YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

「熊本市議会×高校生」意見交換会in千原台 盛り上がりました!(後編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、今日のタイトルは、「熊本市議会×高校生」意見交換会in千原台 盛り上がりました!(後編)です。

一昨日、「前編」をお話ししました。

本当は、昨日のブログで「後編」をお話しする予定だったのですが、昨日は「サッカーW杯予選・日本対オーストラリア戦」についてお話ししたために、今日、「後編」として、一昨日のブログの続きをお話します。

「前編」では、「熊本市議会広報委員会の皆さんの発案でこの企画が行われたこと。」「事前にアンケートがとられていて、その結果をクイズ形式で伝えることになっていて、そのリハーサルが和やかな雰囲気で行われたこと。」などをお話ししました。

今日は、いよいよ「本番」が始まるところからです。

会の進行をされるのは、広報委員である山本浩之議員です。

山本議員の

「ただいまより『熊本市議会と高校生による意見交換会』を始めます。まず、はじめに熊本市議会議長・原口亮志よりご挨拶いたします。」

という進行で会が始まりました。

原口議長のご挨拶では、熊本市議会や熊本市長の関係を高校に例えて紹介していただきました。

「高校に例えると、市議会議員は皆さんのような生徒会役員さんや学級委員さんのような存在です。その中で、議長をしている私の役割は、生徒会長さんに似ています。そして、もう一人、市には市長がいますが、市長さんは校長先生のような存在だと思ってください。」

さらに、

千原台高校の生徒会では、『自分たちの手で売店を作りたい』という発案をされて、すでに動き始めていると聞きました。また、『校則』についても自分たちで話し合っているそうですね。素晴らしいと思います。」

「私たち市議会議員も、市長さんが提案する『予算について、その使い方でよいのか』とか、『市民の皆さんが困っていることはないか』とかを話し合ったり、提案したりするお仕事をしています。」

「今日は、そのような私たちの活動を知ってもらうとともに、皆さんからの意見もたくさん聞かせてもらおうと楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。」

高校生にもわかりやすい素晴らしいご挨拶でした。

次に、

千原台高校の南校長先生からご挨拶をいただきます。」

となり、私からは「前編」でお話しした「この企画が高校生にとってありがたいと思う二つの理由」をお話しして挨拶とさせていただきました。

次は、いよいよ広報委員長である三森至加議員と光永邦保議員コンビによる「クイズコーナー」です。

リハーサルを観ていた同僚議員から

「まるで、夫婦漫才ですね。」

という感想が聞かれたくらいの「名コンビぶり」を発揮していただき、やや緊張気味だった高校生の雰囲気も和らぎ、会は一気に和やかな雰囲気になりました。

この後は、A、Bの2グループに分かれての「グループワーク」です。

それぞれのグループに高校生が4人ずつと市議会議員の方が2人ずつ入られます。

Aグループには、原口議長と光永議員が入られ、Bグループには、ともに広報委員である古川智子議員と島津哲也議員が入られました。

まずは、自己紹介から始まり、その後は高校生からの質問に議員の皆さんが答えるという形でグループワークは進んでいきます。

Aグループでは、

「議員の皆さんは、議員になられる前には、どんなお仕事をされていたのですか?」

Bグループでは、

「今、私たちは『校則の見直し』について話し合っているのですが、高校生の校則について、議員の皆さんはどう思われますか?」

などという質問がされ、その質問に丁寧に、時にはユーモアを交えてお答えいただいていました。

このグループワークの様子をビデオカメラで撮影されていたのは、広報委員の吉村健治議員と荒川慎太郎議員です。お二人とも「プロ顔負け」のカメラワークで撮影をされていました。

このような感じで約1時間の「グループワーク」はあっという間に終了。

最後に全員で「記念写真」におさまり、無事に初めての企画「熊本市議会×高校生」意見交換会は大いに盛り上がって終わりました。

教育改革実践家であり、民間人校長として公立の中学校・高校の校長を経験した藤原和博氏は、著書「10年後の君に仕事はあるのか?(ダイヤモンド社)」の中で、次のように語っています。

「教育は伝染・感染なんです。だから、(大人は)何かを無理やり教えようとしなくてもいいから、自ら学ぶ姿を見せてやってください。じつは、大人の学んでいる姿こそが、子どもたちにとって最高の教材なんですよ。」

まさに、私も同感です。

会の最後に、グループの代表の生徒が次のような感想を述べました。

「私は、この会に参加する前は、失礼ながら『市議会議員さんってお偉いさんなんだろうなあ』って思ってました。でも、こうして一緒にお話をしてみると決してそんなことははくて、私たち熊本市民のためにいろんなことを考えてくださっていることがわかり、とても良い体験が出来ました。この体験をこれからの生徒会活動に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。」

この感想に、熊本市議会広報委員会の皆さんのお力で実現したこの会が、生徒たちにとっていかに大きな「教材」であったかが現れています。

広報委員の皆様をはじめとする関係者の皆様、本当にありがとうございました。

今後も、千原台高校では、社会で活躍されてぃる様々な大人の皆さんをお招きし、「教材」とさせていただくつもりです。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。