どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のブログでは、久しぶりに最近読んだ本の中から、私が初めて知った知識で、早速実践してみたことをお話しします。
参考にしたのは、「片付けの心理法則 メンタリストDaiGo著(学研プラス)」という本です。
メンタリストDaiGoと言えば、
「英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動の方向をビジネスやアカデミックな方向へ転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。趣味は、1日10~20冊ほどの読書、ニコニコ動画、ジム通い。」(本書・著者紹介欄より引用)
という活動をしていますが、それらの活動の一つである「YouTube動画」での差別発言で大炎上し、しばらく活動を自粛していました。
私も、その際の発言には憤りを感じましたが、「1日10~20冊の読書」や各種論文を読んでの彼の「知識」は素晴らしく彼の著書については、たくさん読んで学ばせてもらっています。
そんな中で、今回手に取ったのが、前述の一冊です。
この本の主訴の一つは、
「本書で紹介する片付けの習慣で、自分の大切なことに使える時間、お金、体力は最大化されます。
つまり、片付けで人生は思い通りに操れるのです!」(本書より引用)
という点です。
「片付け」と言えば、「断捨離」「ミニマリスト」など「なるべく自分の周りから物を減らしていこう」ということを勧める本がたくさん出版されています。
私もそのような本を何冊か読んでみて、「やってみよう」とは思うのですが、日々の生活の中でなかなか実践できないと感じていました。
そんな中で、「時間、お金、体力を最大化する」というふうに、「片付け」の目的を示してくれていることにたいへん共感し、その方法のいくつつかを実践しています。
その中で、特に参考になったのが、「アフォーダンス」という考え方です。
著者は、まず、こう述べています。
「自由な時間を増やし、人生を最大化するための片付けの原則の2つ目は、『初速最大化の原則』です。
これは、次の行動にとりかかるまでの時間を最短にする、ということです。」
「初速を最大化するような環境は、行動しやすい環境ということです。このような環境をつくるためには『アフォーダンス』をデザインするという発想も有効です。
アフォーダンスとは簡単にいうと『環境が行動を規定している状態』のことです。
たとえば、目の前に椅子があったとしたら、あなたがとる可能性のある行動は、座ることでしょう。椅子が折りたたみ式なら、持ち運ぶこと。目の前にドアがあったら、押すこと。引き戸だったら、引くことでしょう。
このように『何となくとるべき行動がわかる状態』がアフォーダンスです。(最近では『シグニファイア』と呼ばれる場合もあります。)
このアフォーダンスを利用して、その環境に置かれた瞬間、何の行動をとれば良いのかということが一発でわかるようにしておくことで、とりかかりを最速化することができます。
たとえば、読破したい本があるなら、机に座って、『今日はどの本を読もうかな』と迷うような環境にしておいてはいけません。前日のうちに読みたい本を机に置いておく。すると、机に座った瞬間に『この本を読むんだった』とわかる。これがアフォーダンスのデザインです。」(以上、本書より引用)
この部分を読んで、私は「まさにその通り!」と共感しました。
そこで、早速やってみることにしました。
それは、こういうことです。
今、私はブログを書いています。日にちは、2021年12月20日。時刻は、朝の6時20分です。
毎朝、5時に起床し、まずは20分~30分ほどの瞑想。その後にブログを書くというのが、私の朝のルーティンですが、この中で「アフォーダンスをデザインする」ことが出来る部分があることに気付きました。
私の自室には、残念ながら机を置くスペースがありません。そこで、毎朝のブログは、タンスを「スタンディングデスク」の代わりにして、「ステッパー」の上に立った状態で書いています。
これまでは、瞑想のあとに、「パソコンバッグからノートパソコン(愛用のレッツノート)を取り出し、起動してからブログを書き始める」という行動をしていました。
しかし、ここに「アフォーダンス」の考え方を入れて、前日の夜のうちにパソコンをバッグから取り出して、タンスの上にセッティングしておくように変えました。
「パソコンバッグからノートパソコン(愛用のレッツノート)を取り出し、起動してからブログを書き始める」という動作にかかる時間は、ほんの数十秒ですが、本書には次のような記述もありました。
「アメリカのショーン・エイカーがハーバード大学で行った研究による『20秒ルール』という鉄則があります。
人間はとりかかるときに必要な時間を20秒短縮するだけで、それを習慣化できる。逆に20秒余計に時間がかかるだけで、習慣をやめられるー。」(本書より引用)
「朝の起床後の時間にブログを書く」という習慣が、今後も続けられるように、この「アフォーダンスをデザインすること」を続けていきたいと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。