YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

前期入試、無事に終了! 今年の熊本県高校入試事情は…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

1月24日㈪、熊本県では、「公立高校前期入学者選考考査(以下前期入試)」が行われました。

千原台高校でも、普通科健康スポーツコース、普通科国際経済コース、情報科OA会計コース、情報科経営情報コースの4つのコースで前期入試を実施しました。

本校では、この前期入試で、定員の50%の合格者が「内定」することになっています。

定員の50%の合格枠に対して、健康スポーツコースに50名(合格定員20名)、国際経済コース27名(合格定員20名)、OA会計コース79名(合格定員40名)、経営情報コース60名(合格定員20名)の応募者があり、当日の前期入試に臨みました。

私は、昨年度、はじめて高校に校長として赴任し、「高校入試」を「実施する側」として経験しましたが、この「高校入試」というのは、「実施する側」にとっても、最も緊張感の高い行事です。(高校に赴任する前は、長年、中学校に勤務していたので…)

特に、今年度の入試の緊張感を高めている要因に「オミクロン株の広がり」があります。

「コロナ禍での入試」という点では、昨年度の入試も同じでしたが、まず、昨年度から一つ変更になっていることがあります。

それは、「入試のスケジュールです。」

昨年度は、スケージュールとしては、「例年通り」に行われたのですが、今年度は、

「前期入試、後期入試ともに約1週間の前倒し」

となっています。

理由は、後期入試のあとに「コロナで陽性判定を受けて受検出来なかった生徒のための『追考査』」の日程を確保してあるためです。

そのために、いくつか「例年通り」とはいかない点が出てきています。

その一つが、「私立高校・専願生・奨学生入試の発表前に前期入試が実施された」ということです。

熊本県の私立を含めたおもな入試日程は次のようになっています。

私立高校・専願生・奨学生入試→公立高校・前期入試→私立高校・一般入試→公立高校・後期入試→公立高校・2次募集

この流れの中の「公立高校・後期入試」と「公立・高校2次募集」の間に「公立高校・後期追考査」が入ってきたわけです。

これにより前述の事象が起きました。

例年であれば、前期入試の前に「私立・専願奨学生入試」の結果が出ているために、前期入試の「辞退届」の提出は、「前期入試日の前日まで」という規定になっているのですが、今年度は、「私立専願奨学生入試の発表が終わる日まで」となっており、「私立合格のための辞退者」が「0」の中での前期入試となりました。

今後、「私立高校合格のための辞退者」の「辞退届」を受理し、それらの受検者を除して、合格判定を行うことになるわけです。

あと一つ、今年の前期入試で起こったことは、

「新型コロナ感染症の濃厚接触者であるが、検査で『陰性』が証明されたことによる『別紙受検』」

です。数名の受検者がこれに該当し、無事に「別室受検」を終えました。

皆さんもご存知の通り「濃厚接触者」となった人には、「10日間の行動制限」がつきます。

ただ、今回の受検では「受検生の進路補償」という観点から「陰性」であることを条件として、前期入試を別室で受けることが認められています。

このことへの対応には、さらに緊張感を持って臨みました。

まず、今回の入試日が月曜だったために、土曜、日曜に「別室受検該当者」が出たときには、私の携帯電話に連絡が入ることになっていました。そのために、先週末は、「絶対に携帯電話を手元に置いておく」

ということを最優先に過ごしました。(実際に、携帯に連絡が入りました。)

また、当日も「別室受検」の生徒さんの様子は、常に気にかけて進行しました。

そうして、いくつかの「対応事項」はあったものの、何とか無事に前期入試を終えることが出来ました。

今後、「前期入試の判定」→「後期入試の実施」→「後期入試の判定」→「追考査の実施、判定(該当者が出れば)」→「2次募集」と入試業務が続きます。

最後まで緊張感をもって、臨んでいきます!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。