どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
それと、もう一つ、私の名刺の裏面には肩書が印刷されています。
それは…
「LGBT教育アドバイザー」という肩書です。
私がどのような経緯で「LGBT教育」に関わるようになったかについて知りたい方は、以前に書いたブログ
「LGBTs人権課題と私 その出会い」
をご参照ください。
ということで、昨日は、熊本市の白川小学校の先生方にお招きいただきました。
「LGBT教育アドバイザー」として、行うことの多くは「講演・講話活動」で、中学校、高校の生徒の皆さん、小中高校の教職員の皆さん、PTAの皆さんなどがおもな対象です。
そのような中で、昨日の白川小学校からのご依頼は少し種類の違うものでした。
その依頼内容とは…
「今度、『熊本市人権教育研修会』の際に『基本的認識部会』を担当することになっていて、そこで『LGBT教育』についての研修を行いたいと思っています。」
「ついては、南先生に『LGBT教育の基礎知識』をご教唆いただき、当日の進め方についてアドバイスをいただきたい。」
というものでした。
ということで、今回、私の話を聞いていただいたのは、校長先生、教頭先生、人権学習担当の先生方、養護教諭の先生などの6名の先生方です。
白川小学校からは、10月に「全職員向けの講話」のご依頼も受けていたのですが、それに先立ち「基本的認識部会」の運営を担当する先生方にアドバイスしてほしいということでした。
「一人での多くの人に『LGBT教育』を!」
というモットーで活動している私ですので、ご依頼を快諾し、白川小学校に行って来ました。
約2時間のお時間をいただいていましたので、前半の1時間で日頃の「講話」の内容をお話しし、後半ではLGBT教育に関わる教師向けに作成されたDVD(ドラマ)を紹介するという構成で行いました。
そのうえで、当日の「基本的認識部会」をどのように運営するかを決めていくというのが、昨日の話し合いの「ゴール」となります。
いつもの「講演・講話」とは違い、少人数での話し合いでしたので、対話的に会を進めることが出来ました。
その中で、先生方が口々におっしゃったのが、
「南先生のお話を聞けば聞くほど、これまで教師として発言したり、行動したりしてきたことが、いかに人を傷つけるものだったかを思い知らされます。」
という言葉です。
昨日ご参加いただいた先生方は、皆さん、教職経験豊富なベテランの先生方です。
だからこそ、これまでに多くの生徒たちとの「出会い」があり、そこに多くの「反省」が産まれます。この思いは、いつも「LGBT教育」について偉そうに語っている私自身もまったく同じです。
これからも地道に様々な方たちと「LGBT教育」について語り合っていくことの大切さを感じたひと時でした。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。