

なぜ、この人数かというと、講師の方と対面で研修を受けるための人数制限があったからです。

こうして1年目を終えたところで「ウィズコロナ」の時代に入りました。そして、私が千原台高校に赴任します。

そんな折に、

「今年度からの『早稲田大学リーダーシップ研修』の進め方についてのオンライン会議をするので、校長先生も参加してください。」

ということになりました。

そこで、私としては、はじめて「早稲田大学リーダーシップ研修」の考え方に触れました。

そして、感じたことは、

「これは、素晴らしい!」

「何とか本校の全生徒、全教師で学べないだろうか。」

ということでした。

そこで、

「今後、オンラインで進めるということなので、もっと参加人数を増やすことは出来ないでしょうか?」

早稲田大学で進められている『リーダーシップ研修』の中身は、私が目指す本校の『生徒像』ととても親和性が高く、私としては、なるべく多くの生徒たちに研修を受けてもらいたいのですが。」

と提案しました。

「オンラインであれば、可能だと思います。こちらとしても多くの生徒の皆さんに我々の考えを伝えられるのはありがたいことです。」

という返答をいただき、千原台高校では、当時の2年生全員で「早稲田大学リーダーシップ研修」を受講することになりました。

ただ、ここで問題になったのが、

「前年度受講している生徒が10名いて、生徒たちのスタートラインが違う。」

ということです。

そこで、進め方を工夫していただき、「10名の前年度からの受講者を各クラスの『ファシリテーター』として、オンラインで研修を進める。」という形になりました。

私も昨年度、何度か研修の様子を参観しましたが、生徒たちはいきいきと活動しており、特に「ファシリテーター」になった生徒たちの意欲の高さを感じました。

2年生の先生方に、

「研修の成果はどうですか?」

と尋ねると、

「校長先生、生徒たちの成長の仕方はすごいです。特に『ファシリテーター』をしている生徒たちは、ぐんぐん成長しています。」

ということでした。

こうして、「全校体制」での「早稲田大学リーダーシップ研修」が始まっていきました。

というところで、タイトルに書いた「『フィードバック』の大切さと難しさ…」など研修で学んだことをお話しできませんでしたが、かなりの字数になりましたので、そのあたりは明日の「後編」でお話しします。

乞う、ご期待!です。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今日一日が、皆さんにとって素敵な一日でありますように。