YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ステキな時間に感謝! 講演後の質疑応答にて(前編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

それと、もう一つ、LGBTs人権課題についての講演活動もしています。

今月も3回の講演活動を行いました。

1回目は、中学校の全校生徒さんに聞いていただきました。

2回目、3回目は、PTAの皆さんに聞いていただきました。

昨夜、今月3回目の講演をさせていただきました。

お招きただいたのは「北部中学校区PTA連絡協議会」の皆さんです。

今回の幹事役のPTA会長さんが、以前、「熊本市PTA連絡協議会」での私の講演を聴いていただいていて、今回のオファーをいただきました。

約Ⅰ時間、私も一生懸命にお話をさせていただき、参加者の皆さんも真剣に、そして、時には涙しながら聴いていただき、とても素敵な時間を過ごさせていただきました。

そして、さらに私が嬉しかったのは、その後に行われた「質疑応答」の時間でした。

講演後には「質疑応答」の時間がよく設けられますが、シーンとして、

「では、何かお尋ねがある方は、感想の用紙にご記入ください。」

と言って、閉会されることも多いのですが、昨夜は、様々なご質問をいただき、応えさせていただました。

その理由の一つに、幹事さんから、

「質問の内容は、もちろん本日の講演の内容に関わることでも結構ですし、私たちが『子育て』や『PTA活動』をしていく中で悩んでいること全般から、何かあれば、せっかくの機会ですので、ぜひ、お尋ねください。」

というアナウンスがあったからだと思われます。

そのいくつかをお話しします。

まず、最初のお尋ねは、

「講演内容からは少し離れてしますのですが、先生のプロフィールに『教育目標 一生懸命はカッコイイ! ~一生懸命になれる生徒、一生懸命を支える生徒の育成~』というのが書かれていて、この『一生懸命になれる生徒の育成』というところに興味がわきました。どのようにこれを行われるのか?教えてください。」

「私が『大切にしていること』についてご質問いただき、ありがとうございます。

この『一生懸命になれる生徒、一生懸命を支える生徒の育成』については、今は、『リーダーシップ、フォロワーシップの育成』と言い換えて生徒たちに伝えています。

例えば、運動会の時には、スポーツが得意な生徒が応援団やリレー選手となり、運動会の『リーダー』となります。そして、その人たちに声援を送るクラスメイトが『フォロワー』です。

次に、合唱コンクールがあると、今度は運動会の時に『フォロワー』だった人の中から、指揮者やパートリーダーなどの『リーダー』が出てきます。そして、運動会で『リーダー』だった人たちが『フォロワー』となります。

大切なのはこの時です。運動会の応援団では、クラスメイトに『もっと声出して!』などと声をかけていた人が、合唱コンクールの『フォロワー』となった時に『自分は歌は苦手だから・・・』と一生懸命に取り組まないということではいけません。

ここで、『フォロワー』として、一生懸命になれる人こそ、次の機会に『リーダー』となれるのです。

ということを常に生徒たちに伝えています。

この『リーダー』と『フォロワー』の関係は、あらゆる場面で成り立ち、そして、その役割は、常に入れ替わっていきます。

例えば、授業中であれば、挙手をして発言している人が、その瞬間の『リーダー』です。そして、その発言を聴いている人が『フォロワー』です。

誰かが発言している時に、隣の人と私語をしていたり、ボーっとして聞いていない人は良い『フォロワー』とは言えません。

また、今日の講演会では、前に立ってお話しさせていただいた私が『リーダー』で、お聴きいただいた皆さんが『フォロワー』ということになります。

今日の講演では、『フォロワー』である皆さんが、心から私のお話を聴いていただけたので、私は、とても気持ちよくお話しできました。

こうして、様々な場面で生徒たちに『リーダー』と『フォロワー』の両方を体験してもらい、成長していってほしいと思っています。」

と、このようにお応えしました。

昨夜の講演会では、このあとにも、いくつもの素敵な「お尋ね」をいただいたので、この続きは、明日の「後編」でお話しさせていただきます。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。