どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
昨日(9月4日)行われたJ2リーグ第34節・ロアッソ熊本対大宮アルディージャの一戦は、後半に熊本のエースFW高橋が貴重なゴールを奪い、1-0でロアッソ熊本が勝利し、プレーオフ圏内の5位をキープしました!
今日は、この一戦を振り返ります。
ロアッソ熊本の先発メンバーは、
GK 佐藤
DF 黒木、菅田、イヨハ
MF 三島、河原、上村
FW 杉山、高橋、竹本、坂本
左FWが伊東から坂本に変わり、出場停止明けの田辺はベンチスタートとなりました。坂本は、第29節の琉球戦以来、5試合ぶりの先発復帰です。
対する大宮アルディージャは、4-4-2の布陣。順位は20位と低迷していますが、シーズン途中に原博実さんがGMに就任。相馬直樹さんを新監督に迎えてからは、チーム状態は上向きです。
試合開始から、ペースを握ったのは大宮アルディージャでした。ロアッソ熊本陣内で激しい前線からのプレスをかけ、再三、ロアッソのゴールに迫ります。
しかし、前半15分を過ぎたころからロアッソ熊本が相手DFラインの裏を狙うパスを有効に使い始め、試合は徐々にロアッソ熊本のペースに。
前半43分には、コーナーキックの流れから、黒木が強烈なシュートを放つも、これはGKの正面をつき、大宮のGKが大きくボールを前方に弾きます。そのボールを拾って、さらに波状攻撃をしかけたロアッソ熊本。最後は、竹本の前線への浮き球のパスに高橋が右足で合わせて決定機を迎えますが、このシュートは大宮のGK志村が必死に右手でかきだして、先制ゴールとはなりません。
前半は、0-0で終了。
後半開始から、ロアッソ熊本は上村に替えて、出場停止明けの田辺をピッチに送ります。
後半も前半と同様に、序盤は大宮アルディージャが試合の主導権を握ります。
しかし、徐々に熊本もペースを取り戻し、お互いにゴールに迫りあってシュートを放つ一進一退の攻防が続きます。
そんな後半35分、ついにロアッソ熊本が均衡を破るゴールを奪いました。
右サイドでボールを受けたFW杉山が中央の坂本にパスを送ると、坂本はペナルティーエリア手前でドリブル。そのままシュートを放つかと思いきや、ゴール前に斜めに走り込んだFW高橋に冷静にスルーパス。これを高橋がワンタッチシュートで大宮のゴールに流し込み、値千金のゴールとなりました!
このまま、ロアッソ熊本がこの1点を守り切って、試合は終了。
前節の東京ヴェルディ戦に続いて、緊迫した試合に1-0で勝利し、勝ち点を54に伸ばして、5位をキープしました。
これで、勝ち点55で4位のヴェガルタ仙台に「勝ち点1差」と迫り、プレーオフをホームで戦える4位も射程圏内に入ってきました。
この試合のヒーローとなったFW高橋は、試合後に
「(自動昇格の)2位以内に入るチャンスはまだある。目の前の試合を勝ち続けていく。」
と語り、選手たちはさらに上を目指しています。
ホームで2試合連続の1-0での勝利。地力がついてきたことを証明したロアッソ熊本の今後の活躍に、さらに期待が膨らみます!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。