どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日、行われたJ3リーグ第29節・ロアッソ熊本対テゲバジャーロ宮崎の一戦は、ロアッソ熊本が引き分け以上でJ2昇格を決めるという大一番でしたが、結果は0-1で敗れてしまい、「悲願のJ2昇格」を決めることは出来ませんでした。
今日は、この一戦を振り返ります。
まずは、先発メンバーです。
GK 佐藤
DF 黒木、菅田、小笠原
MF 上村、河原、岩下、岡本
FW 杉山、高橋、竹本
前節、YS横浜戦と同じメンバーとなりました。
対する宮崎のフォーメーションは、4-4-2。
大型の2トップを起用し、2人で今シーズン19得点と2トップの得点力が高いチームです。
試合は、立ち上がりから激しいボールの奪い合いが続きます。
そんな流れの中でも、ロアッソの「前線からのプレス」が機能し始めて、試合はロアッソペースで進みました。
しかしながら、守備は機能したものの「決定機」を作ることは出来ずに、前半は0-0で終了します。
後半に入り、風上に立ったロアッソは、さらに攻勢をかけ「決定機」を作ります。
後半の立ち上がり1分には、黒木のクロスを高橋がシュート。しかし、これは相手GKのセーブに阻まれました。
続く9分にも、後ろからのロングパスを受けたFW高橋が胸トラップしながら、相手DFラインの裏へ抜け出し、GKと1対1となります。しかしながら、このシュートもわずかにゴール左に外れてしまい、「決定機」をものにすることが出来ません。
そこで、ロアッソベンチが動きます。
後半14分に岡本→伊東。続く30分には杉山→ターレスの交代を行い、点を奪いに行きました。
ターレスを投入した直後には、左サイドからボールを受けたターレスがGKと1対1になる「決定機」を迎えますが、このシュートも相手GKに阻まれて得点を奪うことが出来ません。
そんな、後半39分でした。宮崎ボールのFKのこぼれ球を右サイドから1タッチで中にいれられ、そこををシュートされて、これがDFに当たり、ボールはゴールに吸い込まれてしまいました。
失点直後の後半40分には、高橋→浅川、竹本→坂本の2枚替えをして、さらに宮崎ゴールに迫りますが、ついにゴールを奪うことは出来ず。
非情なタイムアップの笛が吹かれました。
内容的には、ロアッソの勝利が妥当なゲームをしていたと思います。
しかし、なぜ、このような結果になってしまったのか?
一つ目の理由は、何と言っても「再三の『決定機』でゴールを奪えなかったこと」です。
最終節までの1週間、ここに集中してトレーニングを重ね、次の試合では必ず「決定機」をものにして、点を奪い取ってほしいと思います。
二つ目の理由は、「引き分けでもOKという状況」だったように思います。
この気持ちは、テレビの前から声援を送っていた私の心の中にもありました。
もちろん、ピッチ上の選手たちは必死に点を取りに行っていたと思うのですが、試合内容が良かっただけに、心のどこかに「このままでもOK」という気持ちがあったのではないかと思います。
正直、私はそういう気持ちで試合を観てしまいました。
ここに、「落とし穴」があったような気がしています。
この試合は、「サッカーの神様の厳しさ」を味わった試合となりました。
しかし、今となっては、泣いても笑っても、残すところあと1試合。
逆に、「ホームスタジアムで多くのサポーターとともに、昇格の喜びを分かち合うチャンスとなった」とも考えられます。
そして、この試合は宮崎戦とは違い、「絶対に勝たなければならない戦い」(引き分けでは昇格が難しくなります)です。
チーム一丸となって「リスクを負ってでも点を奪いに行く」という姿勢で攻め続け、必ずや勝利をつかみ、「悲願の昇格」を成し遂げてくれると信じています。
一週間後の12月5日(日)。
全サポーターでスタジアムを埋め尽くし、ともに「昇格」に向けて戦いましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
週のはじめの月曜日。
今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。