どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「毎年お招きいただき、ありがとうございます!」
昨日(2月7日)、熊本市立西原中学校で行われた職員研修にお招きいただき「LGBTs人権課題についての学校での取組み」というテーマで講話をさせていただきました。
その冒頭での私の挨拶です。
西原中学校は、私が千原台高校の校長に赴任する前に、1年間、校長として勤務した学校です。
また、私の後を受けて校長を勤められている山川校長先生は、前任校の清水中学校校長時代から、「LGBTs人権課題」の解消のために積極j的に取り組んでおられました。
そのようなご縁から、昨年度に引き続き、職員研修にお招きいただきました。
もちろん、私が校長として在籍したいた時にも「LGBTs人権課題についての職員研修」は実施していましたので、その頃から西原中学校に勤務している職員の皆さんには、「3年連続」で私の講話を聴いていただくことになりました。
山川校長先生に至っては、
「俺は、南先生の講話を聴くのは、今日で6回目ですよ。」
と言われました。
さらに、西原中学校では「生徒に向けての講話」も毎年実施していただいていて、これも、私が校長をしていた年から3年間続いています。
そんなわけで、いつも行っている講話の内容をさらにリニューアルして、西原中学校へと向かいました。
講話が始まる予定時刻は午後3時半ですが、私は少し早めに千原台高校を出発し、2時半過ぎに西原中学校に到着しました。
それは、早めに行ってご挨拶したい方がおられるからです。
その方は志垣裕二先生、私が京陵中学校の教頭をしている頃の校長先生であり、現在、再任用職員として、西原中学校にお勤めです。
このブログもいつもお読みいただいていて、Facebookを通して温かいコメントをお寄せいただいています。
ご挨拶に行くと温かく迎えてくださり、私の「現況報告」と「雑談」に笑顔で応じていただきました。
志垣先生のもとで教頭を務めた2年間に、私は「人生のターニングポイント」となる様々な出来事を経験しました。
あの「熊本地震」に襲われたのも、この「LGBTs人権課題」と出会ったのもその年です。
そんな「旧知の恩人」との語らいの時間は、「心のエネルギー補給」になりました。
志垣先生、ありがとうございました!
続いて、講話会場での機器のセッティングを終えて校長室を訪ねると、私に会いに来てくれた人がいます。
それは、一人の生徒さんです。
「自分が着ている制服に違和感があります。」
という気持ちを先生方に伝え、以前、私が西原中を訪れた4月には、男子用の制服を着て登校していた女子の生徒さんです。
西原中学校では、このような生徒さんに対応できるように、これまでの男子用の制服を「Ⅰ類」、女子用の制服を「Ⅱ類」と定め、
「すべての生徒が『Ⅰ類』または『Ⅱ類』の制服から選択して着用することができる。」
と校則を校則を改訂されています。
4月に会ったときは、「Ⅰ類」の制服を着用していた生徒さんでしたが、
「今は、かつてほど気にならなくなった。」
ということで、「Ⅱ類」の制服を着用しています。
4月にも直接お話ししてくれたのですが、昨日も私が学校に来るということで、お話をしに来てくれました。
その後、約1時間の講話を無事に終えて校長室に戻ると、さらに、あと一人来訪者がありました。
現在、1年生の担任をしているという若手の先生でした。
担任している生徒さんへの対応についてのご相談です。
お話をお聞きして、私なりの助言をさせてもらいました。少しでも参考になり、苦しい生活を送っている生徒さんの日常が少しでも好転することを願うばかりです。
多くの方々とお話をすることが出来て、私自身にとって、「心のエネルギー」をいただくことが出来た一日でした。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。