どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日行われたJ3リーグ第24節、ロアッソ熊本対カマタマーレ讃岐の一戦は、現在クラブ史上新記録の7連勝中のロアッソ熊本でしたが、勝利をつかむことは出来ず、0-0のスコアレスドローに終わりました。
今日は、この試合を振り返ります。
私が、試合会場である「えがお健康スタジアム」に着いたのは、試合開始1時間半前の12時半くらいでした。
いつも通りに「報道受付」に行くと、受付のスタッフの方の服装がいつもと違います。
そう、「ハロウィン」が近いということで、コスプレ姿だったのです。
この日の会場では「ハロアッソWin」というイベントが開催されており、「スタグル広場」には、コスプレ姿のサポーターたちをたくさん目にしました。
FM熊本のラジオ番組「ロアッソリンクス」のパーソナリティーで、「スタグル広場」でサポーターさんへのインタビューをしていた清原秀美ちゃんも「赤ずきんちゃん」姿で登場。ハロウィン気分を盛り上げていました。
チームが7連勝中で首位を走っていることもあり、試合前の「スタグル広場」はサポーターの皆さんの笑顔であふれていました。
そんな雰囲気の中で始まった試合でした。
先発は、
GK 佐藤
DF 黒木、菅田、酒井
MF 上村、河原、竹本
FW 杉山、高橋、伊東、ターレス
と3試合連続で同じメンバーとなりました。
対する讃岐は、ここ4試合、得点0の試合が続いている状況。前節から2人メンバーを入れ替えていました。
試合は、予想通りにロアッソが一方的にボールを支配する形で進みました。
しかし、5-4-1のブロックを作って守りを固める讃岐の守備陣を崩すことが出来ず、0-0で前半を終えます。
ちなみに、前半のシュート数は熊本の4本に対して讃岐のシュートは0でした。
ハーフタイムに大木監督が動きます。FW伊東に替えて、岡本を送り込みます。
前線でボールを受けることが多かった伊東が岡本に替わったことによって、岡本は元々はボランチの選手だったこともあり、引いてボールを受ける場面が多くなり、FWというよりトップ下に近いポジションでプレーしていました。
これにより、実質的には、3-3-4から3-3-3-1へとフォーメーションを変更した形になりました。
このことと、前半は完全に「リトリート(引いて守る戦術)」していた讃岐が攻撃的になったことにより、ロアッソにとっては、攻撃に使えるスペースが出来てきて、得点の可能性が高まる後半の立ち上がりでした。
その後も、後半22分には、FW高橋→浅川、FWターレス→坂本。後半39分にFW杉山→北村と次々に交代カードを切った大木監督。
チーム全員で勝ち点3をつかむために讃岐ゴールに迫ります。
後半45分には、浅川がボレーシュートを放ち、そのこぼれ球を拾った上村のクロスを再び浅川がヘディングシュートを放ちますが、いずれも相手GKの好守に阻まれました。
このまま試合は終了。0-0のスコアレスドローで終わりました。
さて、今日のタイトルに掲げた「その意味は…」ということについて、二つあると思います。
一つ目の意味は、「失点0でしのいだ」ということです。
この立役者は、何と言ってもGK佐藤でした。
後半に入って攻撃に出てきた讃岐の決定機をことごとく阻んでくれました。
特にすごかったのは、後半36分のプレーです。
相手選手がドリブルでロアッソゴールに迫り、DFのスライディングタックルもかわされて、GK佐藤との1対1となります。そこで、見事な飛び出しをみせ、相手のシュートをはじき返し、決定機を阻止してくれました。
二つ目の意味は、「入れ替わった4人のFW陣でゴールを奪えなかった」ということです。
ここまで、メンバーを固定して連勝を重ねてきたロアッソでしたので、そこでベンチを温めることになっていた控えのFW陣にとっては、自分たちの力をアピールする絶好のチャンスでした。
そして、そんな場面で控え選手が結果を出していくことで、新たな「切磋琢磨」が産まれ、チームはさらにレベルアップしていきます。
そんなチャンスをものに出来なかったところには課題が残ったと言えるでしょう。
とは言え、2位の宮崎、3位の富山がともに敗れた中で勝ち点1を積み重ねて、当面のライバルとの差を広げることは出来ました。
残りは6試合。しかも、ここからは、上位チームとの対戦が続いていきます。
まさに、ここからが「正念場」です。
まずは、次節アウェイゲームとなる鹿児島戦で、チームが一丸となって戦い、勝ち点3を持ち帰ってくれることを信じましょう。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
週のはじめの月曜日。
皆さんにとって素敵な一日になりますように。