どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「先生足りない…1人で2クラス 対面とオンラインで同時に"ハイブリッド授業”」
7月29日の熊本日日新聞、一面トップで報じられた「特集記事」のタイトルです。
この記事にあるように、今、社会問題化しつつある「教員不足」。
その原因は、「教員」という職業が、若者にとって魅力的な仕事ではなくなっているからだと言われています。
確かに、生徒や保護者と接していく中には、心身ともにきつい時もあります。ただ、生徒の成長を身近に感じ、生徒とともに成長していくことが出来る「教師の仕事の魅力」は、何物にも代えがたいものがあると私は思っています。
そして、教育現場には、私と同じ思いで、「教師になりたい!」という夢を持ち、教員採用試験に挑戦する若者たちが、まだまだたくさんいます。
熊本市教育委員会、熊本県教育委員会の「教員採用試験・1次試験合格者発表」が7月27日に行われました。
その結果を受けて、2次試験に挑戦する若手の講師(臨時採用)の先生たちと「2次試験対策」の勉強会を始めました。
熊本市教育委員会が行う2次試験の基本的な内容は、「論文」、「面接」、「模擬授業」の3つです。(受検校種等によって、若干の差異はありますが)
毎年この季節になると、「これらへの対策をアドバイスしてほしい!」という人たちが私のもとに集まってきます。
昨日、その「対策講座開講式」を行いました。(もちろん、参加費は無料です)
今年も10名の若者が参加しました。受験校種は、中学高校社会、中学高校英語、中学高校保健体育、高校情報、特別支援教育と様々です。
彼らにまず話したのは、
「1次試験合格、おめでとう。ただ、本当の勝負はこれからです。」
ということです。
教員の志望者が減ってきたと言われますが、それでも、彼らが臨む2次試験の倍率は、2倍から5倍で、まだまだ本採用への道は「狭き門」なのです。
「そこで、今後やるべきことを順に示します。
① 面接カードを作成する。
② 論文を書く。最低5本以上。
③ 模擬授業の準備をする。」
と話し、それぞれの具体的な注意点を説明しました。
すでに4人の参加者が「面接カード」を作成して持参していましたので、彼らには残ってもらい、早速1回目の「面接練習」を行いました。
10名の若者の「全員合格」を目指して、全力でサポートしていきます!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。