YouTuber校長日記

YouTuber校長として、サッカー解説者として日々の生活の中で感じたことや本を読んで学んだことなどを書きます!

LGBTQ+ユースカンファレンスに参加して… 新たな学び①

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。それと、あと一つ「LGBT教育アドバイザー」としても活動しています。

昨日のブログでは、「LGBTQ+ユースカンファレンス」に参加する前に、両国界隈を観光した様子をお話ししました。

今日は、その続きです。

会場のある「両国第一ホテル」に着いたのは、打合せ予定時刻の11時半の10分くらい前。会場の3階に行ってみると、ちょうど「スタッフミーテイング」の最中でした。

私より少し前に到着していた日高先生と二人で、「スタッフミーテイング」の様子をしばらく見守ることに…

そこで、印象的だったのは、「スタッフで共通理解しておくこと」として示された次の2点でした。

① 様々な発表の内容が自らの過去の経験と重なり、「トリガー(何かのきっかけ。元々の意味は「引きがね」)」となって、体調を崩す人が出る可能性があるので、そのような人がいたら、発表中でも会場の外に出られるように、常に会場の扉は解放しておくこと。

② 参加者の性を勝手に決めつけることが絶対にないようにすること。特に自分の決めつけで、安易に「くん」や「ちゃん」という呼称を使用しないように注意すること。

いずれもこれまでに参加した様々な研修会では、あまり意識したことのない「注意事項」であり、人権への配慮という意味で勉強になりました。

また、②の点を補償するために、参加者全員に受付で首掛け式の名札ケースと紙が配られ、その紙に「自分をこう呼んで欲しいという『呼び名』を書いて、名札ケースに入れ、常時着用してください。」という案内がされていました。

私も、紙に「南」と書き、名札ケースに入れて着用。

その後、「メインセッション①」で登壇する4人での打ち合わせです。

モデレーターとして、セッションのリード役を務めるのは、宝塚大学の日高教授。それに、発表者として朝日新聞社EduA編集長の山下知子さん、福岡県の中学校で養護教諭をされている角沖悠花さん、それに私の4人が登壇することになっています。

まずは、3人の発表者の発表内容を簡単に紹介しあい、3人の発表順を決めることに。

山下さんは、マスコミの一員としてLGBTQ+のことを取材し続けてきて感じる、この10年間の社会の変化。角沖さんは、現在勤務されている中学校での制服の変更等の様々な取り組み。私の内容は、自らのLGBT教育との出会いとその後の活動です。

3人の発表の前に、日高教授の「基調提案」がありますので、それを受けて、社会の変化、現場の実情という流れが良いだろうということになり、発表順は、山下さん→角沖さん→私ということになりました。

打合せで話題になったことの一つに「学校現場では『女子生徒のスラックス着用可(女子スラ導入)』等を中心に『T(トランスジェンダー性自認)』への対応だけになっていて、『LGB(性的指向)』への対応が忘れ去られていないか?」という点がありました。

確かに、私自身も学校現場にいて、そのような傾向は感じています。

そこで、私の発表の最後に、そのような問題提起を入れるようにしていましたので、私が最後に発表することになりました。

セッションでは、3人の発表の後に30分ほどの「自由討議」の時間があります。

そこでは、「どのような討議をし、最後に、参加者の皆さんにどのような明るい展望を与えられるか」ということが次のテーマです。

これについては、なかなか意見がまとまりません。

はっきりとした答えが出ない間に、手話通訳との打合せ、マスコミからの取材などが途中に入り、打合せは時間切れに…

方向性だけを決めて、本番に臨むことになりました。

この続きは、明日のブログでお話ししますね。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。