どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
5月21日(土)にロアッソ熊本のホームで行われたロッソ熊本対JEFユナイテッド千葉の一戦は、後半に熊本が先制点を奪うも、その後のアディショナルタイムに同点とされてしまい、悔しいドローゲームとなりました。
今日のブログでは、この一戦を振り返ります。
まずは、熊本の先発メンバーです。
GK 佐藤
DF 黒木、菅田、イヨハ
MF 三島、河原、田辺
FW 杉山、高橋、竹本、坂本
アウェイで勝利した前節、大分戦と全く同じ先発メンバーとなりました。
ケガで離脱していたターレスが、3か月ぶりにベンチメンバーに入っています。
対する千葉は3-4-2-1の布陣。ワントップに入る櫻川ソロモンは体格に恵まれたポストプレーヤーです。ベンチには元日本代表のFW川又も控えるなど、個の力を有するチームです。
最初にチャンスを迎えたのは熊本でした。
前半10分、竹本がペナルティーエリアの外からシュートを放つと、それを千葉のGKが弾き、リバウンドにつめたのはFW杉山でした。しかし、これは千葉のDFにクリアされて先制ゴールとはなりません。
しかも、この時の接触プレーで杉山が負傷してしまい、開始早々でメンバーチェンジをすることに。
杉山に変わって入ったのは、FWターレス。約3か月ぶりのピッチに立ちます。
その後も数本のシュートを放ちますが、ゴールとはならず、前半は0-0で終了します。
前半のシュート数は、熊本の4本に対して千葉は3本。ポゼッション率も53%対47%とほぼ互角の内容の前半でした。
ハーフタイムに熊本ベンチが動きます。竹本→伊東と、一枚目の交代カードを切りました。
この交代について、試合後、大木監督は、
「もう一段ギアを上げたかった。」
と語っています。
しかし、後半に入りギアが上がったのは、千葉の方でした。
後半14分、24分と立て続けに千葉が決定機をつくりますが、ここは、熊本のGK佐藤が好守で踏ん張り、何とか失点を防ぎます。
熊本は後半27分に田辺→阿部。38分に坂本、ターレス→藤田、土信田の2枚替えと積極的にベンチが動きます。
交代直後の後半40分、ついにスコアが動きます。
河原からの縦パスに反応したのは、ピッチに入ったばかりの藤田でした。右サイドを駆け上がり、右足で中央にクロスボールを送ります。
そこに飛び込んだのは、これも入ったばかりのFW土信田。うまく前でつぶれて、その後ろにいた高橋がヘディングシュート。これが、千葉のゴールネット揺らし、熊本が待望の先制点を奪いました!
しかし、試合はこのまま終わりませんでした。
後半のアディショナルタイムは、長めの6分と表示され、3分が経過した後半48分でした。
千葉が右サイドでフリーキックを獲得。これを右足で蹴ったインスイングのボールにヘディングで合わせたのは千葉のDF鈴木。見事なヘディングシュートが熊本のゴールネットを揺らして、1-1の同点となります。
このまま試合は終了。
熊本は目の前にみえていた「勝ち点3」を獲り逃す結果となりました。
勝負の世界に「たら、れば」は禁物ですが、この3分間を耐えることが出来ていたら、勝ち点を26に伸ばし、単独の5位まで順位を上げることが出来ていただけに、痛恨の失点です。
ただ、内容的には厳しかった試合展開の中で、しっかりと先制点を奪い、試合の流れを引き寄せることが出来たのは、地力がついてきた証拠です。
5月25日(水)にアウェイで行われる群馬戦で勝利し、さらに順位を上げてくることを期待しましょう。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。