YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

大津ゴールラッシュで初戦を突破! 初陣・中部大第一下す

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、昨日行われた第100回全国高校サッカー選手権の1回戦・大津(熊本)対中部大第一(愛知)の試合は、大津が持ち前の攻撃力を発揮して、5-0で快勝。初戦を飾りました。

今日のブログでは、この試合について振返ります。

まずは、大津の先発メンバーです。

GK 佐藤瑠

DF 和田、川副、寺岡、岩本

MF 一村、薬師田、森田、田原

FW 川口、小林

熊本県大会と同じ4-4-2の布陣で臨みました。

対する中部大第一は、DFが3枚で1トップという3-4-2-1の布陣で、愛知県大会を5試合無失点で勝ち抜いてきた「堅守」のチームです。

あと一つ、私が注目したのは監督さんの存在です。

中部大第一の監督さんは、伊藤裕二さん。元JリーガーでJリーグの草創期1990年代の後半に、名古屋グランパスエイトのGKとして活躍した方です。

引退後には、日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチとして活動されていた時期があり、その当時に、同じGKコーチとしてナショナルトレセンで選手を指導させていただいたことがあり親しくさせていただきました。

元Jリーガーで私にとっては、「雲の上の存在」でしたが、年齢的にもほぼ同世代(伊藤監督は56歳)ということもあり、とても親切にしていただきました。

さて、試合の方は、立ち上がりから大津のペースで進みます。

前半4分。コーナーキックからMF薬師田がヘディングシュートを決めて先制点を奪うと、続く27分にもコーナーキックからつないだボールをMF一村がうまく合わせて、追加点を奪いました。

前半35分には、クロスボールを身長191cmの長身で2年生のFW小林が頭で合わせて3点目のゴール。前半を3-0とリードして折り返しました。

ハーフタイムに3人のメンバーチェンジをして、攻勢をかけてきた中部大第一でしたが、大津は慌てることなく、ゲームをコントロールします。

後半19分に、途中出場の1年生MF碇がこぼれ球を押し込み、4点目。

続く、35分にはコーナーキックからの流れで、同じく途中出場のMF稲田が決めて、5点目を奪いました。

試合後に、中部大第一の伊藤監督に次のようなメールを送りました。

「ご無沙汰しています。熊本の南です。結果は残念だったと思いますが、伊藤監督のもとにチームがまとまっていることを強く感じました。今後、ますますチームが飛躍されることをお祈りしています。」

すると、すぐに、次のように返信をいただきました。

「こんばんは。お久しぶりです。大津、強かったです。爪痕を残せませんでした。」

伊藤監督、就任8年目にして全国選手権初出場。とは言え、すでに120名を超える部員が、伊藤監督を慕って在籍しているそうです。

中部大第一の新しい歴史が、またここから始まると思います。これからの伊藤監督のチーム作りと今後のチームのますますの活躍に注目していきたいと思います。

さて、1回戦を熊本県大会と同様の大量得点で突破した大津の次の対戦相手は、福岡県代表の東福岡高校です。12月31日の午後2時10分から、埼玉県熊谷市熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われます。

東福岡高校は、過去に全国選手権の優勝経験もあり、現在も高校年代の国内トップリーグプレミアリーグで大津としのぎを削る「超強豪校」です。

最後にこの試合の展望をお話しします。

まず、大津の優位性。

これは、何と言っても「高さ」です。191㎝のFW小林だけではなく、MF薬師田、碇など180cmオーバーの選手が多数いて、多少劣勢の試合展開になっても、クロスボールを多用した「パワープレー」で局面を打開できる可能性が高まります。

また、この「高さ」を活かした「セットプレーからの得点」の多さも今年の大津の強さの一つです。これも、接戦になった時に大きな力を発揮します。

逆に、懸念されるのは

熊本県大会と全国の1回戦をいずれも大量得点差で勝ち上がってきている」

という点です。

メンタル的にも、とてもしっかりしていると言われる今年の大津の選手たちですが、「負ければ終わり」のトーナメント戦である選手権での「接戦のプレッシャー」は、特別です。

接戦になることが予想される東福岡戦を制することが出来れば、チームは、さらに「進化」します。

大津のキャッチフレーズである「進化するブルー軍団」を体現してくれること期待しましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。