YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

ロアッソ熊本 栃木に1-1のドロー 何とか勝ち点1を確保…

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

この3日間、「熊本地震から6年 蘇るあの日の記憶…」と題して熊本地震をテーマにお話ししてきましたが、今日は「閑話休題」。

昨日、行われたJ2リーグ第10節、栃木SCロアッソ熊本の一戦について振返ります。

試合の結果は、1-1の引き分け。

サッカーのリーグ戦では「引き分け=勝ち点1」となるのですが、この「勝ち点1」には、3つの意味があります。

(1) 試合の内容を反映した勝ち点1

(2) 本当は勝ち点3をとれるはずの試合での勝ち点1

(3) 本当は勝ち点0に終わってもおかしくない内容の試合での勝ち点1

(2)のケースでは「勝ち点2を失う引き分け」という言い方をし、(3)のケースでは「勝ち点1を確保した引き分け」という言い方をします。

今回のロアッソの「勝ち点1」はどちらかというと(3)に近い試合だと感じています。

では、まずは先発メンバーです。

GK 佐藤

DF 黒木、菅田、イヨハ

MF 阿部、河原、上村

FW 杉山、高橋、竹本、坂本

前節からの変更は、MF田辺→上村で、上村は8試合ぶりの先発復帰です。

対する栃木は、3-4-2-1の布陣。注目選手は、1トップに入る矢野貴章選手。元日本代表のベテランストライカーです。

試合は、前半の立ち上がり早々に動きます。

前半3分、栃木がこの試合1本目のコーナーキックを獲得します。右からのコーナーキックを蹴るのはMF谷内田。右利きの谷内田が蹴ったアウトスイングのボールにヘディングで合わせたのはMF黒崎でした。黒崎のヘディングシュートがロアッソ熊本のゴールに突き刺さり、試合開始早々に栃木が先制ゴールを奪いました。

しかし、栃木のリードは束の間でした。

前半5分、熊本の自陣からの縦パスに反応したのはFW高橋。このボールをキープして、MF阿部にバックパス。阿部は、このボールを受けてアーリークロスを放ち、このボールにFW竹本が頭で合わせてヘディングシュート。これが、きれいな弧を描いて栃木のゴールに吸い込まれ、熊本の同点弾となりました。

ここから試合は熊本のペースで進んでいきます。

前半の9分、25分、29分と立て続けにシュートを放ちますが、これはいずれも得点に結びつかず、1-1のままで前半を終了。

後半に入ると、一転して試合の主導権を握ったのは栃木でした。

熊本も何とか試合の主導権を取り戻そうと、後半25分に上村→伊東、後半36分に杉山、高橋→粟飯原、土信田、後半47分に坂本→東山と4枚の交代カードを切りますが、試合のペースを握ることは出来ず、後半のシュートはわずかに2本という内容で終わってしまいました。

この試合の収穫は2つあると思います。

一つ目は、「苦しい試合展開の中でも何とか勝ち点1を確保した」ということです。

ここまでで10試合を終えたわけですが、私が注目するのは、12試合を終えた時点での勝ち点です。

シーズン前、大木監督は今シーズンの目標として「6試合ごとに勝ち点10を獲得する」という目標を掲げています。

第一クールの第6節までに挙げた勝ち点は「8」でしたので、「借金2」の状態で第7節からの第2クールに入ったわけですが、第2クールではここまで4試合を終えて、1勝1敗2引き分けで勝ち点「5」を獲得しています。

ということで、次の2試合で連勝すれば、第2クールの勝ち点が「11」となり、「借金1」を返すことが出来るわけです。

もう一つの収穫は「上村選手の8試合ぶりのスタメン復帰」です。

しかも、後半25分までプレーし、彼らしい安定したプレーをしてくれました。

中学生の頃の3年間、彼を熊本県トレセンで指導した私にとっては、彼の復帰は何よりも嬉しいことでした。

どんな状況でも、こつこつと努力を積み重ねてここまで登ってきた彼のことですから、必ずこういう日が来ると信じてはいましたが。

これから、さらにチームの勝利に貢献するプレーをしてくれると確信しています!

次節は、ホームにファジアーノ岡山を迎えての一戦です。

4月22日㈮、キックオフは19時です。

平日開催ではありますが、久しぶりにホームに帰ってくるロアッソ熊本に大きな声援を送りましょう!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。