YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

決勝のカードは、大津対青森山田に… 決勝戦の展望は…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

さて、いよいよ大詰めを迎えた第100回全国高校サッカー選手権大会。昨日は、準決勝が行われました。

第1試合は、昨日のブログでもお話しした通り、関東第一にコロナウイルス感染症の「陽性者」が出たということで、「出場辞退」となってしまい、大津の「不戦勝」となりました。

続く第2試合では、青森山田高川学園を6-0の大差でくだし、決勝進出を決めました。

今日は、青森山田高川学園の試合を簡単に振返りながら、大津対青森山田の決勝戦の「みどころ」についてお話しします。

まずは、青森山田の先発メンバーです。

GK 沼田

DF 中山、丸山、三輪、小野

MF 藤森、松木、宇野、田澤

FW 渡邊、名須川

4-4-2の布陣です。

注目選手は、主将で背番号10番を背負うMF松木選手。飛び級でU-22日本代表候補に選ばれており、次のパリ五輪での活躍が期待されている選手です。

他にも、MF藤森、MF小野がU=18日本代表候補に選ばれています。

また、チームとしても「夏のインタハイ」「プレミアリーグ東日本」でともに優勝しており、今大会で「三冠達成」を狙う「超強豪校」です。

対する高川学園は、DFに5人を配し、5-3-2の布陣で試合に臨みました。

高川学園のサッカーで注目されたのは「セットプレー」。スペイン語「嵐」という意味の「トルメンタ」と呼ばれる戦術で世界的にも注目を浴びています。

試合は開始早々に動きました。

前半2分、青森山田フリーキックを得ます。キッカーはMF藤森。右足でゴール前にアーリークロス気味のボールを放つと、そこに、FW名須川が飛び込んでヘディングシュート。ボールは、高川学園のゴールに吸い込まれ、青森山田の先制点となりました。

さらに、前半26分、コーナーキックを得ると、キッカーは再びMF藤森。藤森が蹴ったボールにDF丸山が見事にヘディングで合わせ、2点目のゴールを奪います。

前半は、このまま2-0で終了しました。

後半に入り、12分には、右サイドで藤森がキープしたボールを受けたMF松木。ドリブルでペナルティーエリアに侵入し、角度の浅いところから左足でシュート。このシュートが高川学園のゴールに突き刺さり、3点目を奪います。

続く後半24分には、途中出場のFW小湊が、また、後半40分には、再びコーナーキックからDF丸山がヘディングシュートを決め、さらに、後半44分には前線からの厳しいDFで奪ったボールを途中出場のMF田中がゴールを奪い、トータル6-0とし、大勝しました。

まさに、「東の横綱」。大相撲に例えると「横綱白鵬」クラスの強さを発揮した青森山田のストロングポイントを3つ挙げます。

1つ目は、「百戦百打、一瞬の心」というチームスローガンを全員で実践する「チームとしての隙のなさ」です。

とにかく、全選手が常に集中してプレーしています。

2つ目は、「個人のタレント」のレベルの高さです。

前述の通り、中盤には松木、宇野、藤森と3人の「世代の日本代表候補」をそろえていますし、そのほかの選手たちも一人一人の能力が大変高い。

そのことによって、「ショートパスでの攻撃」だけでなく、「ロングパスでの攻撃」、「ドリブルでの仕掛け」と多彩な攻撃を繰り出すことが可能となっています。

そして、3つ目は「セットプレーからの攻撃」です。

準決勝でも、6点中の3点がセットプレーからの攻撃です。

こうして、青森山田の特徴を挙げてみると、それは、大津にも同じようなことが言えます。

ただ、そのすべての点で、若干、青森山田の方が戦力としては、大津を上回っていると言わざるを得ません。

ここが、「東の横綱青森山田」、「西の横綱・大津」と言われる所以でもあります。

では、決勝戦で大津が青森山田に勝利するためには何が必要か?

それは、何と言っても「集中力」です。

「集中力」で青森山田を上回り、「セットプレーで失点しない」、「先制点を奪う」と言う展開になれば、大津に勝機が見えてくると思っています。

大津高校の選手たちは、きっと、関東第一の思いも乗せて、決勝の舞台で最高のプレーをみせてくれることだと思います。

皆様からのご声援、よろしくお願いします!

勝戦は、明日、1月10日に行われます。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。