YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

人は話し方が9割 永松茂久著(きずな舎) に学ぶ!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

皆さんは、ご自分の「話し方」に自信はありますか?

私は、子どもの頃から

「おしゃべり!」

「よくしゃべるねー。」

「口から産まれてきたのか?」

と、母親をはじめとする周りの大人たちによく言われていました。

その後、中学、高校、大学と進む中で、サッカー部のキャプテン、学級委員、体育科の科長などを経験するようになり、人の前で話す機会が増えると、そこで、よく言われたのが、

「お前の話は長い!」

でした。

このような指摘を受けつつも、人前で話すことが嫌いではなかった私は、「自分は『話し方』は得意だ」という「大きな勘違い」をしたままに大人になりました。

これが、本当に「大きな勘違い」だったことを再認識させてくれたのが、今日のブログでお話しする一冊、「人は話し方が9割 永松茂久著(きずな舎)」です。

永松茂久さんは、今では、「人生に迷ったら知覧へ行け(きずな出版)」をはじめとする数々のベストセラーを産み出した作家として有名な方なので、ご存じの皆さんも多いと思います。

私が彼のことを始めて知ったのは、斎藤一人さんの本を通してでした。

20代で、わずか3坪のたこ焼き屋さんを経営することから「経営者」の道を歩み始めた彼は、その数年後に斎藤一人さんと出会い、「お弟子さん」の一人となります。

その後、地元である大分の中津市で飲食店を経営。講演活動等を行う中で、「人づくり」の大切さに目覚め、現在は、著書の執筆、「人財育成ジャパン」代表などとして大活躍している人です。

これまでにも、永松さんの著書から多くのことを学ばせてもらっていたので、今回、この本を手に取りました。

著書が、本書の中で最初に指摘する「話し方のポイント」は、

「話している人を否定しないように心がける」

です。

人は誰しも、自分に否定的な相手の話を聴こうとは思いません。

「『話し方』とは、『スキル』では『メンタル』である。」と著者は言います。

私もこの考えには同感です。

会話の際の「メンタル」を考える上での大原則を、著者は3つ示しています。

① 人は自分への関心が最も強い!

② 人は自分のことをわかってほしい生き物

③ 人は自分のことをわかっている人に好意を持つ

これまた、自分自身の「メンタル」を振り返ってみて、「ごもっとも」と感心しました。

自分は、このポイントを活かして人との会話が出来ているか?

自信がなくなってきます。

著者の次の主張を読んで、私の「自信」は、さらにしぼんでいきました。

それは、

「会話がうまくいく人は『聞き上手』」

「『話し方』で最も大切なのは『聞き方』である。」

という主張です。

冒頭でご紹介した通り、「生まれついてのおしゃべり」として育ってきた私の中には、「自分はしゃべるが、人の話は聞かない。」

という「特性」があり、これが、「話し方」を身につける上での最もよくない「特性」だったのです。

このことは、大人になり、「話し方」についての本を読んだり、講演を聞いたりする中で、私自身も「うすうす気づいている」ということではありました。

しかし、「これはいけない」と意識して生活していても、どうしても、ふと気づくと顔をみせてしまうのが「特性」の悲しい性です。

57歳になった今でも、反省する場面が多々あります。

本書の中には、今ご紹介した「ポイント」を実際にどのように「実践」していくかということが、わかりやすく説明されています。

「話し方」に少しでも興味がある方には、おすすめの一冊です。

私自身も、自分の「特性」を乗り越えて、「聞き上手」への道を目指していきたいと思います!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。