YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

千原台高校自転車競技部 新人戦で大活躍!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

10月16日(土)~17日(日)の日程で、熊本県高校自転車競技新人戦大会が、久留米競輪場を会場に行われました。

熊本市の水前寺競輪場が熊本地震で被災してしまい、まだ復旧しておらず、それ以来、熊本県大会は、毎回、福岡県大会との合同開催という形で、久留米競輪場で開催させていただいています。

福岡県高体連自転車競技部の皆さん、福岡県自転車競技連盟の関係者の皆さんには、感謝、感謝です。

また、この大会は毎回、YouTubeライブ配信を行っています。そこに、力を貸していただいているのが、崇城大学の大学生の皆さんです。

福岡県まで応援に行けない保護者の皆さんや学校関係者の皆さん、自転車競技のファンの皆さんにとって、とてもありがたいライブ配信です。

この学生の皆さんにも感謝、感謝です。

また、その他にもたくさんの関係者の方々が大会の運営に関わられています。

本校からも、自転車競技部の顧問をはじめ、4人の教職員と1人の外部コーチを派遣しました。

さらに、新人戦ということで、高校生としての競技を引退し、すでに大学への進学が内定している3人の3年生も補助役員として運営を手伝ってくれています。もちろん、3人とも大学進学後も自転車競技を続ける生徒たちです。

本部席で観戦しながら、大会運営のディレクターとして仕事をしている顧問の中田先生に向けて、

「3年生も3人来てくれて、手伝ってくれていますね。」

と声をかけると、

「はい。3年生は、ここまで自転車で来てます!」

私は、驚いてしまい

「えーっ、熊本から久留米までって100kmくらいあるんじゃないですか?」

と言うと、

「いやあ、60kmくらいのもんですよ。そんなん、日頃の練習より短い距離ですから。」

私は、自転車競技の日頃の練習量のすさまじさを再認識し、目の前で競技を繰り広げる選手たちに改めて敬意を持ちました。

大会の結果は、2年生の中村信太くんが「ポイントレース」で見事に優勝しました。

中村信太くんのお兄さんは、全日本高校自転車競技選手権の「ポイントレース」で2連覇を達成し、「熊日スポーツ大賞」も受賞して、今年、千原台高校を卒業した中村栄杜くんです。

信太くんは、今回が初優勝。

優秀な成績を納めて、自転車競技部のヒーローとなって卒業していった兄の背中にあこがれを感じつつもも、ついつい兄と自分を比較してしまい、辛い気持ちになった時期もあったことだと推察します。

そんな中村信太くんの大会での初優勝。

心から「おめでとう」の拍手を送りたいと思います。

久留米まで車で往復しながら、タブレットを使ってアマゾンプライムで上映されている映画「弱虫ペダル」を観ました。

中学校まで友達が出来ずに、ひたすら週末には、自転車で「アキバ通い」をしていたアニメおたくの主人公・小野田坂道は、高校に入学して「アニメ研究会」に入部して大好きなアニメについて友達と語り合うことを楽しみにしていました。

しかし、残念ながっら「アニメ研究会」は、部員不足で休部中。担任の先生に復活を嘆願しますが、

「部員を5人集めたら、考えてやる。」

と言われ、もともと友達のいない小野田にとっては、絶望的な状況です。

そんな中で、毎日、坂道をママチャリで一気に登ってくる小野田の姿に注目した2人の生徒がいました。自転車競技部のエース候補の今泉俊輔と女子マネージャーの寒咲幹でした。

マネージャーの寒咲幹から今泉俊輔と自転車で勝負し、小野田か勝てば今泉は、アニメ研究会に入るという勝負を提案され、二人は勝負します。

勝負の結果は、今泉が僅差で勝利。

そこで、自転車競技の魅力を体感した小野田は、自転車競技部に入部して・・・

というようなお話しです。

この映画は、いわゆる「青春ドラマ」であり、50代も後半のおっさんが観るにはミスマッチな感じもしながら、観はじめたのですが、どんどん作品と自転車競技の魅力に引き込まれ、ラストシーンでは大きな感動を得ました。

読者の皆さんにも、機会があればぜひ観ていただきたい映画でした。

千原台高校の自転車競技部の生徒たちも、「弱虫ペダル」の小野田くんほどではないにせよ、ほぼ、全員が中学時代には、「自転車競技以外の部活動」で活動していた生徒たちです。

野球部、陸上部、相撲部など様々な競技の出身者がいますが、その中学時代の部活動の様子は、「活躍」ではなく、あくまでも「活動」だったのです。

つまり、その種目で「活躍」していた選手たちは、その種目を続けます。そうではない生徒たちが、「自転車競技」という新しい種目に出会い、その競技に青春を燃やしているわけです。

そんな千原台高校自転車競技部の活躍をこれからも精一杯応援していきたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

週のスタートの月曜日。

皆さんにとって、素敵な一日になりますように。