YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

大津、苦しみながらも8強入り! 初のベスト4へ王手!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

1月2日に行われた第100回全国高校サッカー選手権大会の3回戦、大津対佐賀東の一戦は、3-1で大津が勝利し、大津にとっては4回目となるベスト8への進出を決めました!

今日は、この試合を振り返ります。

大津の先発メンバーは、

GK 佐藤

DF 和田、川副、寺岡、岩本

MF 一村、薬師田、森田、田原

FW 小林、川口

1,2回戦と全く同じメンバーで、フォーメーションはおなじみの4-4-2です。

対する佐賀東も同じく4-4-2の布陣。注目選手は、背番号10番のMF吉田選手。U-18日本代表候補に選ばれた逸材です。

また、佐賀東の蒲原監督は、日本サッカー協会公認B級コーチライセンスを取得した時に同じコースを受講した「同期生」。穏やかな人柄の勉強家です。

さて、試合は、大津がボールを支配して進めるものの、DFラインを低めに設定して戦う佐賀東に対して、なかなか決定機を作れないままに進んでいきました。

そんな試合展開を打破したのは、191cmの長身FWでエースストライカーの小林選手でした。

前半28分、MF田原が左サイドから送ったクロスボールのこぼれ球をうまく体を反転させて、右足でシュート。見事に佐賀東ゴールマウスをとらえて、貴重な先制ゴールを奪いました!

前半は、このまま1-0で終了します。

後半になると、大津本来の「速いテンポでのボール回し」が見え始め、次々にシュートシーンを作ります。しかし、なかなか追加点が奪えず、「少し嫌な雰囲気だなー」と感じていたところで、大津のベンチが動きます。

後半14分に田原→高畑。この交替で高畑がFWに入り、川口がMFに入りました。続く20分には、一村→農という交代カードを切りました。

(余談ですが、MF農選手は、私の長男が小学生のクラブチームでコーチをしている頃の教え子だそうです。)

FW高畑選手は、「ゴール前の嗅覚」に優れた点取り屋。MF農選手は、独特のリズムのドリブルが出来る「サイドのドリブラー」です。

2人とも特徴を活かしたプレーをみせ、さらに、大津ペースで試合は進みます。

そんな後半27分、大津に待望の追加点が産まれます。

コーナーキックをMF森田が蹴り、長身FW小林がヘディングでそらします。そこへ飛び込んだのが、途中交代で入ったFW高畑でした。見事なシュートを決めて、欲しかった2点目を奪いました!

ところが、佐賀東もこのまま引き下がることはありませんでした。

途中出場のFW小嶋選手を有効に使いながら、大津ゴールに迫ります。

大津が追加点を奪った3分後の後半30分、フリーキックのこぼれ球を決められて、ゴール!

熊本県大会から、全国大会を通じての「初失点」を喫します。

2-0から2-1にされるのは、サッカー界では「危ない状況」とされています。

この1ゴールによって、一気に流れが変わってしまうことが往々にして起こるからです。

しかし、この試合の大津は違いました。この後もゲームをしっかりとコントロールしながら進めていきます。

そして、試合もアディショナルタイムに入った後半41分、右サイドのDF和田がドリブルでカットイン。途中交代で入っていた1年生FWの碇にパスを送ると、これを碇が佐賀東ゴールの右隅に見事なシュート!

貴重な「ダメ押しゴール」を奪いました!

このまま試合は終了し、3-1で大津が学校として4回目となるベスト8進出を決めました!

この試合から得られた収穫は2つです。

まず、1つ目は、この試合でも「3ゴール中2ゴールを途中交代の選手が奪っている」ということです。

以前にも書きましたが、途中交代の選手が活躍するとチームの「一体感」が増し、チームに「勢い」がつきます。

そして、2つ目は、「失点後も落ち着いてゲームをコントロール出来た」ということです。

今大会を通じて「無失点」で来ていただけに、「失点後」にチームがどのような状態になるのかに注目しましたが、この試合での大津は、全くバタバタしませんでした。

しかも、アディショナルタイムには、ダメ押しゴールまで奪う「おまけつき」。

この試合が、熊本県大会から全国大会までを通じて「最も苦しい試合」だったことは間違いありません。

しかし、ここで「苦しい試合」を経験できたことは、次の準々決勝、前橋育英戦に向けての「ポジティブな材料」だと私は感じています。

次の対戦相手となる前橋育英は、全国大会の「常連校」であり、過去に「優勝経験」もある「超強豪校」です。

しかし、今年の大津なら勝つチャンスは十分にあると思います。

ここを突破して、ベスト4に進出することが出来れば、今年は「夢の国立」が待っています。

準々決勝は、1月4日㈫12時05分から、フクダ電子アリーナにて行われます。

皆さんからも多くのご声援をお願いします!

頑張れ、大津高校

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日は、このあと「箱根駅伝復路」もスタートします。中央学院大学の8区に千原台高校出身の1年生・堀田くんがエントリーされていますので、そちらへのご声援もよろしくお願いします!

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。