YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ロアッソ熊本 ホーム開幕戦で山形に0-3 その敗因は…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

昨日(2月27日)行われた2022シーズンJ2リーグ第2節、ロアッソ熊本にとってのホーム開幕戦となるモンテディオ山形との一戦は、熊本0-3山形というスコアで終わりました。

今日のブログではこの一戦を振り返ります。

「ゲームは3点取られてしまいましたけども…(中略)

 この結果が『フェアな結果』かどうかは・・・

 ちょっとわかりません。(後略)」

試合直後のロアッソ熊本の大木監督のインタビューのひとコマです。

これに対して前節の山口戦で1-1の引き分けの直後には、

「この結果は『フェアな結果』だと思います。」

と大木監督は語っていました。

大木監督の言葉には、様々な彼独特の言い回しがあります。

ここで言う「フェアな結果」という言葉の意味は「試合内容を表しているスコア」という意味だと私は解釈しています。

つまり、

「この試合の内容は0-3で負けるような内容ではなかった。スコアよりも良い内容の試合が出来ていた。」

というのが、大木監督の真意だったと受け止めています。

そして、この意見には私も同感です。

では、これを「フェアな結果」にするには、何を改善するべきか?

それは、ブログの最後にお話しますので、最後までよろしくお付き合いください。

ロアッソ熊本の先発は、

GK 佐藤

DF 黒木、菅田、阿部

MF 上村、河原、竹本

FW ターレス、高橋、坂本、杉山

前節の山口戦と全く同じメンバーです。ベンチに今シーズンから加わったDFイヨハ理ヘンリー選手が入っているのが唯一の変更点です。

対する山形は4-4-2の布陣。ベンチに熊本出身のGK藤嶋、DF野田、FW木戸の3選手が控えています。

試合は立ち上がりから「オープンな展開」で始まりました。

前半5分、杉山が右サイドをドリブルで駆け上がり、ターレスへパス。ターレスがこの試合の初シュートを放ちますが、これはDFに当たってコーナーキックとなります。

対する山形は、前からプレスをかける熊本のDFラインの裏をつくパスを多用し、チャンスを作ります。

そんな前半9分でした。熊本の左サイドを山形が崩してFW藤本がドリブルから中央へクロス。ゴール前に全速力で戻ったDF黒木がスリップしてしまい、山形MF加藤がフリーでシュートを放ち、ボールはロアッソ熊本のゴールに突き刺さりました。

試合後、黒木選手は「自分のミスでチームに迷惑をかけてしまいました。」と語りましたが、全速力でゴール前に戻ったために起きたスリップであり、こういうことは時々起こるものです。

本人の「必ずまたチームを勝たせられるように練習から頑張ります。」という言葉の通りに、また、胸をはってプレーしてほしいと思います。

ただ、ここで注目すべきは、山形のFW藤本のクロスに対して、ゴール前にいた選手がロアッソ熊本はDF黒木1人だったのに対して、山形は2人の選手が入ってきていたという点です。

この点が、この試合全般での「山形と熊本の差」となっていました。

これについては、最後に詳述します。

さて、試合の方はこの後ロアッソ熊本が試合のペースを握ります。前半の19分に2本、30分、42分に1本ずつと次々にシュートを放ちますがゴールを奪うことは出来ません。

そして、前半終了間際の45分、またしても一瞬のスキを突かれてしまいます。

右サイドで奪われたボールを山形のFW山田にドリブルでカットインされ、そのままアリークロスを放たれます。このボールをクリアしようとした熊本のMF竹本のキックはミスキックとなり、オウンゴールを与えてしまいました。

これも結果的には、竹本選手のキックミスが失点になったわけですが、MFの彼がゴール前まで全力で戻っていたから起きたプレーであり、黒木選手同様に胸に張って、次節に向かってほしいと思います。

試合は、後半に山形がさらに1点を追加して3-0で山形が勝利しました。

ここで、この試合から感じたロアッソ熊本の課題です。

それは、2つあります。

「ラストプレーの精度」と「クロスへのゴール前の入り方と人数」です。

この試合でのシュート数は、山形の10本に対して熊本は19本。チャンスの数は熊本の方が多かったわけです。

しかし、「ラストプレーの精度」を欠いたために「決定機」を得点に結び付けられないシーンがいくつもみられました。

また、サイドを崩してクロスを入れるシーンも多くみられましたが「ゴール前に入る人数が足りない」「入るタイミングが良くない」というためにシュートに結びつかないシーンがみられています。

この2点を改善することが出来れば、おのずと結果は変わってきます。

次の第3節は、3月5日㈯、アウエーで大宮アルディージャとの対戦です。

今シーズンの初勝利を信じて、ロアッソ熊本に声援を送りましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、皆さんにとって素敵な一日になりますように。