YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

熊本県高校総体へ向けて 選手壮行会を開催しました!

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

5月16日に更新したブログで「第59回熊本県高校総体 渡邊(千原台)5冠 自転車女子」というタイトルのもと、本校の自転車競技部の活躍ぶりをお話ししました。

この時行われた自転車競技は、「先行開催」ということで行われており、今年の熊本県高校総体は6月3日(金)に「総合開会式」を行い、そこから一斉に多くの種目の大会がスタートすることになっています。

ということで、昨日(5月19日)、千原台高校では「高校総体選手壮行会」を行いました。

今日のブログでは、その時のことをお話しします。

私が千原台高校の校長に赴任して、今年が3年目なのですが、1年目の高校総体はコロナのために中止、2年目の高校総体は競技は行いましたが「総合会開会式」は中止、今年は今のところ前述との通り、6月3日に「総合開会式」が行われることになっています。

とは言え、現在もコロナの感染は続いており、今も数名の生徒や教職員が陽性で学校を休んだり、濃厚接触者と認定されて自宅待機をしている状態です。

ということで、3年前までは体育館に全校生徒が集って行っていた「選手壮行会」ですが、今回は「オンライン」で行うことになりました。

会の初めは「学校長挨拶」です。

私は次ような話をしました。

「皆さんこんにちは。

 今日は、『高校総体選手壮行会』ということで、このような時間をいただきありがとうございます。

 今年の高校総体は、6月3日に『総合開会式』が行われ、多くの競技が開催されます。

 自転車競技については、先週から『先行開催』として行われており、そこでの活躍ぶりは皆さんも新聞での報道等でご存じの通りです。

 この大会には、多くの部活動生が出場します。

 『私たちは、全国大会への出場を目指します!』という人たちもいれば、『まずは、初戦突破!』という人、そして、『試合には勝てなくても、自分のベストのプレーをしたい』という人、目標は人それぞれだと思います。

 それらのすべての人の目標が達成される大会になるように『一生懸命はカッコイイ』の精神で大会に臨んでください。

 ここで、私自身の高校3年生の時の高校総体のお話を聞いてください。

 皆さんもご存じの通り、私は高校時代サッカー部に所属しており、『高校生活最後の大会』というつもりで、高校総体を迎えようとしていました。

 ところが、大会のちょうど1ケ月前、試合中にケガをしてしまい、救急車で病院に搬送される羽目に。

 診断の結果は『左肩鎖骨亜脱臼』で『全治3ヶ月』でした。

 3か月後には、高校総体は終わっています。そこで、どうしても総体に出場したかった私は、他の病院を回り、『3週間の療養で治るかもしれません』というお医者さんと出会うことが出来ました。

 そして、3週間の療養を終えたのが総体の1週間前です。

 療養後、1日目、2日目、3日目と少しずつ左腕が上がるようになり、5日後にようやく左腕を一周させることが出来ました。

 そして、大会に出場。

 優勝を目指して出場した大会でしたが、ゴールキーパーとして出場した私のケガのことを知っている相手チームにケガをしていた方を狙ってシュートをされることもあり、ベスト8止まり。準々決勝で『涙の敗退』という結果に終わりました。

 この結果が悔しくてたまらなかった私は、「高校総体で引退し、大学受験に備える」という当初の方針を変更。高校最後の大会となる「冬の選手権」までチームに残りプレーすることにしました。チームに残った3年生は3人だけでした。

 「冬の選手権」も決勝戦まで勝ち進んだものの、優勝するこは出来ませんでした。

 しかし、この大会までチームに残ってプレーしたことが、その後の私の人生に大きなプラスになり、その決断があったから、今の私がいると言えます。

 人生では何が起こるかわかりません。もしかすると、私のように突然のアクシデントに見舞われて、思うような結果が出ない人もいるかもしれません。

 しかし、『その時に出来る自分のベストを出し尽くすこと』。これさえしてくれれば、その経験は必ず皆さんのその後の人生につながっていきます。

 出場するすべての選手の皆さんにとって価値ある大会にしてください。

 がんばってください。」

この後、「生徒会長激励の言葉」、「各部代表・誓いの言葉」と続き、壮行会は終わりました。

千原台高校の選手たちの活躍にご期待ください!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。