YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

オフシーズンの寂しさ ロアッソ熊本を去る選手たちに感謝(後編)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、今日のタイトルは「オフシーズンの寂しさ ロアッソ熊本を去る選手たちに感謝(後編)」です。

昨日の前編で、今シーズン限りでロアッソ熊本を離れることが決まっている6選手のうち、岡本選手、小笠原選手、浅川選手のことをお話ししました。

今日は、北村選手、水野選手、内山選手のことをお話しします。

まずは、北村知也選手です。

北村選手は、宮崎県の出身。小学校、中学校と地元のクラブチームでプレーし、高校は全国優勝の経験もある地元宮崎の強豪校、鵬翔高校に進みます。さらに、大学時代も宮崎経営大学でプレーするという「宮崎で生まれ育った選手」です。

そこから、ロアッソ熊本に入団し、3年間プレーしました。

入団1年目でセンターフォワードのポジションを獲得し、11ゴールを挙げて「チームトップスコアラー」となります。

この年、彼の母校である宮崎鵬翔高校の後輩たちが熊本のえがお健康スタジアムに応援に来てくれていたことがありました。

試合後、後輩たちに囲まれ、はにかんだ笑顔で質問に答えていた光景を思い出します。

そんな人柄からも、多くのサポーターの「推し」となり、試合前のスタグルでは、彼の背番号である「13」のユニフォームを着たサポーターの姿をたくさん目にしました。

まだ25歳の北村選手、新天地での「再ブレーク」を楽しみしています。

次は、水野泰輔選手です。

水野選手は、1993年生まれの28歳。

若手が多く、そこにベテランが加わるというチーム構成の中で、貴重な「中堅選手」でした。

出身は愛知県。

名古屋グランパスU-15 →名古屋グランパスU-18名古屋グランパスという道を歩んでプロの扉を開いた選手です。

この経歴は、ジュニアユース、ユースと並みいる「好選手」たちの競争を勝ち抜いてきた証です。

このことからもわかるように、水野選手についての私の印象は、

「技術的なスキルがしっかりとしている選手」

「様々なポジション、様々な局面で安心して起用できる選手」

というものでした。

名古屋グランパスFC岐阜藤枝MYFCロアッソ熊本とチームを移りながら、プロの厳しさを体感してきた水野選手。

新天地でのさらなる活躍をお祈りしています。

最後は、内山圭選手です。

彼のポジションは、GK。

私もGKの出身で、同じGKとして、一緒に子どもたちを指導したこともあり、普段は「ウッチー」と呼んでいますので、ここでもそう呼ばせてもらいます。

彼は、神奈川県出身。

川崎フロンターレU-15→川崎フロンターレU-18を経て、東海大学へと進学。

卒業後は、JFL東京武蔵野シティFCでアマチュアのプレーヤーを経験した後にロアッソ熊本に入団します。

一度、社会人のアマチュアチームを経て、プロになるというのは、サッカー界ではまだまだレアケース。

そんな彼の「プロとしてプレーする」という「夢の実現」を支えた人がいます。

それは、当時、ロアッソ熊本のトップチームでGKコーチをしていた澤村公康さんです。

ウッチーは、澤村コーチが川崎フロンターレでアカデミーのGKコーチをしていたころの教え子です。

そんな縁から、ウッチーの「プロ入り」が実現したのだと思います。

澤村コーチが熊本で開催していた小中高校生のためのGKスクール「ゴーリースキーム」で、ウッチーは現役のプロ選手であるにも関わらず、そこに来て、子どもたちを指導してくれました。

私も時々「ゴーリースキーム」にお邪魔して、一緒に指導することがありましたが、そんな時のウッチーは、「時にやさしく、時に厳しいお兄さん的な存在」であり、「子どもたちのあこがれ」でもありました。

澤村コーチは、2018シーズンを最後にロアッソ熊本を去り、サンフレッチェ広島のGKコーチとなったわけですが、澤村コーチが去ったあとの2020年、ウッチーのプロ選手としての活躍が花開きます。

2020年、大木体制となるとともに「キックが得意な攻撃的なGK」として、レギュラーポジションをがっちりとつかみ取り、J3リーグで「34試合フル出場」という素晴らしい活躍をみせてくれました。

今シーズンは、佐藤選手の加入により、J3リーグでの出場は2試合にとどまりましたが、その2試合では、ウッチーらしい素晴らしいプレーをみせてくれていました。

マチュア選手から「プロになる」という夢を叶えて、ロアッソ熊本に力を与えてくれたウッチー。

新天地で、再び夢を実現し、「プロのGK」としての姿をまだまだみせてくれると信じています。

そして、十分な経験を積んだのちに再び「GKコーチ」として、一緒に子どもたちを指導できる日を楽しみしています。

今シーズン限りで、ロアッソ熊本を離れるすべての選手たちに心からの感謝と拍手を送りたいと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日は、土曜日。

このあと、指導者インストラクターとして、熊本県サッカー協会が主催する「C級コーチライセンス講習会」で「GK指導」の講義と実技をしてきます!

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。