どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
皆さんは、「一升餅」という伝統行事をご存知ですか?
「一升餅」とは…
「1歳の誕生日を祝い、これからの健やかな成長を祈る伝統行事です。背負わせる一升餅は、一升(約1.8kg)のもち米を餅にしたもので、餅の重さは約2kgにもなります。」(インターネット:ギフトコンシェルジュより引用)
先日、孫(長男の娘)がめでたく1歳の誕生日を迎え、この「一升餅」でお祝いをしました。
というご報告をする予定だったのですが…
「お祝いの会」を予定していた日は、1月30日。
その前の週から、熊本県でもコロナ感染者の人数が激増。
特に若者の世代や子どもたちの感染者が増え続け、私が勤める千原台高校や妻が勤める小学校でも「学級閉鎖」が続出しました。(妻は小学校の教師をしています。)
幸いなことに私も妻も「感染者」や「濃厚接触者」になってはいませんが、「無症状感染」の可能性が0ではありません。
ということで、孫の「1歳の誕生日を祝う会」は延期することになりました。
私の自宅(長男にとっては実家)で行うはずだった「一升餅」は、長男の自宅で行われ、その様子が映像として贈られてきました。
「一升餅」と言えば、約2kgの重さの餅を背負わされ、立ち上がることが出来ずに戸惑う姿や歩いてもすぐに転んでしまい泣いてしまう姿を想像していたのですが…
映像に映る孫娘は、餅を背負いしっかりと歩いています。そこに、
「『からい餅(一升餅)』、8個から挑戦してみましたー。」
というママ(長男の妻)の声が・・・
不思議に思って調べてみると・・・
「一升餅のオーソドックスなお祝い方法は、風呂敷に包んだ一升餅を背負わせることです。しかし、地域によって様々なバリエーションがあり、最近では背負いやすい子ども用のリュックや小分け餅なども販売されています。」(前記サイトより引用)
ということです。
もう一度映像を観てみると、我が家の孫も「一升餅を包んだ風呂敷」ではなく、小さな「リュック」を背負っています。
その「リュック」に入っているのは、どうやら「小分け餅」だったようです。
これで、
「8個から挑戦してみましたー。」
というママのナレーションに合点がいきました。
当日の午後、「おすそ分け」ということで長男ファミリーが、「小分け餅」と孫が背負った「リュック」を我が家に届けてくれました。
孫の名前が赤い文字で鮮やかに記された「紅白餅」と「ハッピーバースデー」という文字が記された小さな「リュック」。
現代版「一升餅」を通じて、時の移り変わりを実感しました。
昨夜、その「小分け餅」を使ってのぜんざいを食べました。
孫の成長を願いつついただくぜんざいのお味は格別です。
長男ファミリーとは、
「『まん延防止』が解除されたら、あらためて一緒にお祝いしよう。」
という話になっています。
感染者の数が減り、様々な行事を安心して開ける日が来ることを祈るばかりです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。