どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
前節、今季初の3連勝を飾り、順位も昇格プレーオフ圏内の6位と絶好調の状態で臨んだはずの、7月30日㈯、アウエー琉球戦でしたが、結果は0-2とロアッソ熊本の完敗に終わってしまいました。
今日はこの試合を振り返ります。
まずは、ロアッソの先発メンバーです。
GK 佐藤
DF 黒木、菅田、イヨハ
MF 三島、河原、藤田
FW 杉山、高橋、竹本、坂本
前節から、伊東→竹本という変更はあっていますが、その他の顔触れは、ほぼ「不動のメンバー」となっています。
対する琉球は、4-4-2の布陣。注目選手は、7月にチームに加わったFWサダムスレイ選手、ガーナ国籍の25歳、身長191cm、体重88kgと体格に恵まれた高さのあるセンターフォワードです。
試合は、立ち上がりから琉球のペースで進んでいきます。
そんな前半36分、琉球の先制ゴールがうまれます。
GKからのロングフィードをヘディングですらしたのは、注目選手にあげたFWサダムスレイ。このボールにもう一人のFWである阿部が走り込み、ワンタッチでループシュートを放つと、ボールはロアッソGK佐藤の頭上を越えて、ゴールに吸い込まれました。
このまま前半は琉球の1-0リードで終了。
ロアッソべンチが、ハーフタイムに動きます。竹本→田辺というカードを切り、後半からの反撃に望みを託します。
しかし、その望みもむなしく、後半の立ちあがり3分、琉球の追加点がうまれます。
ロアッソの菅田から杉山へのパスをインターセプトしたのは、琉球のMF中野。そのまま左サイドをドリブルで持ち上がり、中央へクロス。これを待ち受けていたのは、長身FWのサダムスレイでした。見事なヘディングシュートを放ち、これがゴールとなって、琉球の追加点となりました。
ロアッソも、後半12分に坂本、藤田→ターレス、阿部。後半34分に高橋→伊東という交代カードを切って、反撃を試みますが、ついに琉球からゴールを奪うことが出来ずに0-2の完敗。
前半戦での対戦に続いて、琉球に0-2と完敗する結果となりました。
今シーズンのロアッソの敗戦には、一つの特徴があると私は考えています。
それは、「ボール保持率が高い試合の方が、敗戦率が高い。」という点です。
「ボール保持」にも「相手を崩すことにつながる『良いボール保持』」と「相手にボールを持たされている『悪いボール保持』」があると私は思っています。
この琉球戦では、まさに「悪いボール保持」の状態が多かったようにみえました。
もう一つの敗因は、前節・金沢戦では再三みられていた「3人目の動き」、「ダブルワンツー」など複数人で崩すシーンが少なく、相手のDFラインの裏を有効につけなかったという点です。
これらの課題を修正し、次節・ホームでの栃木戦では再び勝利し、サポーターにカモンロッソを届けてくれることを信じましょう!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。