YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

これぞスポーツ! カーリング女子日本代表の「最高の笑顔」!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

「小林陵侑 底力示す『銀』 2冠逃がすも高い滑空術」

「森重 急成長の『銅』 高速カーブワーク 卓越した足運び」

昨日も北京オリンピックでの日本代表選手たちの「メダル奪取」を伝えるスポーツ面の見出しの数々です。

スキージャンプ・ラージヒル決勝には、ノーマルヒルの金メダリスト小林陵侑選手が出場。

1本目、142mという「ヒルサイズ超え」の大ジャンプでトップに立ちます。

しかし、ノーマルヒルとの2冠への期待が膨らむ中での2本目は138mにとどまり、惜しくも2冠達成はなりませんでした。

ただ、プレッシャーの中で好ジャンプをみせての「銀メダル」獲得は立派でした。

スピードスケートの男子500mには、いずれもW杯ランキング上位を占める3人が出場した日本チーム。

その中で、一番若く現役大学生の森重航選手が、見事なカーブワークで「銅メダル」を獲得しています。

このような「メダル獲得」のシーンをテレビで観戦し、昨夜、最後に観たのがカーリング女子予選リーグ・日本対ROC(ロシアオリンピック連盟)の一戦でした。

スキージャンプのテレビ中継から、チャンネルを切り替えたときには2-5でROCにリードされているという苦しい展開。

カーリング競技は、アイスホッケーなどと同じ団体競技・チームスポーツですが、代表選出方法が独特です。

ほとんどの団体競技・チームスポーツの場合「日本代表」を編成する際には、様々なチームから技術の高い選手が「選抜」されて、「日本代表」となります。

ところが、カーリングの場合は日頃からチームとして活動している「単独チーム」が「代表選考大会(以下国内予選)」に臨み、そこで優勝したチームが「日本代表」となります。

今回、「国内予選」を勝ち抜いて北京オリンピックに出場しているのは「ロコソラーレ」。平昌オリンピックに続いての連続出場です。

平昌オリンピックで銅メダルを獲得し、

そだねー。」

もぐもぐタイム

という流行語まで産み出した「ロコソラーレ」ですが、北京オリンピックまでの道のりは、平坦なものではありませんでした。

「3戦先勝」で代表が決まる「国内予選」の決勝戦。「ロコソラーレ」の前に立ちはだかったのは、北海道の強豪実業団チーム「北海道銀行」でした。

北海道銀行に2連敗を喫し、あとがなくなったロコソラーレでしたが、そこから何と3連勝を飾り、「奇跡の大逆転」で北京への切符をつかみました。

ロコソラーレのメンバーは、

リード   吉田 夕梨花(よしだ ゆりか)

セカンド  鈴木 夕湖(すずき ゆうみ

サード   吉田 知那美(よしだ ちなみ)

スキップ  藤澤 五月(ふじさわ さつき)

リザーブ  石崎 琴美(いしざき ことみ)

の5名です。

リザーブの石崎を除くと、いずれも年齢は20代後半。身長は140~150cm代という日本人の中でもどちらかというと小柄な、見た目は普通の女性たち。

しかし、ストーンを自在に操る「ショット」の技術だけではなく、ストーンを少しでも遠くに誘導したり、方向を変えたりするための「スィープ」の技術も「世界トップクラス」なのです。

特に氷の表面をブラシでこすり、摩擦熱で溶かしてストーンを誘導する「スィープ」は小柄な彼女たちにとっては、不利な技術。体幹を鍛えることによって、そのハンデを克服してきたと言います。

ただ、試合が始まると何より惹きつけられるのは、彼女たちの「最高の笑顔」です。

劣勢で進んでいたROCとの昨夜の一戦でも、第7エンドで後攻のロコソラーレがサード・吉田知那美のナイスショットをきっかけに3点を奪い同点に追いつくと、そこから流れを引き寄せて、10対5と大逆転勝利!

「最高の笑顔」がはじけました!

とともに、なかなか思うようなショットが出来ずに苦しんだセカンド・鈴木夕湖の目には涙が。それを肩をたたきあって、励ます仲間たち。

明るく声を掛け合う「チームワーク」。ナイスショットが決まったあとにみせる「最高の笑顔」。そして、苦難を乗り越えての「感動の涙」。スポーツの素晴らしさのすべてを感じさせてくれるロコソラーレの更なる活躍がますます楽しみです!

予選リーグ3勝1敗で米国と並んで2位につけるロコソラーレの次の試合は、2月14日㈪、午前中に中国と。夜に韓国と対戦します。

是非、読者の皆さんからもご声援をお願いします!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。