YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

谷口(大津高出身)安定したプレー! W杯予選で中国に快勝!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日は、久しぶりに「サッカー解説者」の目線でのブログです!

昨日(1月27日)、埼玉スタジアムで行われたW杯アジア最終予選第7戦、日本対中国戦は、2-0で日本が快勝しました。

これで、勝ち点を15とし、W杯出場圏内の2位をキープしています。

この試合で私が注目したのは、何と言ってもセンターバックとしてこの予選初出場の谷口彰吾選手。熊本県大津高校出身。中学時代は、熊本ユナイテッドFCに所属していました。

彼が中学生の頃、私は、熊本市の三和中学校で監督をしており、「熊本市協会長杯」という大会では、決勝戦で対戦しました。

当時は、中盤の選手でしたが「足元の技術がしっかりとしているクレーバーな選手」でした。

そして、学業成績も優れており、まさに「文武両道」を実践している中学生でした。

そんな彼が、大津高校筑波大学川崎フロンターレと進む中で大きく成長し、ついに日の丸をつけて、W杯への出場をかける舞台に立っている姿を目にするのは、この上のない喜びです。

では、試合を振り返ります。

日本の先発は、

GK 権田

DF 酒井、谷口、板倉、長友

MF 遠藤、田中、守田

FW 伊東、大迫、南野

ケガで離脱している吉田、冨安に代わって、谷口、板倉が今予選で初めて先発起用されました。

ケガから復帰して、活躍が期待される久保はベンチからのスタートです。

対する中国は、4-2-3-1の布陣、前回の対戦で敷いた5-3-2という5バックではありませんでした。

試合は、立ち上がりから日本のペースで進み、積極的にシュートを放ちます。

前半3分に伊東、7分に大迫、8分に守田と惜しいシュートを放つもゴールはならず。

そんな前半11分でした。後方の酒井からのボールを受けた伊東。右サイドのペナルティーエリア深くに侵入し、右足でクロス。これが、中国選手の手に当たり、ハンド。PKのを獲得。

PKを蹴るのは、大迫。魂を込めて、ゴール右に蹴り込み、日本が幸先よく先制点を奪いました!

かつては「大迫、半端ない!」が流行語になるほどに、メディアに持ち上げられた大迫選手ですが、最近の試合では、決定機を決め切れないシーンが目立つことから、とかくメディアの批判を受けることが多かった大迫選手。そんな周囲の「雑音」を払拭すべく、魂を込めた一蹴りだったようにみえました。

その後も、多くのシュートを放つもゴールを割ることは出来ず、試合は「閉塞感」の中で進みます。

そんな空気を一掃してくれたのは、伊東でした。

後半16分、長友に代わって入っていた中山から送られたクロスをゴール前に走り込んだ伊東がドンピシャリのヘディング。このシュートが中国のゴールに突き刺さり、日本にとって待望の追加点となりました!

これで、伊東はW杯予選で、3試合連続のゴール。どん底から這い上がってきた日本代表の「救世主」となっています。

この後、遠藤→久保。さらに、伊東、南野→堂安、原口というカードを切って、追加点を狙った日本でしたが、3点目を奪うことは出来ず、2-0で試合終了の笛を聞きました。

この試合の収穫は、次の2つです。

1つ目は、「完全に試合を支配して、勝利を収めた。」ということです。

もちろん、「前半に2~3点は取れるゲームだった。」とか、「得失点差を考えると、もっと大量得点を奪って勝つべきゲームだった。」という意見はあると思います。

しかし、現状、リーグ2位につけているわけで、この順位を守ることがまずは先決。

「決定力」という課題は残しつつも、「勝ち点3を奪う」、「ゲームを支配する」というミッションを確実に遂行した彼らを、まずは賞賛すべきだと思います。

2つ目は、「初出場の谷口、板倉の安定したプレー」です。

ともに、Jリーグのチャンピオンチーム(川崎フロンターレ)とドイツブンデスリーガの名門チーム(シャルケ04)でチームの中心選手として活躍する実力を持った二人です。

とは言え、W杯の出場権をかけた戦いというのは、またそことは違う緊張感がある舞台。

その中で、中国をわずかシュート2本。枠内シュート「0」という結果に抑えた安定した守備は絶賛です。

また、攻撃の起点となるパスの供給という面でも満点のプレーでした。

次の日本代表の対戦相手は、現在、首位を走るサウジアラビアです。

これまでの森保監督の采配から考えると、よほどの「トラブル」がない限り、先発メンバーは変えてこないと思われます。

谷口、板倉の両選手にとっては、さらに「真価が問われる一戦」となります。

また、日本代表にとっても、「W杯出場をかけた大一番」です。

日本サッカー界の力を総結集して、アウェイゲームで敗れた借りを返す試合をしましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。