YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

出口治明著「還暦からの底力(講談社現代新書)」に学ぶ

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のブログでは、「出口治明著『還暦からの底力(講談社現代新書)』に学ぶ」と題し、昨日に続いて最近読んだ本の紹介をします。

昨日紹介したのが、村上春樹著「女のいない男たち」という「小説」だったのに対して、今日の一冊はいわゆる「ビジネス書」というジャンルの本になります。

では、まずは著者である出口治明さんのご紹介から。

出口治明(でぐち はるあき)

1948年、三重県に生まれる。立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命保険株式会社創業者。京都大学法学部を卒業後、1972年に日本生命に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画株式会社を設立し、代表取締役に就任。2008年、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命保険株式会社に社名を変更。2012年、上場。社長、会長を10年務めたのち、2018年より現職。訪れた世界の都市は1200以上、読んだ本は10000冊超。おもな著書に「生命保険入門 新版」(岩波書店)、「全世界史(上・下)」「働き方の教科書」(ともに新潮文庫)、「人生を面白くする本物の教養」(幻冬舎新書)、「0から学ぶ日本史講義(古代篇、中性篇)」(文藝春秋)、「哲学と宗教全史」(ダイヤモンド社)、「座右の銘 貞観政要」(角川新書)、「人類50000年史(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)」(ちくま新書)などがある。(本書より引用)

この著者紹介欄からもわかるように、出口さんは、大学を卒業後、日本生命に入社し60歳までサラリーマン生活を送ります。ちょうど日本が高度経済成長を遂げた時期に若手社員から中堅社員となっていったわけです。

そして、幹部社員となったのち60歳で退職。

退職して若手の経営者とともに立ち上げたのが当時は「ベンチャー企業」だった「ライフネット生命」でした。

この会社の経営者を約10年間務め、70歳の時に現職であるAPUの学長に就任するという人物です。

私が本書を手に取った理由は二つあります。

一つは、以前から出口治明さんの本を読んでみたいと思っていたからです。

私が出口さんのことを初めて知ったのは、最近よく読むようになった池上彰さんの本のなかで、「尊敬する人物」として紹介されていたときです、

それ以来、出口さんの本を読んでみたいと思っていたのですが、なかなか紙の本に出合うことが出来ず、オーデイオブックで2冊ほど聞いていました。

そうして、ようやく手に取ることが出来たのが本書です。

もうひう一つの理由は、「還暦からの底力」というタイトルです。

還暦をあと3年後に控えた私にとっては、何とも勇気づけられるタイトルでした。

本書のなかでの著者の主張を一言で言うと…

「ものごとをできるだけフラットに、『数字・ファクト・ロジック』でとらえ、『年齢フリー』で考えることが還暦からの底力を発揮するうえで重要なのです。」

という「はじめに」での一文に集約されています。

また、底力を蓄えていくための手段として著者は「本・人・旅」から学ぶことを推奨しています。

私と同年代の方や、すでに還暦を迎えられている方には是非とも読んでいただきたい一冊でした。

私も今はコロナで「旅」は難しいですが、「本・人」からしっかりと学び続け、「還暦からの底力」を発揮できるように成長していきたいと思っています。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。