どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日は、2022年1月4日。今日が「仕事始め」というのが、一般的だと思いますが、私の「仕事始め」は、毎年、1月3日です。
なぜなら、サッカー部をはじめとする部活動の選手たちが「初蹴り」、「初打ち」などの「新年初練習」を行うので、そこを激励に回るようにしているからです。
それと、1月3日と言えば、「箱根駅伝の復路の日」でもあります。
結果は、皆さんもご存じの通り、「青山学院大学、独走の大会新で優勝!」という形でした。
今日は、この二つの話題をお話しします。
まずはじめに激励したのは、グラウンドで「初蹴り」を催しているサッカー部。
1・2年生の「現役部員」、「引退部員」である3年生、ここ数年に卒業した若手の「部員OB」の皆さんが集まっていました。
サッカー部の皆さんには、全国高校サッカー選手権大会での大津高校の活躍ぶりを紹介し、
「皆さんも『遠くの目標』としての全国大会出場を目指しつつ、まずは、目の前に迫った『新人戦』で自分たちの力を発揮できるように、『自分なりの目標』を設定して、努力を積み重ねていってください。」
と話しました。
千原台高校サッカー部は、昨年、約50校が参加する熊本県新人戦大会で「ベスト16」まで勝ち進みました。今年こそは、あと一つ階段を昇り、まずは、「ベスト8進出」を達成してほしいと思っています。
次に激励したのは、女子ハンドボール部です。
「あけましておめでとうございます。
昨年末は、岡山県に遠征し、たいへん素晴らしい成果があがっていると聞いています。
年が明け、いよいよ全国選抜大会につながる九州大会が近づいてきましたね。熊本県の優勝校として出場する皆さんは「1勝すれば、全国大会!」ですね。
必ず達成できる目標だと思いますので、自信を持って臨んでください。
さて、高校スポーツと言えば、現在、皆さんと同じ熊本県代表の大津高校が全国高校サッカー選手権で活躍しています。
今、監督をしている山城朋大さんは、小学生、中学生の頃にトレセンで指導をした選手でしたが、その頃から『常に考えながらプレーする選手』でした。
ハンドボールとサッカーには、似ている部分があり、『考えながらプレーする』というは、ハンドボールの選手にとっても大切なことではないでしょうか。そんなことも参考にしながら頑張ってもらえると嬉しいです。
そして、全国大会に出場し、サッカーの大津高校に負けない活躍をしてください!」
いつも通りに、元気な声で、一斉に
「はい!」
と応えてくれました。
次に、「初打ち」に集まっていたバドミントン部を激励しました。
「あけましておめでとうございます。
お正月の3日から『初打ち』ということで多くの皆さんが参加してくれていて嬉しく思います。
さて、皆さんの『目標』は、何でしょうか?
『目標』の立て方は、いろいろあります。これを『周りとの比較』にしてしまうと、果てしなく先がありますね。
例えば、『日本一』という目標を達成しても、次は、『世界にはもっと強い人がいる』となります。
もちろん、野球のイチロー選手や大谷翔平選手、大晦日に試合をしていたボクシングの井岡選手など世界を舞台に活躍する人もいますが、そんな人はほんの一握りです。
ですから、皆さんの『目標』は、ぜひ『過去の自分を超えること』に設定してみてください。
例えば、今日これから『初打ち』をすると思いますが、昨年末の自分よりも良いプレーが出来るように全力で臨んでください。
そして、夏のインターハイでは『過去最高の自分』として、大会に臨んでほしいと思います。」
最後に、箱根駅伝の青山学院をみていて感じたことです。
バドミントン部に話した「過去最高の自分」をみせてくれたのが、箱根駅伝での青山学院でした。
昨年の大会での「4位」という悔しい結果をバネに毎日の努力を積み重ねて、箱根に「過去最強の青山」が帰ってきました。
原晋監督のお話によると、そのポイントは「『自立』から『自律』へ」ということだったそうです。
「青山には、選手たちが強くなるための『青山メソッド』があります。しかし、それをこなすだけでなく、一人一人の選手たちが、自分から自らを律する姿勢『自律』して、毎日のトレーニングに臨んでくれたことが、この結果につながったのです。」
まさに、スポーツ選手の理想の姿がここにあるように感じました。
今日と明日で昨日回れなかった千原台高校の部活動を激励に回りたいと思います!
また、今日、1月4日の12時05分から、全国高校サッカー選手権の準々決勝、大津対前橋育英の一戦が行われます。大津高校の皆さんが、勝利を飾り、「夢の国立」への扉を開いてくれるよう、精一杯の声援を送りましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。