どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日、12月28日、第100回全国高校サッカー選手権大会が開幕を迎え、東京の国立競技場で開会式が行われました。
東京オリンピックを開催するために、高校サッカーの「聖地」だった国立競技場は改築され、ここ数年は「聖地」を離れての開催となっていましたが、この記念すべき100回目の大会が「聖地」国立競技場に戻ってきたことに感慨もひとしおです。
17代目応援マネージャーの茅島みずきさんを先導役に全48校が入場行進。前回優勝校の山梨学院高校が先頭を歩き、その後は北海道代表の北海高校、青森県代表の青森山田高校と北から南へ47都道府県の代表校が元気いっぱいに入場行進を行いました。
「高校サッカー選手権」は、小学校3年生でサッカーを始めた私にとっては、まさに「あこがれの舞台」でした。
私がはじめて「高校サッカー選手権」に出会ったのは、1976年、開催地が関西から関東に変更になった年のことでした。
この年から日本テレビ系列による全国放送が始まり、熊本県代表として出場した八代工業高校が、ベスト8へ進出。テレビの前から必死に声援を送りました。
そして、さらに、私を虜にしたのは、国立競技場で行われた決勝戦、浦和南対静岡学園の一戦でした。
静岡学園と言えば、当時からサッカーどころとして知られた静岡県の代表で、まるでブラジル代表を思わせるような個人技に優れた選手たちの集まり。対する埼玉県代表の浦和南は、前年度も優勝していて2連覇を狙う当時の高校サッカー界の横綱格のチームでした。
試合は、点を取っては取られる大熱戦。結果は5対4で浦和南が勝利し、大会2連覇とともに、関東開催での「初代王者」となりました。
ちなみに、この浦和南のエースストライカーとして活躍したのが、現日本サッカー協会会長であり、昨日の開会式でも「主催者挨拶」で熱いメッセージを送られた田嶋幸三さんです。また、現在、サッカー解説者としてご活躍の水沼貴史さんも1年生ながら大活躍していました。
この大会をテレビ観戦して以来、私は「サッカーの虜」(正確には「高校サッカーの虜」)になっていきました。
それから、サッカー一筋の中学時代を過ごし、少年時代は「肥満体型」「運動音痴」だった私が、熊本県選抜や九州選抜チームのGKを務めるようになっていました。
そして、1980年、熊本県立濟々黌高校に入学し、サッカー部に入部。
先輩方とともに、その年の熊本県高校サッカー選手権で優勝を飾り、さらに、西九州大会で、当時、全国大会の常連校だった佐賀商を1-0で破って、全国高校サッカー選手権の切符を手にしました!
当時の開会式が行われたのも、国立競技場でした。
そして、チームで一番身長が高かった私は、校旗を持つ主将の次に優勝旗を手にして入場行進をしました。
この時の、武者震いするような感動は「生涯の思い出のシーン」として私の心に残り続けています。
そんな大会が、今年も開幕しました。。
熊本県代表の大津高校は、熊本県予選では「ダントツの強さ」を発揮して優勝。
また、チームのGKを務める身長191cmで、U-18日本代表候補の佐藤瑠星(さとう りゅうせい)君は、合志中学校3年生の頃に、私が指導している「GKクリニック」にも参加してくれた選手です。
さらに、山城朋大(やましろ ともひろ)監督は、私がトレセンコーチをしている頃、彼が小学生、中学生だった時代に指導した元教え子の一人でもあります。
彼らの大活躍、関東開催以降初の「熊本県勢ベスト4」。そして、夢の「全国制覇」を期待しながら、テレビの前から声援を送りたいと思います。
読者の皆さんからのご声援もよろしくお願いします!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
私も今日から、1月2日までは「年末年始の完全休業日」です。
孫の相手や家の大掃除をして過ごしたいと思います。
今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。