YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

オフシーズンの寂しさ ロアッソ熊本を去る選手たちに感謝(前編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、ロアッソの熊本の見事な勝利で「J2昇格」「J3優勝」という「歓喜」で始まった今週も金曜日となり、週末が近づいてきました。

この一週間、ロアッソサポーターにとって、その「歓喜」とは逆に「寂しさ」を感じることもありました。

それは、「契約満了選手」の発表です。

ということで、今日のブログでは、現役引退を発表していた岡本知剛選手を含み、今シーズン限りでロアッソ熊本を去ってしまうことになる選手たちのお話をします。

岡本知剛選手は、広島県の出身です。

私が初めて彼のプレーを観たのは、彼が14歳、中学2年生の頃でした。

ナショナルトレセン」が熊本県大津町のスポーツの森大津で行われ、そこに、彼は招集されており、私も、九州地区の担当コーチとして参加していました。

その時の印象は

「しっかりした技術を持つ中盤の選手」

という印象でした。

そして、その後、彼は順調に「各世代の日本代表」に選ばれ、17歳の時に「U-17日本代表」の一員として、「2007FIFAワールドカップ」に出場します。この大会には、後にロアッソのGKとして活躍する吉田智志選手(当時ルーテル学院)やDF甲斐公博選手(当時FCKマリーゴールド横浜FMユース)の二人の熊本県出身の選手が出場していたために、私も開催地・韓国へ当時の指導者仲間と一緒に出掛けて、現地で応援しました。

そこから、順調にプロへと進み、J1、J2のチームで活躍し、ロアッソ熊本を最後のチームとして選んでくれたことを本当に嬉しく思っています。

14年間の現役生活、お疲れさまでした。

小笠原佳祐選手。

彼は、山口県の出身で、中学時代までを山口で過ごし、その後、東福岡高校筑波大学と進みます。

筑波大学と言えば、国立大学の名門校であり、スポーツ推薦での進学とは言え、高校時代にそれなりの学力を身に着けていないと合格することは出来ません。

そんな筑波大学で主将を務めていた彼が、当時、J3に降格が決まったばかりだったロアッソ熊本を選んで入団してくれたことをとても嬉しく思いました。

この経歴からも分かるように、彼のプレーの特徴は「クレーバーさ」にあるように思います。

DFに求められる要素は「1対1の強さ」「ヘディングで競り負けない高さ」などいろいろあると思いますが、私は、この「クレーバーさ」はとても大切な要素だと考えています。この「クレーバーさ」を武器に大活躍した選手が元日本代表主将の宮本選手でした。

まだ、25歳の小笠原選手。新天地でもこの「クレーバーさ」をさらに磨いての大活躍を祈っています。

浅川隼人選手。

千葉県の出身です。ジェフユナイテッド市原・千葉U-15 →八千代高校→桐蔭横浜大学YSCC横浜を経て、2020年にロアッソ熊本に入団しました。

センターフォワード、点取り屋の浅川選手。

2020シーズンは11得点、2021シーズンは4得点と多くのゴールで、ロアッソサポーターを歓喜させてくれました。

また、彼は「オフ・ザ・ピッチ」でも熊本県に大きな足跡を残してくれました。

それは、数々の「社会貢献活動」です。「こども食堂」を開いたり、球団と相談の上で「浅川シート」を作って、多くの子どもたちを招待してくれたりしました。

また、SNSを通しての発信、サポーターとの交流にも力を入れてくれて、毎試合後、「インスタライブ」や「YouTubeライブ」と言う形で、私たちサポーターと直接交流してくれました。

新しい「プロサッカー選手のスタイル」を模索し続ける浅川選手の新天地での更なる活躍をお祈りしています。

この他に、水野選手、北村選手、内山選手の契約満了が発表されていますが、彼らへのお別れの言葉は、明日のブログで「後編」としてお話しします。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。