どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日のブログで「ソジハラって知ってますか?(前編)」をお話しし、
「続きは明日お話ししますね。」
とお約束していたのですが、急遽予定を変更し、今日はサッカー日本代表のアジア最終予選についてお話しします。
「ソジハラって知ってますか?(後編)」は、明日以降にお話しさせていただきます。こちらを楽しみにしていただいた読書の方々、ごめんなさい。
とうことで、日本時間の10月8日、深夜2時キックオフで行われたW杯アジア最終予選第3節、サウジアラビアのホームで行われたサウジアラビア(以下サウジ)対日本戦をライブ配信で観戦しました。
昨夜は9時半にベッドに就き、深夜2時に起床。4時までサッカー観戦をして、4時から5時半まで仮眠をし、かろうじて合計6時間の睡眠時間を確保して、今、ブログを書いています。
しかし、この私の涙ぐましい「時間調整」のかいもなく、日本代表は0-1で敗戦。
まだ、10試合にうちの3試合を消化したところとは言え、早くも「崖っぷち」に立たされる結果となりました。
まずは、日本の先発です。
GK 権田
DF 酒井、吉田、冨安、長友
MF 遠藤、柴崎、浅野、鎌田、南野
FW 大迫
前節、中国戦で好プレーをみせてくれた伊東は累積警告で出場停止。久保、堂安はケガで離脱しています。
スタジアムは6万人の大観衆。しかもサウジサポーターのほぼ全員が男性という「中東でのアウェイゲーム」ならではの雰囲気の中で、試合は始まりました。
先にチャンスを作ったのはサウジ。12分に得たFKから放ったクロスを長身のDFがヘディングで合わせてシュート。放たれたボールはGK権田の胸を直撃し、何とか失点を防ぎました。
お互いに球際で厳しく競り合い、インテシティーの高いゲームが続きます。
そんな29分、日本に決定機が訪れます。日本の厳しいプレスによりこぼれたボールを拾ったMF鎌田が、縦に鋭いスルーパスを送ります。それを受けたFW大迫は、前向きにボールをコントロールし、ゴールを目指します。そして、GKと1対1に!
しかし、大迫の放ったシュートは相手GKの左手で弾かれて、先制点とはなりませんでした。
こうして、お互いに決定機をゴールに結びつけることは出来ず、前半は0-0で終わりました。
前半を振り返って、感じたのは、
「大迫に決めてほしかった・・・(大迫の決定機はあとひとつありました。結果的にはオフサイドでしたが…)」
「もう少し遠藤、柴崎のボランチを使ってゲームを作りたいけど・・・
柴崎のボールロストの多さが気になるなあ・・・」
という2点でした。
後半に入ると、サウジがさらに攻勢をかけてきます。
そんな中で先に動いたのは、日本ベンチでした。
後半15分、MF南野に代えて古橋、MF浅野に代えて原口を投入します。
この交代は、効果を発揮し、両サイドのMFがフレッシュな選手になったことにより、長友、酒井の両サイドバックが攻撃に参加する場面が増えて、いくつかのチャンスを作ることが出来ました。しかし、それもゴールには結びつきません。
すると、サウジベンチもそれに対応しようと、後半19分に2枚替え。試合の流れを引き戻しにかかります。
この交代で、試合の流れは再びサウジに傾きます。
日本ベンチとしては、次の一手を打たねばなりません。
私はサッカーの試合を観るとき、必ず自分が監督になった気持ちで観るようにしています。
その時、私の頭に浮かんでいた選手交代は、
大迫→三好
柴崎→田中碧
でした。
三好をサイドのMFに入れて、古橋を1トップに置きます。
大迫、柴崎のプレーを非難するわけではないですが、
「今日は、『大迫、柴崎の日』ではない」
と感じていました。
とツイートでもつぶやいた矢先の後半26分。相手のプレスを受けた柴崎が吉田にバックパス。しかし、このボールがゴール方向へ流れ、それを相手FWがかっさらい、そのままゴール方向へドリブル。冷静にGK権田の股下を抜くシュートを放ち、ゴール。先制点を奪われてしまいました。
そして、失点直後の後半28分に行われた交代は、
柴崎→守田
鎌田→オナイウ
でした。
さらに、アディショナルタイムに入った後半46分には、長友→中山の交代も行い、サウジゴールに迫るもゴールは奪えず、0-1で前半戦の大一番での痛い痛い黒星となってしまいました。
試合後のインタビューに応えた森保監督、吉田主将、遠藤選手、長友選手はいずれも敗戦のショックの中でも、必死で前を向こうという姿勢で応えてくれました。
そんな日本代表にとって、今、必要なことは何か?
それは、何と言っても、
「全員が覚悟を持って、前を向くこと」
これに尽きます。
チーム内のことは、チーム内の人間にしかわかりません。
そして、レベルは違えども「社会人サッカー」の監督を経験し、「監督にしかわからない辛さ」を経験した私は、基本的に「采配批判はしない」と決めていますし、森保監督を最後まで信じます。
ただ、今の状況を打開するためには、
「累積警告の出場があける伊東、セルティックで大活躍をみせている古橋、大きなポテンシャルを秘めている三好など『旬な選手』の活躍が、日本代表には必要です!」
という意見を述べておきたいと思います。
とりあえず、次のホームでのオーストラリア戦は「絶対に負けられい戦い」どころか「勝利しかありえない戦い」となります。
われわれサポーターも全力で声援を送りましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。週末前の金曜日。今日一日が、皆さんにとって、素敵な一日になりますように。