どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「充実してますね。時間の使い方が素晴らしい!」
昨日のブログ「シリーズ『校長の一日』 振替休日編」を読んでいただいた尊敬する先輩(私が中学校の教頭をしている頃の校長)志垣先生からいただいたコメントです。
ということで、今日のブログでも「シリーズ『校長の一日』」をお話しします。
昨日のブログでもお話しした通り、今年はコロナの影響によって、入試日程が「前倒し」されています。熊本県公立高校の後期入試日程は、2月24日㈭と25日㈮の二日間。
前日の2月23日㈬は天皇誕生日で祝日ですので、その前日の22日㈫、つまり、昨日が「入試準備の日」となりました。
そこで、昨日一日を振り返ります。
5:00 起床
起床後は、毎朝のルーティーン「瞑想→ブログの更新→弁当作り→筋トレ→身支度」を終えて7時に家を出ました。
7:30 学校着
いつも通りの時間に学校に到着。今日一日でやるべき6項目を付箋に書き出して、パソコンの端に貼ります。
いつもなら、このあと外へ出て「朝掃除」を行うのがルーティーンですが、昨日はその時間にやるべきことがあり、お休みしました。
7:50 2月28日㈪(卒業式準備の日)の日程打合せ
これが、朝掃除の代わりにやるべきことでした。教頭2人、事務長、教務主任、総務部長、総務部担当職員、1,2,3年の各学年主任というメンバーで、上記の打合せを行いました。
この時間帯に招集したのは、このあとの職員朝会後に打合せ結果を学年主任から学年職員に連絡してもらうためです。
8:15 職員朝会
入試準備に向けて、いくつかの確認事項が連絡されました。
9:30 第11回市立高等学校・専門学校改革検討会議
定例の上記の会がオンラインで実施され、参加しました。
昨日は3年生が「登校日」であり、1時間目から登校。1,2年生は「時差登校」で2時間目から登校。
ということで、久しぶりに全学年の生徒の顔をみられる日でしたので、校内を巡回して生徒たちの様子をみたい時間帯だったのですが、致し方ありません。
会では、
① 千原台高校での検討状況(スクールミッション、教育課程)
② 市立高校の独自選抜について
③ 総合ビジネス専門学校の選抜について
④ 千原台高校及び総合ビジネス専門学校のパンフレットについて
⑤ 必由館高校改革の方向性について
の議事が行われました。
11:00 校内巡回
3年生は、1,2年生との接触を避けるために(コロナの感染予防対策)、すでに下校していましたが、1,2年生が「入試準備のための大掃除」をしていましたので、その様子をみるために校内を巡回しました。
未来の後輩たちをきれいな校舎で迎えるために一生懸命に掃除をする生徒の姿に頬が緩みます。
12:00 昼食
いつものように、校長室で一人でお弁当を食べました。
13:00 試験問題到着
「試験問題受け取り」に行っていた教頭と教務主任が学校に戻り、試験問題が到着しました。
問題はすぐに耐火金庫に保管します。耐火金庫のカギは校長である私が管理しています。
今後、この金庫を開けて入試問題を取り出す時には、必ず校長である私が立ち会うルールになっています。
14:00 問題確認
各教科の教科主任による「問題確認」が行われました。
「問題確認」といっても、問題の中身を観るわけではありません。確認事項は「1袋に40部ずつ確実に入っているか」と「落丁等がないか」の2点です。
この作業は校長室で行われ、校長、教頭は作業の様子を見守ります。部外の人や担当以外の職員を部屋に入れることはありません。
15:30 職員集合
全職員が職員室に集まり、入試準備の進捗状況の確認と入試日に向けての確認事項を共通理解します。
16:30 検査室等の最終点検、施錠
最後に、校長である私と2人の教頭、教務主任の4人で、すべての検査室の最終点検を行います。
受験生が使う机や椅子に不備はないか、窓の施錠はされているか等を確認して、すべての部屋に施錠をします。
この施錠後は、入試当日の開錠まで何人も検査室に入ることは出来ません。
点検後に、私と同じく中学校の職員を経験している教頭が、
「入試は、受けさせる方が楽ですね・・・」
とつぶやきました。
まさに私も同感です。
公正な入試を実施するために、今後も緊張感をもって職務に当たります。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。